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2014年2月21日 (金)

2014-2-19 友からの電話 将来への憂い

今日は夕方に思いを同じくする県外の友からお電話を頂きました
長ーいお話の中で 未来は暗いのかなーと 少しばかり時化たお話

行政獣医師の中でもお若い方々には「ノーキル」派が増えつつあるように感じると 致し方のないことかもしれません

遺棄や放棄で引き取りの保管室はすべて複数収容であっても満杯という過酷な状況であった時期を経験されず 獣医師教育でも 本格的な「動物福祉」過程を教えられてはおられないと思うのです

時代の波に乗れば当然のごとく「ノーキル」となってしまわれるのかと思います

救わなければならない動物たちがいなくなっての「ノーキル」であれば 言わずとも当たり前のことですが 現状では【救わなければならない動物たち】は闇の中に隠されつつあるように感じています

行政機関での引き取り制限 動物病院での「安楽死処置」(安楽殺処置)が回避される傾向にある

まともにご自分の飼育管理下にある動物たちに対する責任感を強くされる飼主様にはすがるところのない社会状況となっています

「終生飼育」を義務とすることを法律の文言としてはいとも簡単に書き込みましたが 「終生飼育」をしようとされても やむを得ず飼育を中断しなければならない飼主様もおられます

そのすべてを譲渡で解決できるものではなく 譲渡先の条件を落としての妥協には心苦しいこともあることは私自身が強く感じることです

「終生飼育」とは飼育管理者がその共生動物の死を見届けることであり 譲渡された場合には譲渡先のお方がその責務を受け継がれることが必須の条件となります

すべての飼主様にこのことが徹底され 自己責任で「死を見届けること」が社会通念とされたなら行政機関は やむを得ない飼主様たちが飼育中断をされた動物たちの一時保管の場としての役割となれると思います

高齢者 病気 多頭数飼育 業者引き取りをすべて断ることが真に動物の苦痛回避とならないことは容易に考えられるはずですが それさえも逃げようとされる「法律第105号」改変には落胆しています

募金集めの大義名分としてはアピールしやすいでしょうから 行政機関からの引き出しが盛んになりますが 引き取った後の保管状況を詳細に公開されている例はあまりないように思います

飛び歩いて 電話交渉に時間をかけて 何時の間に動物のお世話をされるのか 疑問に感じる活動家も多く 他人には「ネグレクト」防止を「啓発」!!されつつも お手元では案外日常がネグレクト保管となっているのではないかと思うことがあります

個体を写真で示す程度にはあっても 施設全体を詳細に公開して 適正保管であることが明示されている例は見ていませんが すべての情報を把握しているものでもないので 或は 適正に保管されているところもあるのかも知れません 

自薦他薦を問わず そのような場があればお知らせください

見学をさせて頂きに伺いたいと思います

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