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2014年7月21日 (月)

2014-7-20故グラシアニさんのご命日

今日は故グラシアニさんのご命日でした
 
1899年生 2001年永眠 

東大の実験動物の保管管理のひどさに当時の在日英国大使夫人らと共に その改善にご尽力され それが日本での動物福祉の活動の発展に大きく寄与され その後ご夫君の仕事の関係で神戸市へと移り住まれ 関西圏の動物福祉の発展にも基礎つくりをされたお方です
 
富豪であられた夫人はいつも惜しみなく動物のために 団体の活動資金提供をされて私たちの活動を支えてくださいました
 
「動物福祉」という言葉を教わり 「安楽死処置」(安楽殺処置)ということにも「ベントバルビタール」を用いることが大切であると教わりました

人材育成にも 海外の団体との交流にもご尽力され 「動物福祉」の発展に尽くされましたそのご功績は偉大であり 忘れられないお方です

[いちれいご]はどうしてよくならないの?」と尋ねられるのが口癖のようでした
 
法律第105号『動物の愛護及び管理に関する法律』の名称が長いので いつも[いちれいご]と表現されていましたことを懐かしく思い出します
 
現状のように その[いちれいご]が「殺処分ゼロ」「ノーキル」を叫び 本来の「動物福祉」を棚上げしたような形になったことをお知りになられたなら嘆かれたことでしょう

私たちが訴えたかった「殺さないで」は無知や悪意で虐殺しないで を訴えたいがためでしたが 全く方向が歪められて「殺処分ゼロ」「ノーキル」となったことには情けない思いでいます

「優しい」が上辺で 【自己愛型動物愛護-S,Ma】に利用されているような今日 人にのみ優しくて 動物には 優しくない 苦しみを押し付けていると感じることが多くなっています

「東京から不幸な犬猫をなくす活動」とよくも平気で言えますねと笑っておられるように思います
 
夫人はよく「なんでそうなるの?」と尋ねられることが多く その都度日本の行政機構のことなどをお話ししたものでした

神戸の「動物福祉」の第一歩を築いてくださった故グラシアニさんに感謝と共に ご冥福をお祈りいたします

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