2014-1-23 譲渡犬「メリー」永眠
今朝 2005/8/4に成犬譲渡をした「メリー」の飼主様からお電話を頂きました
早朝に安らかに永眠しましたとのこと
よくぞお知らせくださったと心から感謝いたします
管理センターの電話番号の控えはなかったが 松田の電話番号は大切にしてくださっていたとのこと
有難いことです
中の大と言う体格で 少しお転婆さんでしたが 高齢者ホームの慰問にも活躍していたかわいい犬でした
市動管Cに長く止めるのはよくないからと言うことで モデル犬としての役目を解いて 郊外の大きなお家にお迎えしていただきました
『CCクロ』がまだ組織として固まってはいないころの 多頭数飼育管理をしていた頃でした
当時は今と違い収容犬の多くが MIXで中~大の犬もたくさんいました
来る日も々 忙しかった
今のように設備が整っていなかったころで 掃除にも手間がかかり収容場所の確保にも苦心惨憺の日々でした
数々の想い出を振り返り感無量の思いです
不適正飼育の結果もてあまされて収容された犬たちが多く 彼らのしつけからやり直したものでした
蚤 ダニ 寄生虫 フィラリアもほとんどの犬が陽性でした
犬種がわからないほどの毛塊も 珍しいことではなかった
バリカンが使えなくて 鋏で少しずつ刈り込んで 2時間も要することも多々ありました
だからこそ 「適正譲渡」の基本つくりに精魂を傾けたのです
現在の神戸市本庁の担当者も当時のことはほとんどご存じではないでしょうし 上層部も一変されていますから「生みの苦しみ」は憶測程度に過ぎないのでしょう
だから 不適正譲渡に妥協してしまわれるのではないかと思うのです
引退した私がこのように申し上げるのは差し出がましいのかもしれませんが 現役であれば本庁との摩擦は避けなければならない
そして 何よりも現場の現役の方々が 不適正譲渡でも それでよいと思われていれれば 私はこのような書き込みをすることもありません
しかし 現場の若い方々は熱心に【一匹でも多く適性譲渡で救いたい-S,Ma】と思っておられることがよく伝わるのです
【自己愛型動物愛護-S,Ma】
ご自分の偏ったお考えで 強引な引き出しに精を出されるお方に申し上げたい
今もっとも大切な「動物福祉」への基盤つくりに
「適正譲渡」は欠かせないのです
社会の中で本当に動物を共生動物として 認めて大切に思ってくださる国民を増やすためには 「適正譲渡」しかないことを悟ってください
この人を支援される方々にも お願いいたします
目先にとらわれることなく 将来「動物福祉」を誇りに思える国家にするために 正しい知識を得て 尽力してください
その時こそ 致死処分される動物たちの頭数は減数することでしよう
私たちが 法改正に望んだことは単に「殺処分ゼロ」「ノーキル」ではなかった
無知 無謀な虐待による「殺し」をなくしたかった
だから 罰則の強化も訴えた
にも拘わらず 一部の現場を知らない「法律家」や「メディア関係者」「動物あいご関係者」により
動物の最後の救いとなるべき「安楽死処置」(安楽殺処置)の手段さえもその余地を残さないで それを奪う方向に向けられてしまったのです
次第に方向はずれて行き あらゆる致死処分を否定され 獣医師の判断さえも入る余地を奪っている方向に向けられてしまったのです
動物のための救いは「安楽死処置」(安楽殺処置)に頼らなければならないのが 現状です
ご自分がつらいから避けて通るのではなく 本当に動物の救いのためには少なくとも「今」は必要だと認識していただきたい
過繁殖規制 適正飼育管理の徹底が実現するとき 重病による「安楽死処置」(安楽殺処置)以外には必要がなくなるでしょう
その時が来ることを 賢明な次世代の方々にゆだねたいのです
よろしくお願いいたします
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