ティアハイム熱烈ファンの皆様 どうかこの現実をしっかりとご覧下さい
· 2014-9-5inさんかくたまご様「少女が6匹の犬を川に投げ捨てる」独の状況
ティアハイム熱烈ファンの皆様 どうかこの現実をしっかりとご覧下さい
現実とはいつでも過酷なものです
その中で「愛」を見出し 育てることは 信念と決意と 知識に基づいた適切な判断力が必要なのです
【手の届く最高峰が理想 それを超えるものは空想-S,Ma】
【理想の実現には 知識と力と忍耐と理性と幸運が必要であります-S,Ma】
空想を求めて人も動物も苦しむことを あたかも「命の尊厳」であるかのように錯覚をして 「ノーキル」と叫んでいることが 近年の「動物あいご活動」だと思います
少なくとも 行政機関職員は 冷静であり 且つ賢くあって頂きたい
行政機関就職希望者自らが 積極的「殺処分ゼロ」「ノーキル」思想であれば 公務員になることは職場を選ばれるとき 選択肢として間違っています
行政機関と言えども 常に最新の情報に触れて 知識を更新して 恣意的判断ではなく 社会のためになる選択ができる人でなくてはならないでしょう
殺処分や飼育保管管理において人としての最善を尽くすことで 殺処分対象とならざるを得ない現状の動物たちに対して いかに苦痛の軽減ができるかを考察し努力されることが本当に求められていることではありませんか?
現状神戸市動物管理センター所長が 神戸市に就職された当時から 『CCクロ』活動が軌道に乗るまでの年月には20年以上はあったと思いますが その間の悲惨な保管状況に何らかの改革努力をされたことは無いでしょう
私は 神戸市動物管理センターの状況を初めて知った時から 改革を肝に銘じました
年月はかかりましたが
「タイルの床に水絨緞 何時かは無くすぞ惨き囚われ」と書き留めています
タイルの床をリノリュウムに替えていただき 床に直播される糞尿の混じった餌と水を 食器での給餌 給水設備へと替えていただきました
傷病 幼少動物の処遇についても ボランティア管理へと移行させていただき 及ばずながらも 暖房器具を設置していただきました
夜間保管施設も 無人管理となることによる危険防止策として「個室」保管にしていただきました
保管できる頭数としては少なくなりますが 熊本方式のような多頭数飼育では個体の安全やストレスについては無視しなければできないことです
歴代の行政獣医師でこのような状況改革を神戸市幹部に挙げた方はおられなかったと思います
漫然とした仕事をして 今更 「ノーキル」「殺処分ゼロ」と あたかも優しさの表し方のような態度は矛盾だらけです
「犬が殺してくれと言っている」とは思いませんが 「地獄のようなところで殺処分を待つ身になってくれと」言っているとは聞こえませんでしたか?
神戸市の課長のお席は ご都合の良いように自己主張ができるお立場ではありませんね
適切な知識をもとに動物福祉を推進するための自己主張なら歓迎ですが 劣悪多頭数飼育者にすがるような「動物哀誤」は行政獣医師としてはしてはならない行為です
いま一度 自らが辿られた行政獣医師としての仕事を振り返り 「適正譲渡」に立ち戻ってください
今からでもしないよりはましです
良心と獣医師としての自尊心がおありであれば 自戒と共に 新たな方針「動物福祉と適正譲渡」を学んでください
文責 松田早苗
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私の記事を紹介していただき、ありがとうございました。
ドイツにおける野良犬猫の現状は、次の記事で詳しく書きます。
ドイツでは、日常的に野良犬猫の類は、私的に残酷な方法で駆除されています。
ドイツ動物保護法では、所有者のない動物は保護の対象ではありません。
紹介していただいた記事で書きましたとおり、ティアハイムは、まず野良犬猫は引き取りません。
ティアハイムは、元飼い主から不要ペットを引き取る際の手数料(寄付金と称しています)と、それらのペットを販売する利益で成り立っています(純粋な寄付もありますが、主なる収益源は営利のペット販売です)。
ですから、販売の見込みがない犬猫はまず引き取りませんし、野良でしたらワクチンなど未接種でコストがかかります。
飼い主から不要ペットを引き取るときは、ワクチンは飼い主負担だからです。
なお、私のブログでは、ドイツに関する記述は、粗情報源はすべてドイツ国内のドイツ語のものです。
どうしてこれほど、ティアハイムに関して、誤った情報が日本で流布されているのか理解に苦しみます。
「東京ゼロキャンペーン」では、東京に「ドイツのようなティアハイムを設立する」としていますが、趣意書を見れば、全くドイツのティアハイムを誤解しています。
「東京ゼロキャンペーン」に対する問題点とともに、ドイツティアハイムについての、まとまった連載記事を近々書く予定です。
ドイツにも、2ちゃんねるのような掲示板がありますが、ティアハイムに関するものも多数あります。
「これだけカネをぼったくられた」「○ティアハイム(実名)は、金儲けが露骨」「手数料が不明瞭」など書かれています。
2ちゃんの「犬ボラ猫ボラで不愉快な思いをした人のスレ」と似たようなものです。
それと、ティアハイム、横領事件(Tierheim Unterschlagung)で検索すれば、かなりの数がヒットします。
日本で神格化されている、ベルリンティアハイムは、かつて女所長が横領事件を起こして、ブランド物などを買い込んで贅沢三昧していたのは、ドイツの動物愛護関係者のあいだでは周知の事実です。
ティアハイムに付けられている略語の、e.vは、日本語に訳せば「登記済み組合」が最も近いです。
