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2018年1月29日 (月)

2018-1-29 NHK プロフェッショナル

ドッグトレーナー中村信哉氏
 
傍観者からの虐待等の批判を受けながらも 咬傷事故歴がある犬の矯正訓練に専念されておられる様子がドキュメンタリーとして報じられた
 
独特の矯正は強制とつながり「やさしいあいご」からの視点からは当に「虐待」とも見られます
 
しかし 私はこういう考え方を全て否定するつもりはありません
 
それは 立派に矯正された結果 元の飼主の家庭犬として復帰できている実績を認めるからです
 
経験からの強制的な矯正方法はこのお方独自の信念に基付くものであろうと拝察いたします
 
元の飼主様との共生が成功していれば その矯正過程よりも 結果に価値があると感じます
 
批判は何時も簡単です
 
「殺処分ゼロ」「ノーキル」も叫ぶのは簡単です
 
「殺処分ゼロ」「ノーキル」実行の過程では ネグレクトを看過することで結果は不幸の蔓延であることとは 成果の違いは明らかです
 
 
 
私は 別の視点で危なさを感じました
 
 
 
災害時対策は おそらく何もされていないと見れることです
 
施設も堅牢であるようには見受けられず 震度4に耐えられそうには見えないところは不安を感じます
 
職員数からも犬の安全も 施設の破損等による逸走を防ぐことも無理だと見えます
10-20
の頭数ではないことも心配です
 
 
 
矯正に賭けておられる中村信哉氏ご自身は咬傷事故も日常のことであり 職業的リスクの内とされておられるのでしょう
 
しかし 訓練が不可能とされた犬たちと共に 訓練半ばの それも多数の犬が逸走した時 地域の人々に被害を及ぼすことにならないのか? 
 
過疎の地域のように見受けますが 立地条件は詳しくは分からなかった
 
 
 
他の容認し難いことは どの犬にも鑑札はなかった
 
散歩に出されるときの対応は 「絶対に逃がさない」お積りでしょうが 万一の対策としては甘いように見受けました
 
リードは軽く1
 
迷子札も鑑札も見当たらなかった
 
 
 
咬傷事故が頻繁に起きていれば絶対に感染症が起こらないとは言い切れないかもしれませんから 突然の体調不良が起こらないとは断言できないように感じます
 
 
 
後は どうしても訓練ができないと中村信哉氏ご自身が決定された犬たちのことです
 
「人を信じることができない犬たち」と言明されているように 逸走した場合には捕まることもなく 攻撃性が弱者に向けられることを心配します
 
 
 
生かされていることも犬たちの表情からはとても「幸」とは感じられず 中村信哉氏の心の安らぎのために生かされているように映るのです
 
仕方がないのか?
生きていることだけに価値があるのか
?
予防できる対人危害を防ぐ義務があるとして見るのか
?
               

 
単純に 訓練そのものを虐待とみることは 技術をもって更生させることができなかった人々の負け惜しみか 傍観者の上辺の 薄ぺらの「かわいそう」のようにも感じました

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