2016-8-26アニマルメリーランド Ⅱ
フェイスブックまつだ返信コメントから
K様コメント
【ネグレクトも虐待だという認識も知識もなかったのでしょうかね。
知人がこの団体に寄付をした時、領収証がなかった、まともなお礼の言葉もなかった、と言っていたのを思い出しました。
抱えきれるだけしかお世話のできなかった私たちは、ずいぶん誹謗中傷されましたが、このような団体は、結局は社会が作り出していると思うんです。
きっとここの団体の人たちも、本当は辛かったんじゃないか、と。
でも、助けないと誹謗中傷されたりして、社会が許してくれないような、そんな投稿がSNS に溢れていますね】
K様コメントありがとうございました
この団体は
【助けないと誹謗中傷されたりして、社会が許してくれないような、】
というよりも もっと積極的に「良いことをしている」という自信過剰が災いのもとをなしていたように感じられました
支持者も「動物を助けている」という強い共感に支えられていた時期があったでしょう
おそらくは「思いつきあいご」に始まって 団体全体は「動物福祉」など関心はなく 一匹でも多く救いたいが高じたのでしょう
「殺すよりは良い」この言葉の延長戦に「ノーキル」「殺処分ゼロ」があり なぜ殺されなければならない動物が「生産」され続けるのかという問題は黙視して 原因究明を避けて 心地よい言葉が「募金」を生むことになり それに乗じて「動物福祉」へ舵が切れなくなったのではないかと感じられます
余剰動物に触れずに「ノーキル」「殺処分ゼロ」が唱えられるには 余計なことには知らない顔で社会を欺くことが それなりの利点を得られることを知ってしまった人々の「欲」に毒されたと思うのです
『CCクロ』は譲渡頭数が少ないとたたかれましたね
活動を後継してくださった若い皆さんも お心にご負担がのしかかったであろうと思いますが しっかりと「動物福祉」の理念を受け継いで下さったことは 私が誇れる後輩たちであり 今も感謝の気持ちで一杯でございます
途中で 外野からの嫌がらせが高じて 行政機関神戸市が骨抜きになり 行政機関自らが不適正管理 譲渡に落ちぶれた時期がありましたが 『CCクロ』の体制は崩されず しっかりと耐えてくださったことは立派であったと思います
偏に現場で『CCクロ』のガードに努めてくださった皆様のおかげです
今も努力してくださっておられる皆様に改めて心から感謝いたします
「ノーキル」不適正譲渡 不適正管理でも殺すなという 世論に負けて 姫路の行政機関は 行政獣医師が「民間へ譲渡」という解決策におぼれて 稚拙なあいご団体に「余剰動物を捨てられた」 のだと感じています
行政獣医師としての誇りを捨てて 信念を保てなかった挫折が招いた結果でもあると見ました
厳しい批判であることは承知ですが この行政獣医師のお方はご就任当初はとても真面なお方と感じられ期待していましたが 「ノーキル」の嵐はお辛かったのでしょう
「動物福祉」など関心もないのかと感じられますが 姫路市の上層部がどのように動物行政の方針を立てておられたのか? 今後もどのように基本方針を立てられるのか?
