行政機関の動物引き取りについて
2017-2-6 まつだコメント
川村 幸治先生 再び 「動物引き取りについて」の問題提起を頂きありがとうございました
先生のTLではひと悶着起こりそうですから 私のホームで述べさせていただきます
「殺処分ゼロ」は数字の問題と 私は予てから表明させて頂いています
いくつかの行政機関で「殺処分ゼロ」と誇らしげに語って(正しくは騙って? )おられますが 当該自治体行政管轄内の隅々まで「不幸な動物がいなくなって殺処分ゼロ」になったのではありませんね
行政機関に県民市民を欺くともいえる行為 こうさせているのは過激になった 一部の動物愛護活動家と それに乗じた政治家や一部の専門家 法律関係者が 目先の「優しそうな印象の定着」に固執されるからだと思います
行政機関は普通には「ことなかれ」に甘んじてしまいます
それは 任期が2~3年 長くて5年 と言うところにも原因があるでしょう
任期中に改革に手を染めて 万一改善に至らず 状況が後退した場合には責任追及をされかねません
わざわざ「動物福祉」の専門知識を学ばなくても 何もしないで前任者に追随していれば いやな職場から解放されて 「動物あいご」から遠ざかれます
まつだに対してのネット対応を見ていても 時代の状況や 「安楽死処置」(安楽殺処置)をせざるを得なかった時代の状況も考慮されず 真実を知ろうとはしないで 今なお動物を殺し続けているかのようなコメントをして 騙してまでも誹謗中傷を楽しんでいます
これらを見ていると 静かにしていることが安全であると心得ることはやむを得ないでしょう
行政機関であれば 「あいご」に同調することで 非難を避けられる
行政機関としてのなすべき基本を保たれると 「殺処分」しかしないかのような誹謗が流される
「TOKYOZEROキャンペーン」などは 動物を利用された「やさしさの印象作り」の典型的な例だと感じます
知識の少ない国民の動物大好き精神に目をつけられたことはさすがと言えます
政治家も巻き込み うわべの愛護を定着させようとされているようで 「動物福祉」の後退に拍車をかけておられると感じています
以前にも書きましたが 近年は動物関連業種が増えていますし 従事者も阪神・淡路大震災以前とは比較にならない人数です
これらのことにも考慮しながら「動物福祉」が検討されなければならないのでしょう
人と動物の共生を認めるのであれば 虐待やネグレクトも 遺棄も 不幸な動物の存在もなくなりません
これは世界の状況を見ても断言できますから 「TOKYOZEROキャンペーン」のテーマは 動物あいごに関心を寄せる国民を欺くものであると言えます
人にも動物にも「あいご」から「福祉」への脱皮が必要な時代であることを認めなければならないでしょう
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