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2013年12月 9日 (月)

2013-12-7 「ある精肉店のはなし」

朝から大阪 十三の「第七芸術劇場」で 映画「ある精肉店のはなし」を鑑賞してきました

七芸
http://eiga.com/theater/27/270108/5027/
...
所在地
大阪府大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンポードシティ

行き方
阪急十三駅より徒歩約5分

電話番号
06-6302-2073(音声案内)

関西での封切は今日からという 90席は満席で立ち見の方も大勢おられました

牛を自家育成して 自家屠畜作業から精肉店経営まで 一貫して仕事とされてこられた あるご家族の生活がドキュメントで記録されていました

時代の流れで個人的な屠畜作業の廃業に至るまでを 監督は冷静な目で追っておられました

屠畜作業の場面はリアルに撮影されていますので さすがにずしりときます 私には不快感はなかったのですが 眉間にハンマーで一撃し 倒れた直後に首を切り落とし即解体が始まるのですから 正視し難い方もおられるとは思います

全体を通してご家族の結束と家族愛は見事でした 

仕事に対するチームワーク 地域との連携 被差別問題と 監督は若い女性ですが内容はしっかりとされていました

動物に関心を持ち 肉を頂くということはと改めて考えさせられるものでした

纐纈(はなふさ)あや監督はブックサインに「いのちが血となり肉となり」と書かれました
プロデューサーの本橋成一氏は「ひとつのいのちは すべてのいのちに つながっている」と書かれています

舞台挨拶には被写体である北出さんのご家族を代表して「北出昭」氏がだんじり祭りの法被姿で登場されていました
この映画を通して 被差別問題にも関心を持っていただきたいと述べておられましたが 動物と職業的なかかわりには常に「被差別問題」が付きまといます

人が人を侮蔑的に差別することは意外に根深いものがあり 私もこの活動に携わって以来 何度もそのような問題があることについて考えさせられました

治政の都合で社会的階級を作り いわれなき差別に苦しめられた方々のことは看過することはできないと感じます

時も時 機密保持法案が成立したということは 種類は違いますが 何時私たちも「犯罪者」とされていわれなき処罰を受けることになるのかもしれない恐怖感があります
適切な「機密保持」は外交的にも大切ではあると思いますが 第二次大戦時に起こったような誰もが「スパイ」とされてしまうような日常になることは恐ろしいことだと思うのです
沖縄の方言で会話をすると 判読し難いから「スパイ」として殺せと軍幹部が命じていたことも史実であり 暴走を止める人もいなかったことは恐ろしいことです

人は差別により優越感を感じて 自己満足するということを 愚かさと感ずることなく 自分は被差別対象の人々とは違うと思っているかもしれないが DNAを取り上げても チンパンジーとは98%同じであり 哺乳類が発生する以前は水生生物「魚」であり 人種の起源も 一人のブラックアフリカ女性にさかのぼるとされていると聞いています 
白人は途中の変異で色素が減った 東洋人は色素が白人よりは減り方は少なかった というに過ぎないのだと思います

差別の問題では明日は我が身として考えなければ 他人ごとでは到底解決はしないでしょう

苦しみは体験しなくてはわからない
肉体の苦痛も当人しか感じられないが 精神の苦痛はなおさらわからないことであると思います

動物であれ 植物であれ 「命」あるものを食すことは生命維持の根幹であり 自分と同族の人間以外の命を犠牲にしない生き方はできないのですね

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コメント

大変遅れましたが、お誕生日おめでとうございます。また、この映画を教えて頂きながら、多忙を言い訳に遅れておりましたが、やっと観に行くことが出来ました。
映画館へ20年ぶりに足を踏み入れた私にとっては、何とも強烈なものでした。感想は人それぞれでしょうし、私も意見としては省きます。ただ、協賛や後援としてエンドロールに表示された国や自治体が、一方では動物殺処分に対して偏見や差別を助長する、誤ったメッセージを発信し続ける現状を知る私にとっては、矛盾や違和感を感じずにはいられませんでした。

2014-2-18 三瀬様 コメントありがとうございました
本当にお久しぶりですね
お体のお具合でもよろしくないのではないかと 案じておりました

誕生日メッセージ ありがとうございます

先に頂いたコメントのころ PCのせいなのか ニフティ側なのか ブログのログインができなかったり記事の書き込みができなかったりで不調でした 失礼いたしました

この度の法律については「改正」とは感じられず 「改変」と感じております
今日もいろいろな方々と話す機会がありましたが 心ある方々は「改正」とは言い難いと思っておられますね
時代の流れで そうなったのでしょうが 松田に対する誹謗中傷をされている当人は「動物福祉」という文言に違和感があり 人間よりも動物の方が上である したがって動物に対して「福祉」はおこがましいとの発言です 
ここまで言われますと 人間に対する思いやりの無さは当然と言うことになるのでしょうね 
どのようにして このような考え方「人間よりも動物の方が上」 に至られたのか聞いてみたいですが
お気の毒にも感じます
同族の人間をここまで不信感で満たされることはよほどお辛いことでもおありだったのでしょうか?
動物しか愛せなくなられたのでしょうか?

他方で動物も案外迷惑に感じるのではないかと思います
犬も猫も人の庇護なくしては快適に生涯を全うできないのに 動物が人の上にいたのでは庇護ではなく 奉ることになりますからね 
特に犬は率いられることになじむものですから 人よりも上位に置き 率いることを主張させたら「問題行動」となり 人間との共生には不向きであるとされますね
たぶん それは人間が傲慢だからと反論されるのでしょうが 動物により被害を受けるかもしれない人間の子供や高齢者等の弱者に対して また 動物に好感が持てない方々への思い遣りは皆無となりますね
一般的にそのような考え方が蔓延してしまっているのでしょうか?

【矛盾や違和感を感じずにはいられませんでした。】

三瀬様とは対象とすることは違いますが私もまた 近頃の「動物あいご」には大いに「違和感」ありです
何時でも どこでも 矛盾は蔓延していますが それを是正できる人も少なくなっているように感じます 
曲がった国となりませんように祈りつつ 行動もしてゆきたいと思っています
今後共にご発言が届きますように 人と動物のよい関係が築かれますようにご尽力を賜りますようお願い申し上げます

コメント
大変遅れましたが、お誕生日おめでとうございます。また、この映画を教えて頂きながら、多忙を言い訳に遅れておりましたが、やっと観に行くことが出来ました。
映画館へ20年ぶりに足を踏み入れた私にとっては、何とも強烈なものでした。感想は人それぞれでしょうし、私も意見としては省きます。ただ、協賛や後援としてエンドロールに表示された国や自治体が、一方では動物殺処分に対して偏見や差別を助長する、誤ったメッセージを発信し続ける現状を知る私にとっては、矛盾や違和感を感じずにはいられませんでした。
投稿: 三瀬 | 2014年2月18日 (火) 01時37分


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