2013-10-20 NHK特集本日のテーマ「うつ病」
起源は「ヒト」の祖先「魚」の時代にさかのぼるとのこと
甲虫類から魚に進化した時に「脳」ができた
「脳」に「偏桃体」が生じて危険を察知する能力が生まれたと
その「偏桃体」の過剰な働きが「脳」を委縮させることになり 「鬱」になるそうだ
「偏桃体」の働きは危険から逃れるために 筋肉に指令を出して活発に動けるようになるらしいが 絶えず興奮状態が続くと働かなくなってしまうとのこと
すなわち「うつ状態」になる
絶えず敵となる魚と水槽内で同居させて 緊張が続くと 捕食される側の魚が鬱になり 水槽の底に沈んで動かなくなるとのこと
「鬱」のメカニズムが判明してくると 対応も進み 治療に明るい兆しが出ているようだ
狩猟民族の間では 獲物を「公平に分配する平等」が生活の基盤であり その人々には病気としての「鬱」はないそうだ
それをヒントに 「鬱」の患者さんに運動と人に接することを積極的に進めることで症状が改善しているとのこと
発達障害の方と接して仕事を教えることで 人とのつながりができたことが救いとなり 患者さんご自身の言葉で「トンネルからは必ず出られます」と言っておられた
科学的探究の良さだと感じる
しかし 結局は「ヒト」も動物としての基本的な部分は同じだということが
「ヒト」から「人間」になったが故の傲慢さを振りかえらせてくれる
太古の動物であった頃の進化が 真に万物の霊長たる「人間」になれるのは 難しいことなのだと 改めて考えさせられる
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