7/7京都府センター緊急協議まとめ
2014-7-21in
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- 2014.07.19
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ブログをご覧のみなさまへ
緊急協議開催のお知らせ後、結果報告が遅れました事お詫び申し上げます。
協議の前、これは最終会議になるな。と思い、臨んだ会議でしたが
最後まで議論がかみ合う事はなく、終了致しました。
私たちがこのブログを立ち上げ、世間の皆様に「全ての命を尊ぶ会(代表 井上弥生)」
の真実を知って頂き、関わる動物たちの為、行政に判断を委ねました。
不衛生な環境で新鮮な食餌も水ももらえず、医療ケアも受けさせてもらえない
飼育放棄=ネグレクト状態にある犬猫を救出する為には、
井上代表にこれ以上動物を渡さない事と、現場であるシェルター件自宅から、
今いる犬猫たちを引き出さなければなりません。
生き物である、彼らの身体に一刻の猶予もありませんでした。
遅々として進まぬ行政処分だけでは、タイムリミットです。
この協議後、私たちは次の対策を急がねばなりませんでした。
ただし、これだけ注目を集めた行政判断とそのやりとりは、現在の動物愛護の実態、
未来の動物愛護に影響を及ぼすものと考えますので、詳細を記しておきます。
お一人お一人が、どう感じ、何を思うか?それは自由です。
動物愛護を語るならば、真剣にお考えください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
所長、府庁から担当課長、私とMさんが出席し緊急協議に入る。
まず、京都府の方針について最終確認を行う。
1、「全ての命を尊ぶ会(代表 井上弥生)」に対し、センターから
今後一切の収容犬の譲渡を行わない事。
⇒京都府として今後一切、譲渡は行わない事に相違ない
2、現在井上代表自宅兼シェルターに収容されている(飼養とはいえない)
センターから譲渡された犬の引き取りについて。
⇒府庁担当者に縁故ボランティアに里親になって頂くよう打診し、
了解を得た犬に関してのみ、井上代表を説得し、引き上げる。
* ここで私が事前に内々で聞いておりました話と大幅に変更。
私が聞いていたのは、遅々として進まぬ行政に苛立ちを感じていた頃、古い知人が
この件を知り、府庁の神村様に直談判をし、「京都府の出した犬は速やかに引き揚げます」という、
何度私たちがセンターの所長に提案しても却下されてきた、この案を即時回答させてくれたのだが、
今日聞いた言葉が「縁故のボランティアさんに里親になって頂いた犬を引き揚げる」に変わっていました。
ボランティアさんが断れば、永遠に引き揚げないという事です。
恐ろしい事に、縁故のボランティアさんに断る権限はないようです。なぜなら・・・
・ 「ご理解いただける方に声をかける」
・ 訳あり犬なので、一般の方には譲渡しない(出来ない)。
・ 殺処分は行わない。(殺処分ゼロに向けて努力したい)
・ 「里親希望者あり」というカードを見せなければ、井上代表の説得はできないから
絶対に里親になってもらい終生飼養してもらう。
これらの主張は、他の誰より「責任逃れ」をしているのは京都府行政であり、
動物の愛護及び管理に関する法律(法律第105号)に著しく反した行為とみなされる。
3、神戸市との連携は相手側から返事がないので不明
4、今後のシェルター運営に関しての見解は?
⇒これより先、行政から譲渡が行われないので、今いる数を減らす努力をする。
里親募集に努め、飼養頭数が減れば適正飼養が出来るだろう。
衛生面も含め、指導は続けていく。
5、里親募集すら出来ない猫たちについて
⇒センターから猫は譲渡していない。どこから集めたのか?どう対応するか未定。
(警察やボランティアさんの保護猫、地域のTNRに反対し連れ帰ったものが主である)
* 代表の井上氏は会の発足以来、無職無収入である。
貯蓄と微々たる支援金頼りの生活をしてきたが、現在はそれすら危うい状態。
生活保護の受給なり、就業するなりしないと日常生活が送れない人物相手に、
このままシェルター運営を任せるのは常識的に無理がある。多くの犬猫が残されている
現状からして、所有権を放棄させ、犬猫の救出を第一に対応願いたい。
もう1点、疑問の多いセンター収容犬の二次募集制度について質疑応答
1.センター所有の犬の譲渡に関する問い合わせ~譲渡までを、
問題の多い愛護団体が行う事の不信感と不快感について
⇒一般譲渡対象を決める一次審査に落ちた犬を、センターが広く譲渡を呼び掛ける事は出来ない。
しかし、一次審査に落ちたとはいえ、殺処分にはしのびない個体も多く、譲渡の可能性を残しておきたい。
その為の二次募集であり、団体はあくまで窓口としてウェブサイトに掲載して頂くだけなので問題ないと考える。
2.問い合わせの対応、譲渡の際の立ち会い、書類のとりかわしを団体が行い、
里親様へお届けする際、交通費として金銭の請求をしているが?
