8/3 「ハチ」命日
動物救護活動をはじめたばかりの頃1973年 タローの散歩に出た夫が 連れて帰ってきた浮浪犬は
紀州のMIXでしたが 気性が荒くて 慣れるまでには手かが掛かりました
首の倍ほどもある大きな首輪は 垢が5㎜くらいこびり付いていてぬるぬるでした
身体全体も汚くて弱っていました
目つきも鋭く 苦難の日々を過ごしたであろうと思うといじらしくて 我が家に迎えてやりました
出血性腸炎と獣医師の先生に診断されて 治療に通うのにてこずったことを思い出します
犬も辛かったからでしょうが やたらに咬みついてきました
半年くらい通院してようやく治癒した頃には 見違えるほどに美しく 少なくとも私には咬みつくことはしなくなっていました
我が家で迎えた8番目の犬だったので「ハチ」となずけました
純血種の紀州かとよく尋ねられましたし 譲ってほしいとも乞われたのですが 私以外の人間にはまだ警戒心があり すべてお断りして 我が家で穏やかに過ごさせていました
抱かれてしんなりとするまでになっていましたが 「終わりよければすべてよし」と言うところで
病気のために捨てられたのであろうと推測しましたが 彼なりに満足してくれたと思っています
ビフォーアフター のモデルのような変身でした
目つきの変化には驚かされました
尖った目つきが優しい眼差しになり 甘えることも覚えました
どの犬も猫も 数々の思い出がありますが 「ハチ」も忘れ難い犬でした
今も我が家の壁で往時の姿を誇っています
「ハチ」安らかに ありがとう💐
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