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2014年5月12日 (月)

2014-5-11「霊長類学」

今日は「兵庫県立人と自然の博物館」生涯学習課で「霊長類学」頭の体操 三谷雅純先生の講義を受けてきました
 
昨年は受講日がメディア図書館のお講義と重なったりして受け損なったのですが 久しぶりに三谷先生とも再開できました
 
三谷先生とは私が現役時代に 行政の有害鳥獣対策委員会でご一緒したこともありましたので存じ上げていましたが お若くして半身不随となられて 克服されるのに大変なご努力をされたと聞いていました
 
今も右半身がご不自由ですが 今日お会いしました先生は随分とよくなっておられてとてもうれしく感じました
 
「霊長類学」とは?
私はサルから人への進化をたどることではないですかと申し上げましたら 三谷先生は「人の社会や言語等を研究することが主たる学問です」とのお答えでした
 
現在はヒト ゴリラ チンパンジー ボノボ オランウータンも「ゲノム解析」が進んで 統合失調症 自閉症 ADHD 躁鬱症等の精神疾患も共通の遺伝子が認められたそうです

類人猿学において著名な女性学者 J.グッドール氏 D,フォシッシー氏は女性であるがゆえに野生のゴリラ等に受け入れられ 群れに接触することが可能となったが 三谷先生は男性であるがゆえに群れに近付くことも許されなかったそうです

女性学者 J.グッドール氏 D,フォシッシー氏も学者としての功績を残されたが 学問の社会ではそれなりの「地位」は得られなかったそうです
 
おとこたちの拒否?
学者と言えども当時の人間の社会では 男尊女卑が通用していたらしいですね
 
そんなことで威張っていても仕方ないでしょうにね あら 失礼しました

私も何度も救護活動をしましたが 河の底でも 消防署のはしごで上るときも「女性」である私が救護活動対象の動物に接近するので 見物の外野席からは「なんで女の人にさせるんや 男がしたらええのに」とやじられましたが 動物に近付くには女性の方が受け入れられやすいので いつも夫が同行しても動物に接近するのは私でした
 
懐かしい思い出となりましたが命がけの救護活動も数々やりました

ご自身が障害者である三谷先生はよく「障害者と社会や教育」についても触れられます

私は「障害者」ではない者が「障害者」を理解することは困難だと申し上げました
理解をしようとする気持ちと努力は大切ではあるが 「理解」には至れないと思うのです
ならば 障害者のためにインフラ整備をしてあげるという発想ではなく 明日わが身に起こるかもしれない災難を想定すれば 先行投資としてのインフラ整備「バリアフリー」等に予算をつけることは大切だと思うと述べました
10人前後の小ぢんまりとした勉強会ですが 楽しみにしています

男尊女卑
小保方氏の一件でも 男尊女卑の切れ端が見え隠れするように感じます
女性ゆえの浅はかさとして片付けられそうな感じを受けるのです
あるいは 小保方氏にも報道の初期にはそれらの「かわいい女性」の扱いに抗議をされなかったことは
誤解を招くことになったのではないかと感じ 残念なことであったと思います
例外はあるものの 一般的には 筋肉では男性にかなわないことは明らかですが 女性が蔑視される社会は未成熟社会だと感じます

阪神・淡路大震災の救援本部での活動当時には私の周囲はすべて男性でした
某学会での獣医師会のみが活動されたかのような表現があった時抗議を申し込みました
県獣医師会 市獣医師会 当時は社団法人だった団体支部 それぞれの組織を代表して3者が築いた組織でしたから 女性である私が軽視されたというにとどまらず 組織を代表していることを考慮しなければならない立場から抗議をしたのです
謝罪をされて以後は改めていただきました

女性を活用しようと意気込んでおられる安倍総理
迎合だけではなく 男性女性を問わず 個々の能力の生かし方を大切にしていただきたいと思います

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