Vereinは、日本で言えば、生協や信用組合といった組織形態が近いでしょう。
GmbH(株式会社)よりは、若干税制上の優遇はありますが、かなり営利性の強い組織形態です。
日本のNPO法人や、公益法人とはかなり異なります。
投稿: さんかくたまご | 2014年9月 6日 (土) 08時13分
さんかくたまご様
コメントありがとうございました
【「東京ゼロキャンペーン」に対する問題点とともに、ドイツティアハイムについての、まとまった連載記事を近々書く予定です。】
拝読できますことを期待しております
お恥ずかしいのですが 自分で情報を集める時間がなく 自力での新たな情報取得が困難となっています
何方の情報でも結構ですとはまいりませんので さんかくたまご様の情報に頼らせていただいています 今後共によい情報のご提供に ご尽力を賜りますようお願い申し上げます
9/8から再び 単身生活の親族の世話に出かけます
コメントをいただいて ご返事が遅れますが御免ください
お誕生日のお方にもメッセージが差し上げられませんがごめんください
誕生日よりも早いお祝いを嫌われる風習もあるようですから 遅まきながらとなりますが あしからず
高齢者の単身生活者 明日は我が身
身につまされますね
投稿: | 2014年9月 8日 (月) 01時03分
私はもちろん、ティアハイムのすべてを否定しているわけではありません。
EU統合までは、ドイツでは特に犬の繁殖の規制が厳しく、ペット犬の供給がコントロールされていました。
それまでは仔犬(新品)の価格も高く、安価な再譲渡犬(成犬、中古)を求める需要が高いために、ドイツのティアハイムのビジネスは成り立ちました。
ペットの再譲渡は、ドイツではうまくいっていたのは事実です。
しかしEU統合以降、安価な純血種の仔犬がいくらでも東ヨーロッパから輸入(違法合法問わず)されるようになり、安価な仔犬を求める顧客層は、それらの犬を求めるようになりました。
ですから、現在ドイツのティアハイムは、存続の危機に瀕しています。
最古最大の一角のティアハイム(シュツッゥトガルト)も経営破綻しました。
以前から、再販売できない動物の引取り(元野良や雑種、高齢ペット)は拒否していましたが。
状況は、時代とともに変わります。
日本のドイツティアハイム神話は、20年ぐらい昔であれば、一部は真実とも言えたでしょう。
しかし誤解が多すぎます。
ティアハイムは、ペット再譲渡の営利事業です。
不要ペット(元野良も含む)の終生飼育機関ではありません。
ドイツ人は合理的で(言い換えればケチ)、理のないことに対してお金は払いません。
その点、日本人の方が、はるかに情緒的で「ワンちゃ猫ちゃん可哀想~」、でお金を出す人が多いです。
ベンツのドイツ仕様のトップモデルでは、かつては運転席側の自動ドアミラーはオプションでした。
日本では、安価なファミリカーでも、運転席側の自動ドアミラーは標準です。
そのようなドイツ人の国民性で、単に「ワンちゃん猫ちゃん可哀想~」で純粋な寄付だけで、莫大なお金が集まりますか。
それと、私がブログで述べていることは、すべてドイツなどのその国の法律や国自治体のHP統計、マスメディアの記事など、必ず根拠を示しています。
投稿: さんかくたまご | 2014年9月 8日 (月) 10時38分
2014-9-13 さんかくたまご様返信
さんかくたまご様 ティアハイム情報の更新をしていただきありがとうございました
留守をしていましたので返信が遅れましたことごめんください
【その点、日本人の方が、はるかに情緒的で「ワンちゃ猫ちゃん可哀想~」、でお金を出す人が多いです。】
不用意に検証をされないままに 「かわいそう」「動物を助けてくれる人」だけで寄付が集まるというのも考えものだと思いますが それらの人の善意を悪用する下種な輩が「動物あいご」と名乗り私腹を肥やすことには怒りを覚えます
ドイツ人気質とあまりにも対照的な日本人で どちらにも 良い 悪い はあるでしょうが 賢明な「ケチ」は「愚かな気前良さ」よりも社会全体に与える影響としては いいことが多いように感じます
【不要ペット(元野良も含む)の終生飼育機関ではありません。】
私はかねてから施設での「終生飼養」には否定的な考えをもっています
よほど家庭的な雰囲気を満たしていて 人材も整えて 適切な「終生飼養」が可能であれば良いでしょうが 経費からも現実的ではありません
現状で国内のシェルターと称する施設で 「終生飼養」が容認できるところは皆無に近いと思います
「終生飼養」専門の 高額な営利シェルターを運営されるのであれば 需要としてはあるのかもしれないですね
【それと、私がブログで述べていることは、すべてドイツなどのその国の法律や国自治体のHP統計、マスメディアの記事など、必ず根拠を示しています。】
そのように信じられますので 頼りにさせていただき 拝読させていただいています
次回もまた期待して拝読させて頂きたいと存じます
よろしくお願いいたします
投稿: | 2014年9月13日 (土) 01時55分
「高額な営利の終生飼育シェルター」は、ヨーロッパでは少数ですがあるでしょう。
しかし高齢ペットや飼い主が飼えなくなったけれど安楽死するにはしのびないという需要です。
ドイツで不適正飼育で生まれた仔犬猫や、野良犬猫をすべてティアハイムが収容して終生飼育わけではありません。
野良猫の保護~譲渡、を行っている民間施設も、ごくごく例外的にドイツにはあります。
それらのことを「抜き書き」して、それが「すべてで」一般的なドイツの姿であるというプロパガンダにしてしまうのが、日本の愛誤の手口です。
投稿: さんかくたまご | 2014年9月13日 (土) 08時17分