首長様のお考え次第で 社会はよくも悪くもなります
地方自治体の信念は世情次第で崩されることは多々あると現状が物語っています
その意味も込めてあえて厳しい批判をさせていただいています
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この度はフェイスブックのマツダの記事について たくさんの方々が賛同してくださっています
識者の方々もご覧くださっています
2016-8-25in8-23毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160823/ddn/041/040/007000c
【日本獣医生命科学大の水越美奈准教授(人と動物の関係学)は「動物を守る気持ちがあっても、結果的に世話ができなければネグレクト」と指摘する。】
コメントを求められて応えておらけれる水越美奈先生に対して
【新聞に出た後、なんと愛護団体や獣医師の先生からいくつかお叱りを受けました。】
とのことです
このコメントのどこに難癖をつけられるのかそのことが不思議です
今の日本の「ノーキル」「殺処分ゼロ」主張に明け暮れている団体や個人と一部学識経験者(実活動のご経験は??) におかれては基本的な「動物福祉」には触れられたくない 「動物福祉」にシフトされることは困る人々ではないかと推察します
水越美奈先生はどこからどのようなお叱りであったのか公開されていませんが できることであれば詳細を明らかにしていただきたいとも思いましたが 現役であられる先生には無理なお願いであろうとは思います
これだけのコメントにいちいち異論か不服を唱える方々であれば 仕事の妨害をされかねませんから この際は低俗な人々のお名前は求めないことに致します
水越美奈先生は日本の「動物福祉」についてその発展に向かうことに重きを置かれているお方ですから ご発言には敏感なのでしょう
それだけ存在価値がおありになられることの証明でもあります
「動物福祉」を向上させることは 人材の確保から インフラの整備 動物飼育管理についてはそれなりに経費が掛かることを覚悟しなければなりません
そのことは 敵対する人々には何らかの利益に反するのかもしれません
業者とのかかわりからか ボランティアの確保とか インフラの整備となればそれなりに経費がかさみますから 行政機関も業者も 多くの動物あいごの活動家も現状維持にしておきたいのが本音かもしれません
このままの 「動物あいご」で「かわいい」「だいすき」ですますことは 「募金」にも都合がよいことでしょう
「かわいいこのこたちの命を救うために」と言いさえすれば 募金の大義名分には通りますから
今回のアニマルメリーランド崩壊に対して これだけ皆様のご関心が示されたことは 「動物福祉」についてのご関心もしっかりとあることを証明していると思います
不適正多頭数飼育の批判や 「なんとなく動物愛護活動」に対して言いたくても言える場がないことや 個人的に発言することは誹謗中傷の対象にされることがあるかもしれません
現役であられたり 気弱な方々であれば 「ノーキル」「殺処分ゼロ」に再考を求める発言をされることは勇気がいることかと感じます
こうして この度は多くの方々がネグレクト 虐待の防止に深いご関心を示されているのですから 国家も 行政機関とされても「終生飼育」「『動物が命あるものである』『人と動物の共生に配慮』」の言葉の意味を再検討していただきたいと思います
この言葉の意味は 「命さえあればQOLは問わない」と言うつもりでは無いでしよう
人にも動物にも「尊厳死」について考えなければならない時期であると痛感いたします
文責 松田早苗
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コメント
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余剰動物に触れずに「ノーキル」「殺処分ゼロ」が唱えられるには 余計なことには知らない顔で社会を欺くことが それなりの利点を得られることを知ってしまった人々の「欲」に毒されたと思うのです。
「それなりの利点」はあるのは間違いないです。
その利点(利権)を守るために、社会の公器であるべきマスメディアが「嘘報道」を繰り返し背信行為を行っているというのが日本の現状です。
余剰動物の発生の構造問題を棚上げして、目先「ノーキル・レスキュー」を行ったとしても、対症療法で何の解決にもなりません。
なお、ドイツではティアハイムは一定数殺処分を行っていますし、引き取る動物を選別しています。
ティアハイムが引き取らなかった動物は野犬化野良猫化し、ハンターが射殺し、事実上殺処分を行っています。
猫40万、犬6万5千とされています。
警察官が路上で射殺する動物は、連邦警察統計で9000前後で推移しています。
またティアハイムが譲渡する犬は5万頭程度です。
ドイツの犬入手シェアの1割程度です。
日本の保健所保護施設による譲渡と割合は変わりません。
またティアハイムは、近年は倒産廃業が激増しています。
そのような事実に触れずに「ノーキルのティアハイムのシステムを導入せよ」とのメディアの報道はあまりにも無責任、というか利権がらみでしょう。
残念ながら、ティアハイムのビジネスモデルは破綻しつつあります。
今年に入ってからは、毎月のように倒産、廃業のティアハイムがあります。
この件については、記事にまとめます。
マスコミで報道しているところは皆無です。
まるでティアハイムがあるドイツが、動物愛護のパラダイスのような書き方です。
投稿: | 2016年8月27日 (土) 08時35分