⇒金銭の授受については、関与していないので分からない。
3.二次募集の窓口業務は他の愛護団体や個人ボランティアでも出来るのでは?
⇒今後の検討課題とする。
4.団体の犬と交換したり不適切な譲渡になっている以上、二次募集制度を廃止するか、
センター独自で譲渡犬の注意喚起をしながら一般譲渡すべきなのでは?
⇒京都府のセンターとしては譲渡に3段階設定している。
第一に適性審査に合格した一般譲渡犬
第二に適性審査に落ち、殺処分対象となった犬を団体に情報提供し、ウェブサイトで
期限付き里親募集してもらう。譲渡契約書はあくまでセンターのものを使用する。
第三に期限切れとなった犬を殺処分回避の為、団体に譲渡する。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
殺処分対象犬を引き出す為に始めた団体委託。
最終的に団体委託があるから始めた二次募集。
団体ありきで始めたのだから、一方で不都合が生じたら、もう一方にも不都合ありと
みなすべきで、このシステムに対する不信感は増大する一方である。
私たちに寄せられたメールやコメントは、行政に対する厳しい意見も多く、
いくつかをお伝えさせて頂いた。中には、過去に「全ての命を尊ぶ会」に関わった方
からの内部情報もあり、貴重な資料となった事、深謝いたします。
「全ての命を尊ぶ会」シェルターの現状は、動愛法に著しく反した状態であり、
全ての犬において「狂犬病予防法違反」の状態である。
この事は、代表の井上氏自らも認め、視察に行った神戸市の担当者も京都府の担当者も
確認している。国民に対し「狂犬病予防」の遵守をうるさいくらい訴えている監督行政が、
「全ての命を尊ぶ会」いや「井上弥生」に対しては黙認しているのだ。
職務放棄と言われても弁解の余地はないだろう。
この一連の事件は、「殺処分反対」「ノーキル運動」の過熱により、一人の人間が自分の
許容範囲を超える動物保護を継続したが為に起こった「多頭飼育崩壊」である。
その結果、ネグレクト状態になりながらも認めず、単なる「アニマルホーダー」に陥ってしまった。
この負の連鎖の原因になったのが、環境省が提唱する「殺処分ゼロ」への異常な傾倒であり、
行政機関の安易な不適正譲渡によるものである。
未来の殺処分ゼロ社会実現には、様々な法整備や準備か必要であり、
それらが未整備な現在、目先だけの殺処分ゼロを進める事は、当の動物たちにとっても、
関わる人間にとっても不幸を招く可能性が極めて高い。
現実に起こるべくして起こった、この事件に当事者である「全ての命を尊ぶ会」代表の
井上氏も、殺処分対象犬を譲渡し続けた行政機関も、解決できないでいる。
殺処分ゼロが動物福祉ゼロにならぬよう、今一度「動物の愛護及び管理に関する法律」を
徹底し、定められた規約に基づいた対応で解決される事を望みます。
2014-7-21 S,Maコメント
松田 早苗 行政機関をここまで追い込んだ? 「殺処分ゼロ」「ノーキル」の提唱者ご一同様
よくぞやったと 乾杯されますか?
人は楽な仕事をしたがりますからね
真面目に正道を歩いても褒められなくて 楽をして手抜きをしたら褒められる 変な国になりましたね
動物に苦難を押し付けて なんで獣医師されていますか?
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