2015-10-27ドッコイさんの様子
転居以来まだなじめていないのかやたらに「帰りたい」「何時頃帰れるかなー」と言います
「本当の理由(神戸の家には帰れないよ)」は言えないので 「私の健康状態が芳しくないから我慢してね」と話しています
「そうかあんたも歳だからね 仕方がないね で 何時頃帰れるの?」
「今日は帰れると聞いたから 衣類まとめて準備してるけど」と
見ると3-4点の衣類が椅子の上に畳んでおいてあるのです
いじらしくて心中「ごめん」と言いながらも「私の健康状態が芳しくないから我慢してね」と繰り返し話します
そんなドッコイさん 最近は救急車のお世話になったりで出たり入ったりが忙しいのですが 救急病院で点滴の後の止血帯を見て けがをして病院に来ていると思ったらしく 「これのためにここにいるの?」
と聞きます
「大丈夫 念のためだから」と話しますが 5秒後には繰り返しです
ホームの方が大事を取っての救急車要請だったようですが その時は確実に近付いているのでしょう
1日置きに見舞っていますがこれが最後になるのかもしれないなと思いながら別れます
いつもフロアーのドアのところまで私を見送ってくれます
「気を付けて帰りなよ」と言います
転居先の自動車NOプレート変更手続きでドッコイさんの生年月日を希望番号に指定しましたら
「この番号で指定されたのは初めてです」と係員の方が言われていました
ごろ合わせでも縁起担ぎでもないNOで理由がわからなくて不思議だったのでしょう
「夫の生年月日です」と申しましたら「ほー そんな人は初めてです」だって
番号は指定できても ひらかなの部分は指定できないのに 偶然にも「さ」だったので そのことも説明すると係員の方がにっこりとされていました
自室の窓から駐車している車を見て ドッコイさんはいち早く番号に気が付いたらしく 「僕の誕生日だね」とちょっぴり嬉しそうでした
人生の末路に精いっぱいの感謝のつもりで車のNOを変えてみました
ドッコイさんに伝わったことがちょっぴり満足です
何時かは迎えるその時 次は自分の番も遠くはないのでしょうが 変化に富んだユニークな人生であったと思っています
全ての事柄に感謝を忘れずに 残りの人生を静かに過ごせたらと思うこの頃ですが 引っ越しの荷物がまだ片付かないのです
もう一度捨てる物を仕分けしなければならないのが大変です
【成るようになる 成るようにしかならない–S,Ma】
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