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2014年11月22日 (土)

2014-11-21「南極物語」に思うこと

昭和を築いた人々が次々と永遠の旅立ちをされる
 
わが身にもその時期が遠からずなのだと感じるこの頃

高倉健さんの追悼番組が放映されている
 
今日は「南極物語」であった
 
途中で見ていられなくて番組を変えたがやはり気になって終いまで観た

健さんのセリフで「殺して帰れば良かったと思ったが 殺さないでよかった 誰も命を奪う権利はない」と言っていたことが印象に残る

「命を奪う」ということばの意味は解釈でいろいろと異なると思う

 
係留して放置すればやがては餓死か凍死することは想定できること
 
ならば死んでも仕方がないとの判断でなければできない行為だと感じる

「誰も命を奪う権利はない」ということは 状況としての結果 無残に死なせたことについての逃避のように感じる

人間の想定外に逃げることができたから 必死の生きようとする戦いの中で死んだ
 
だから美化されるのか?

どれだけの恐怖と 空腹と 苦痛に耐えて苦しみぬいて死に至ったかは 全て美化されていいのであろうかと考えさせられた

犬たちの努力と 偶然が2頭を生かしたとも言える
 
殺さなかった人の手柄ではないと感じる

全てが死亡していたらこの映画は撮られてはいなかったかもしれないし 作者が言いたかったことの
 
「誰も命を奪う権利はない」と言う言葉もつかえなかったと思う

 
事実13頭は見捨てられた結果死亡したと言って過言ではないと思うからだ

過酷な状況で使役される犬たちの宿命ではあろうが 生きることはすべて宿命を背負わされていると感じる

どのような考えであっても 人間は自分を庇うことに努めたくなるのではないだろうか?

健さんのご冥福をお祈りいたします

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