2014-5-2 「しーちゃん」永眠
2004年頃に神戸市動物管理センターに収容された犬たちには劣悪飼育の果てに遺棄放棄された例は日常的にあった
そのうちの一頭にシーズーの「しーちゃん」がいた
犬種も定かでないほどの毛玉と汚れは 哀れと言うほかはない惨憺たる状況であった
高齢犬となってはいたが ボランティアたちで手入れをして見違えるほどになり その後ボランティアさんのお一人が「しーちゃん」を正式に神戸市の審査を経て 家庭犬として迎えてくださった
磨き上げたというほどに 常に美しく保たれ 医療についても最高の管理をされて 有り余るほどの愛情も注がれた
かつて 心無い人により苦難を背負わされたが その後に巡り合った「運気」は最高のものとなり
「終わり良ければ全て佳」
幸せの内にその生涯を閉じることができた
飼主様のお心は寂しさでやるせないとは察するが 私としては「安堵」の一言に尽きる
愛されて 満足の内に永眠できたことに心から感謝いたします
「地域ねこ」等の 餌付け問題は法に謳う「終生飼育」のポイントである最後の遺体確認ができないことに大きな違和感を感じている
全ての飼育下動物は 人としての最終責任を果たしたという証に「遺体確認」を
されることが大切であると主張したい
巡り合う人により 幸も不幸も宿命的に決められる
関与する人間はそのことを心しなければ遺棄放棄は絶えないと感じる
「しーちゃん」の飼主様に感謝し ご冥福をお祈りいたします
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