2013-9-11猫の相談
今日も他府県の方からお電話をいただいた
私と同様ボランティア活動はいったんは引退しておられる方だが 私と同様やはり見て見ぬ振りができないので悩んでおられる
近隣では1匹も猫はいなかったが最近新たに餌付けを始めた人が現れた様子
次第に増えてゆく猫の数にどうしたものかと
若いころのように思うほどには体が動かないが何とかしたいと
しかし 餌付けの人は注意をしても本気で聞き入れてはくれないから 現在いる猫を行政に引き渡したとしてもすべてを捕まえることはできないと思うと
私の答え
手出しはしないほうがいいです
行政に任せられることがベターですよ と助言した
捕まえるには捕獲機しかないであろうから 餌付けの人の納得が得られたとしても「所有者不明の猫を捕獲機で捕まえること」は法的な責任追及になる危険性があり 善意で当事者間の了解があったとしても 外野席から「違法行為」と訴えられることも想定しなければならない
そこまでリスクを背負うことはしないほうがよいとの判断で助言した
どこかの法律家に委任できるといいのですが たぶん引き受けられることもないでしょう
「地域ねこ」管理を進められるのが関の山
善意では対処しきれないこの頃の「どうぶつあいご活動家」にはどこでも悩みの種となっていると感じる
「息」さえしていれば満足される類の人々を相手に正論は通じない
猫は哀れだが 高齢者となって 精神的な負担を新たに背負うことはお勧めできない
行政機関が主となって対処していただくより方法はないでしょう
その行政機関も地域間格差があり 事なかれと感じることも多々あるが そうさせている今日の「どうぶつあいご」にも大きな矛盾を感じる
その結果 被害のほとんどは動物にかぶせられているように感じる
法的に5R(5項目の自由)を 動物福祉の基準として徹底されることが望まれるが 私の生存中に実現するのかは懐疑的である
若いみなさん託すことにして 希望をつなぐことにさせていただく
みなさん すみません よろしくお願い申し上げます
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御無沙汰いたしております。
別々の路上にて3日連続で猫の無残なる姿。引き取り拒否と地域猫とはつまりこういう事ですが、一言申し上げたく訪問させていただいた次第です。
九月より所有権という引き取り拒否の口実が、法律に明記されましたが、官民で地域猫を推奨し、野良猫の寿命は2~3年だと、真顔で話す人達にとっても、このような体験は当然に増える事でしょう。
その時、彼らは一体何を思うのでしょうかね。
投稿: 三瀬 | 2013年9月26日 (木) 09時52分
星野様 三瀬様
コメントありがとうございました
時間のやりくりでブログの維持にも追われています
三瀬さん お久しぶりです
【別々の路上にて3日連続で猫の無残なる姿。】
警察には届けていただいたでしょうか?
【その時、彼らは一体何を思うのでしょうかね。】
おそらく 自然の成り行きか 虐待者の一方的な犯罪であるとされて 自らの責任を感じられることはないでしょう
そうでなければ餌付け行為はできないことです と 松田個人は感じています
「犬と猫と人間と」でも餌付けをされていた人が 浮浪猫の多くは一年で死んでいるとも言っておられましたね
それでも野に置いたまま 餌付けをすることが優しい人だとは私には感じられない
餌付けによりどのような「安全」「幸」が保障されるのでしょうか
ご自分の心の救済に「餌付け」行為があるのでしょうね
投稿: | 2013年9月27日 (金) 00時05分
> 警察には届けていただいたでしょうか?
車道上での損壊も激しい轢死状態でしたので、虐待等の事件性は無いと届け出は致して居りません。
更に言うなら、このような状況下でも回収等の連絡を私は致しません。
当然に賛否はあるでしょうが、引き取り拒否や地域猫等のもたらす結果について、現実が見えない、現実を見ようとしない、それならば見せるしかないと考えるからです。
投稿: 三瀬 | 2013年9月28日 (土) 13時22分
三瀬さま ご返信ありがとうございました
【轢死状態】
動物の轢死 一時期と比べると最近は減りましたが 対人事故さえも 「ひき逃げ」が増えていますね
人としてのモラル低下は歴然としていますね
私はスコップですくい取るほどであっても 状況が許せば死体の収容をしています
避けようとして二次的な事故を防止するためと 度重ねて轢かれて消滅する動物に申し訳なく思うからです
私が尊敬していた外国人故人も 「死んでる 痛くない そのままでいい 生きてる動物助けないと」と言っておられたことを思い出しました
投稿: | 2013年9月29日 (日) 00時08分
何度も返信を頂きありがとうございます。私も以前は、猫の轢死は減ったと感じていました。
ところが件の例を別としても、最近の実感として増加傾向に感じますし、理論的にはそうなるでしょう。
つまり頂戴したコメントから、神戸が減少しているとすれば、動物管理行政の違いが、そのような不幸な死の数に差異にもたらす事は、必然であると考えます。
神戸のデモも太地町で騒いでる外国人も、私には一緒にしか見えません。よってモラルの根底たる死生観の違いや、その活動の裏に潜む何かについても論じる必要があるのかもしれません。
投稿: 三瀬 | 2013年9月29日 (日) 01時52分
三瀬さま
【動物管理行政の違いが---】
兵庫県 神戸市ともによく努力して頂いていると思います
風当たりは強いようですが 理念がしっかりとされておられる現在の担当者は 尊敬できる方々です
しかし しかし です
「ノーキル」愛好家はこの先どのような攻め方をするのか その時に上層部の判断がどうなのかは疑問の余地があります
行政機関の泣き所でもあり 良いところとなることもありますが 配置転換があります
現在はよくても 「どうでもいい」「逆らうのはめんどくさい」という担当者が座られたときには----
人材育成によほどしっかりと取り組んでいただかないと 良かれと思っての世論迎合「熊本方式」「地域ねこ」に流されると言うことになりかねません
【その活動の裏に潜む何かについても論じる必要があるのかもしれません。】
単に動物あいごに尽きない 経済問題や 思想が絡み合っているようですね
投稿: | 2013年10月 1日 (火) 00時20分
>「死んでる 痛くない そのままでいい 生きてる動物助けないと」
ごもっともです。
私は、車に轢かれた猫を見かけた時は、絶対にそのままにしておきます。
それは、「暗い現実」を多くの人に見て欲しい、考えて欲しいからです。
交通事故死を見ることで、問題意識を持ち、
●室内飼育ならば車に轢かれない。
●産ませなければ外猫は増えない。必然的に交通事故死も減る
という考えに至る人が一人でも増えれば良いとの思いからです。
投稿: 星野 | 2013年10月 1日 (火) 23時09分