2015-4-3 さんかくたまご様返信

さんかくたまご様コメントありがとうございました

【ただし、日本の獣医師に比べて意識調査でアメリカのやイギリスの獣医師の方がペットの安楽死に対しては寛容であるとの環境省の意識調査があります。】

このことは少し世界のことを学ばれた方であればよく知られていますね

約４０年近く前のこと　ある開業獣医師の先生にアメリカ人が本国に帰られるとき　飼育していた犬の「安楽死処置」(安楽殺処置)を頼まれたそうです
その先生は驚いて　説教をされたそうです
アメリカ人いわく「自分が最も適切な飼主であり　誰よりもその犬を愛し　犬も自分を信じ愛してくれていたと自負しているので　他人には絶対に譲りたくない　だから「安楽死処置」(安楽殺処置)を希望している」とこたえられたそうです

それでもその時には断られたそうです
結果がどうなったのかは知り得ません

その先生も　年と共に殺処分の全面否定はされなくなられましたが　お若さもあって当時は「とんでもないこと」とお感じになられそうです

ある獣医師の先生が話してくださいましたが　日本では「安楽死処置」(安楽殺処置)についての本格的な教育はされていないそうですから　殺処分についての関心もないのではないでしようか?

動物を愛するがゆえに　死を見届けたいと思う気持ちはそれなりに尊いことだと思います
私はその考えで　「安楽死処置」(安楽殺処置)を是認できました

活動の初期は経験が浅く　動物愛好家に不適切飼育をする人はいないと　のんきな考えでしたから　幸せにしたいと思い譲渡したものの　結果はみじめだったことは数えきれませんでした
そのようなときは　動物に申し訳なく辛い思いをしたものです

経験を積むに従い動物愛好家と自称する人々が動物に対する「敵」となることが多いと学びました

幸い「安楽死処置」(安楽殺処置)に協力していただける獣医師先生もおられて　私の活動を助けて頂きました

当時も「安楽死処置」(安楽殺処置)をしてくださる獣医師に対しては匿名で誹謗する輩が多く　信念に基付く獣医師としての役割をはたしてくださっていました先生方には　今も感謝の気持ちで一杯でございます

獣医科が６年生大学となっても　教える側の先生がどのような基本姿勢で動物福祉を考え教えようとされるのか　そのことで育つ学生の判断力が変わると感じます

東京ゼロ発信に賛同されると言う事は　殺処分否定であろうと感じます
学生に何を学ばせたいのか　どのような獣医師となってほしいのか　聞いてみたいと思うのです

１５年間も主治医を務めながら　老々介護となられた飼主様の「安楽死処置」(安楽殺処置)の要請を断り　行政機関へ渡せと告げられた冷酷な獣医師がいました

管理センターの窓口では　複数回それに近い訴えを聞きました
その場で　心ある獣医師にお願いして「安楽死処置」(安楽殺処置)をされますようにと話しかけますと　多くの場合に従ってくださり　動物病院へお連れして　安らかな死に接して喜ばれていました

モンスター飼主が多くなった状況で　近年の獣医師のお仕事は一層大変だと感じますが　心から動物をいとしいと思ってくださるのであれば　獣医師としての技術で　動物に安らかな死を迎えさせてやって頂きたいですね　

そのことで飼主様も救われるのです

「安楽死処置」(安楽殺処置)を毛嫌いで無くしようとされることは決して動物に対する深い思いやりからではなく　世間体か　【自己愛型動物愛護-S,Ma】によるものであると言わせて頂きます