2016-12-7 動物福祉の歴史の一部
F.S様 2014年11月28日 ·
https://www.facebook.com/sa.fujiwara.3?fref=ufi&pnref=story
のTLからの 続きです
長文となり ご迷惑だといけないので 此処に掲載しました
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2016-12-7 まつだコメント
撲殺の前には 犬舎の床に水を流して 電流を流すと言う「電殺」もありました
ほとんどの行政機関の犬の収容所はコンクリートの立方体で窓も空調もないのが一般的でした
その前には 郊外の野の中に掘っ建て小屋があり 大型小型 成犬幼犬 雑居で放り込まれていましたから当然起こるべき共食いがありました
私が初めて動物にたいする行動を何かしなければと思い立った頃です
その頃 既に在留外国人を中心に行政に対する交渉を始めている人々がいましたから その方々に学んだことが沢山ありました
現在と違い組織的にまとまった団体としては 「動物愛護協会」と 在留外国人や上流社会の著名な方々を中心に動物福祉を訴えて行動するために分派した「動物福祉協会」くらいでした
東大の実験動物たちの処遇改善を訴え専従職員を送り込んで飼育管理の改善を図りました
行政機関から「残忍に殺処分」されるのであれば せめて「安楽死処置」(安楽殺処置)をと訴えて 行政機関から「安楽死処置」(安楽殺処置)をさせるために引き取りをしていました
団体運営のシェルターは兵庫県にありましたが 当時大阪府は劣悪保管が度々問題とされていたため大阪府民からの引き取り依頼は最も多数でした
日本中から送り込まれる動物 兵庫県下の保健所から引き取る動物で最多で年間12,000匹を超すこともありました
幸せに天寿を全うさせてやれる頭数ではないことは誰にでもわかることです
「殺処分」はいけないというのであれば 自らがシェルター建設をして 「安楽死処置」(安楽殺処置)をさせなくても引取要請にこたえられると実績を見せたらよかったのです
過去も現在も 口とペンだけで正当な批判ではなく 誹謗中傷活動をすることは「無知」か「狡い輩」に多く見られます
私も保健所の実態をあまり知らなかったころには「保健所」はひどいと思いました
確かに 改善の努力はほとんどうかがえなかったものの 救護活動の経験をするほどに 実態を知り 飼主のレベルの低さと国にも国民の多くにも動物対策を検討しようとする基本姿勢がない したがって末端の「保健所」でやる気など持てそうにはないこともうなずけました
依頼される動物全てを引き取れるシェルターとして機能する施設は国内では当時は此処だけと言ってよい状況でしたが 誹謗中傷する輩はそのことを知りつつ 何らの対策も示さずに悪意に踊っていました
その活動が 殺しが趣味のように印象つけられた例の週刊誌につながってゆきます
週刊誌に垂れ込んだ輩は当時はさほどに富裕ではなかったようですから 自ら自前で動物救護活動をすることはなく 立ち上げようとしていた団体に会員を増やすための工作と推定できる行為の一環であり 既成の団体つぶしを狙ったというのが多くの見方でした
とにかくいかにしたら悪感情を植え付けられるのかということに専念していたと感じました
故に動物を救うための実活動はほとんどすることはなく 口とペンで時には嘘まで交えてメディアにうりこみ大衆に広報していました
メディアも売れる読み物つくりに熱心でした
今日 マツダはまだ殺したりないのかという人々が当時に生きていたら案外見て見ぬふりをしたのかもしれません
現在のような携帯電話もなく ネットの情報把握もできない時代ですから 自らが現場へ出向いて 目で見て 手に触れて 心に感じて PCはもちろんワープロもない時代でしたから手書きで原稿を書いて ガリ版印刷をして行政機関に訴え 市民に広報しました
自らの心身も懐をも痛めないで活動を続けることはできない程度に過酷な日々でしたが当時に苦難を耐えた人々がいたから 今日があるのだと自負しています
事実を確かめないで暴言を楽しむ輩はそれが生き甲斐なのでしょうから仕方がないのかもしれません
当時は大阪府のある地方の川辺には 皮を剥いで橋の下につるされていた犬たち(複数です)が普通に目につくことがありました
そういう時代を経て今日があります
歴史を学び 事実を確認することは 自らの成長のためにも大切です
先ほど報道されていた真珠湾を語り継ぐ当時の兵士のお方の言葉が印象的でした
米国兵も日本兵も国の命令に従ったこと 個人の憎しみを未来につなげず 自分の考えをしっかりと持つことで判断力を育て 過去のような負の遺産を残さないように という意味のことを語っておられました
ネット情報に踊らされることなく 真実を知ることに努めて 自らの価値観を改めて確認し 未来へつなげていただきたいと思います
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コメント
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今のルーマニアやクロアチアなど、東欧の中でも貧しい国は、野犬が大変多く、公衆衛生政策も追いついていない状態です。
そのために狂犬病が比較的多い地域です。
一部のドイツやオランダなどの動物愛護団体は、それらの国で犬のTNR活動をしています。
しかしその活動は例外てきなもので、ごく一部で小規模にとどまっています。
その活動を「ヨーロッパでは野良犬コントロールのメジャーな方法」という、偏向情報を拡散している向きがあります。
それが「ヨーロッパでは常識」と誤情報が日本で定着すれば、例えば問題いなっている山口県の野犬でも、「TNRすべき」という世論が形成されることを危惧します。
ルーマニアでは、日本ルーマニア交流協会の在ルーマニア日本人が、野犬の群れに襲われて死亡しました。
遺族の意向で大きくは報道されていません。
真実は、ルーマニア、クロアチアなどでは、狂犬病対策として犬をひとところに集めて撲殺などしています。
投稿: さんかくたまご | 2016年12月 8日 (木) 13時42分
2016-12-8まつだコメント返信
さんかくたまご様コメントありがとうございました
大衆に対して誤報を流すことは 第二次大戦の日本国の「大本営」のようですね
意図して国民の意識操作をするとは オカルト宗教のようで怖いと感じます
情報は真実を知らなければ 反対 賛成を問わず より良い判断ができません
誤報を押し付けるということは 対する人々を軽視していることだと思います
この程度の情報をやっておけば 喜ぶであろうと
その結果自分たちの欲する活動がやりやすくなると
「しっかりしてくださいよ」
動物愛護に関わる皆さん 侮られていることに気が付いてくださいよ!!
投稿: | 2016年12月 8日 (木) 22時14分