飼主の為の獣医学と動物福祉情報様ご意見ありがとうございます
2014-10-19
飼主の為の獣医学と動物福祉情報さんがあなたの近況アップデートをシェアしました。
遺棄犬の引取:
読後感想:皆さん、どうして「繁殖者を探そう」としないのですか?特に大型犬は、マンションでは無理、制御不能な素人に飼育管理は困難です。遺棄する時に、保健所で血統書があるなら提出させて、繁殖者を探して引取りをさせるべき。これは、繁殖者が懲りて「繁殖+売買」抑止にもなります。引取不能で崩壊したら、法で処罰。愛玩動物の乱繁殖は、世間にご迷惑な行為です。(マットウな繁殖者達は、血統愛好家として水面下でレスキューしています)
· 飼主の為の獣医学と動物福祉情報 文末の「安楽死」を繰り返し松田さんが呼びかけておられますが、今の日本で「安楽死」を風潮にすると、現行の殺処分以上の「闇」が生まれるので、動物福祉の向上と倫理の再確立、獣医師会の制度改正などを経てからになるのじゃないかな?。。と管理人の推察。
松田コメント
飼主の為の獣医学と動物福祉情報様ご意見ありがとうございます
【どうして「繁殖者を探そう」としないのですか?】
血統書があればできるでしょうが 現実には飼主との折衝で理性的に 理論的に話せる人は少なく 不敵正飼育で放置するような飼主であれば 第一にその場から引き上げることが動物を救うことになります
動物病院の門をくぐったこともない飼主と話をされたことはおありでしょうか?
私が活動した範囲では 「動物病院の門をくぐったこともない飼主」がほとんどでした
そのような飼主に対して 如何にご機嫌を損なわずに 動物を手放していただけるのかが交渉の主流であり 説得して改善していただけるような場合であれば 当然そのような対応はしていました しかし 改善を約束しても実行さることは殆んどなく 動物に対する思いやりはありませんでした
【今の日本で「安楽死」を風潮にすると、現行の殺処分以上の「闇」が生まれるので、動物福祉の向上と倫理の再確立、獣医師会の制度改正などを経てからになるのじゃないかな?】
余剰動物と 飼主責任に基付く「安楽死処置」(安楽殺処置)は 遺棄の防止と不適正譲渡 と深くかかわっています
この問題は罰金が3万円だった当時から 何ら効果的な対策をされないままに経過しています
遺棄や虐待の罰則が強化されたものの 行政機関引取の拒否がより促進されています
そのしわ寄せは動物に降りかかり 猫は「地域ねこ」と称して遺棄されること ネグレクトや不適正多頭数飼育が軽視されすぎていると感じています
飼育中断をやむなくしているとき責任を果たそうとされる飼主と 不心得な飼主とが同一視されるような言葉の用い方にはご配慮を願いたいと存じます
しかし 飼主の手を離れる動物の置かれる状況は同じであり いかに動物の苦痛を軽減させてやれるかを真剣にお考えいただければ 軽率に「安楽死処置」(安楽殺処置)を提唱するものではないことに思い遣って頂きたいものです
[動物福祉の向上と倫理の再確立、獣医師会の制度改正など]
獣医師の方々は真剣に取り組んでくださっていたのでしょうか?
適正譲渡が困難であるとき 「安楽死処置」(安楽殺処置)のほかにどのよう対処方法があるのかご教示いただけるとありがたいと存じます
「今の日本で「安楽死」を風潮にする」
「現行の殺処分以上の「闇」が生まれるので」
「現行の殺処分」とは 行政機関での殺処分のことでしょうか?
「闇」とはどのようなことを意味しておられますか?
理解しにくい表現ですが 「安楽死処置」(安楽殺処置)は必ず獣医師がかかわられなければできないことです
「風潮」と言った表現では誤解を招きかねないと存じます
獣医師が深くかかわられます 繁殖と余剰動物の対策についてのご意見をお伺いできますとありがたいです
よろしくお願いいたします 松田早苗
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