2014-7-25思い出の中のプライド
夕方 ドッコイさんのホームへお花を届けに行きました
3~4日置きくらいに小さな花瓶にお花を活けて3卓の各テーブルに飾らせていただいています
皆さん楽しみにしてくださり とても喜んでくださいます
邪魔にならないようにと5~6㎝の小さな花瓶を用意しています
何時もご機嫌斜めなところを見かけます男性がカメラを持ち出されて写真を撮っておられました
傍によって「お花お好きですか?」と問いかけますと「大好きです」と今まで見たことのない笑顔で答えてくださいました
ご自分のお部屋から わざわざ写真を持ち出してこられて 私に見せてくださいました
お元気なころのお写真でご自分のプライドのよりどころなのでしょう
かつては職場で「長」の付く地位におられたご様子
とても自慢そうに 笑顔で熱を入れて写真の説明をしてくださいました
いつもご機嫌斜めなのは 過去と現在のギャップが埋められなくて イラついておられたのであろうと推察しました
笑顔で話されるそのお方が なんだかとてもかわいらしく感じました
写真の説明が終わったので 丁寧にお礼を言って 「またお花お届けしますからね」と言いますと「ありがとうございました」と言ってくださいました
誰も自分の過去を認めてくれない そんな苛立ちでご機嫌斜めなのだと察しました
背を擦り 手を取って「お大切に」と申しますと 再び満面の笑顔が見られました
他の方々も 皆さんお花の色や形 花の名を挙げてしばらく話題が集中します
幾つであっても 忘れ上手になられても 美しい 優しい おいしい 喜怒哀楽の感情は豊かです
ドッコイさんに「チビクロどうしている?」と聞かれて いまだに本当のことが言えなくて「もう歳だからもうすぐお別れかもしれないね」と答えています
先日までは「チビクロ」の名が出なかったのに 最近は思いだせるようなのです
「あんたのお家はここから遠いのかい?」と 「車だとすぐよ」と
そんな会話が4-~5回も繰り替えされて面会は終わります
ホームでお世話になれますことを感謝しつつ フロアーにおられる皆さんと手を取ってお別れを言って立ち去ります
自分の時にはどうなるのかな?
【成るようになる 成るようにしかならない–S,Ma】
お世話をしてくださる職員の方々に ひたすら感謝の毎日です
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