2013-8-1 Vivianさんへの返信
文字の色分けをさせていただきましたので ご好意に沿わない形で申し訳ありませんが
http://S-ma.cocolog-nifty.com/
にそちら様のご投稿に書き添える形でご返事をさせていただきます
ミドリ色の文字の部分が松田の意見です
宜しくお願いいたします
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松田さんへのお返事です。
まずはじめに、敢えて書くことはしませんでしたが、
私は日々譲渡や動物の世話に関わる全ての皆さまにいつも感謝をしています。
そして、皆さまは動物を人間のために苦しめ殺すことをなくしたいと
同じ目的のもとに思い行動をしている同志だと思います。
松田さんも、これまで大変な苦労をされてきたのだろうと思います。
保健所の方々については、無責任な飼い主やビジネスのために放棄された
動物を殺さなければならないなんて、どれだけ辛いだろうかと。
その点が伝わっていなければ、大変失礼いたしました。
私には行政職員を思いやっておられるようには受け止められなかったので 書き込みを始めましたが
お気持ちを述べていただいて少なからずほっとしています
行政のお先棒担ぎととられやすいのでしょうが 私は先にも申しましたように「陽性強化」で変革を試みることが良いと感じています
デモのプラカードをご覧になったということですが、
トップの写真から判断したことです
当日実際に見たのではありませんが トップ写真からは神戸市動物管理センターの「殺処分ゼロ」
が目立ちましたので 先のネット上での『CCクロ』批判の直後でもあり そのような印象を持ちました
センターで待っている動物の家族になってと訴えるものも多くありますし、
どれが神戸市動物管理センターの糾弾なのかわかりません。
神戸市動物管理センターで動物が殺されていることは事実であり、
その事実を隠さず知ってもらうことが、人々にとって行動を起こす初めの一歩になります。
また、松田さんが保健所での殺処分が必要なことだとお考えなら、
その事実に注目が集められても、問題はないのではと思います。
はい 行政機関で殺処分が行われていることは多くの市民は知っていると思いますが 職員への蔑視につながることもあり そのことを憂慮しています
松田さんのコメント
「現状で繁殖規制がないままに 殺処分について特別に啓発先行されては
適切な殺処分さえも否定されることを危惧するからです」
「「殺処分ゼロ」を目指すのではなく 「無計画繁殖ゼロ」をめざし それが達成された時 叫ばなくても無意味な「殺処分ゼロ」は実現できるでしょう」
について:
私たちの最終的な目標は、殺処分ゼロ、生態販売ビジネスの廃止です。
「殺処分ゼロ」の意味合いに違いは感じます
数字の上でのことと 事実は違うことを知っていただきたいからです
【生態販売ビジネスの廃止】に異論はありません
その道筋の一つに無計画繁殖ゼロがあると私は考えます。
よって、デモのタイトルを変えるつもりはありません。
そこは言論 表現の自由ですからこれ以上求めることは致しません
無計画繁殖、不適正飼育にはもちろん反対ですし、
適正飼育、適正譲渡は推進されるべきです。
しかし、保健所からの譲渡だけを適正にしていても、元の蛇口を閉めないと
いつまでたっても保健所への持ち込みはなくなりませんよね。
私はすべての動物問題の根元に「適正譲渡」があると考えています
販売であれ 無償譲渡であれ 一時しのぎ的な譲渡が「譲渡詐欺被害」に及んでいると解しています
故に 行政機関からの譲渡は業者に対しても民間施設に対しても基準となるべきと考えています
熊本市を批判しているのも 民間シェルターではなく行政機関であるから厳しく見ています
行政機関への持ち込みよりも民間シェルターに引き取られることが適切とお考えですか?
(S,Ma注-「保健所」の表現はわかりよいかもしれませんが現在ほとんどの行政機関は保健所業務は対人保健管理を担っていることが多いと思いますので 私はあえて「行政機関」としています)
なので、殺処分ゼロを掲げた上で、
その実現のために、ペットショップから買うな、と訴えています。
【ペットショップから買うな、と訴えています。】
理想はそうであっても現実はペット店からの購入が最も多いことも調査結果として表れています
全てのペット店から生体販売をなくさせることも非常に難しいことでしょうね
だからあきらめなさいと言うつもりはありませんが 現状の既成事実を変えさせるには業者の力は大きすぎるようにも感じます
立法措置が必要であると感じますが それも現段階の議員諸氏のご理解は難しいことでしょうね
松田さんは生態販売自体はなくすべきではないとお考えですか?
このような質問を受けることが相互理解の乖離を感じますね 失礼しました
適正飼育の一つとして、保健所への持ち込みにつながる
迷子防止、終生飼養を訴えています。
飼主としての資格基準を設けて 「飼育免許制度」を導入しない限り 個人の能力差は大ですから
無理があると感じます
不適切な民間の多頭数飼育保管所に持ち込まれるよりも行政機関引取をされる方が動物には負担が少ないと考えますが 行政機関にも大きな格差があることも問題ではあります
法律第105号に従っていない 行政機関の保管状況は糾弾に値しますが 経済状況が良くならなければ それも難しいこととは思います
適正譲渡については、一般の人々に訴えてもわからないと思います。
Vivianさんらしくないご意見ですね
これを理解していただくために兵庫県も『CCクロ』は努力しているのですよ
譲渡前講習会で知識の普及をすることは無駄にはなっていないと感じています
市民の「適正譲渡」に対する理解力を軽く見られていると感じられかねないですね
何故そう思われるのでしょうね?
デモと言う形で、一般の方々に訴えるには、趣旨の内容で十分だと思います。
それ以上のことは、普段のSNS・ネット上やパネル展などでの啓発活動で伝えています。
そこは言論 表現の自由ですからこれ以上求めることは致しません
また、松田さんのコメント
【「ノーキル」を叫ばれるほどに 開業獣医師は適切な「安楽死処置」(安楽殺処置)さえも回避しようとされる傾向が見受けられます】
この意味がわかりにくいのですが、具体的にどのようなことですか?
以前には必要な「安楽死処置」(安楽殺処置)に応じてくださっていた獣医師でも 風評被害に至ることを警戒されることもあるようです
不敵正多頭数飼育の対応で 時間的な余裕のない場合にお願いしていたことでも 最近は行政機関への引取を示唆されることがありますね
その結果他府県からも私に相談を寄せられることがあります
行政機関でのガス殺処分を避けたいからという理由です
せめて麻酔剤による殺処分をと訴えられることがあります
松田さんは、ガス室での殺処分を安楽死だとお考えなのでしょうか?
私には到底そう思えません。
安楽死を推進されるなら、現状の殺処分方法の改善はなさらないのでしょうか?
以前から
【繁殖規制の無い現状では 安楽死処置は動物福祉からは切り離せないものです-S,Ma】
と申しています
「安楽死処置」(安楽殺処置)とは厳密には人と動物との相互信頼のもとでなければ適切な行為とは言えないとは言っていますが 人の感情を優先して 「安楽死処置」(安楽殺処置)は認めていても立ち会えないと思われる飼主ないしは依頼者のお心を察して 代理として 獣医師に注射を受けるときの立会いとか 飼主様の傍に寄り添って差し上げる等の役割を担ってまいりました
ガス殺処分でも方法によっては「安楽死処置」(安楽殺処置)に近付けることは不可能ではないとも思うこともあります
使用するガスの種類 と用い方 設備 個体別処置(集団追い込みは絶対にしない) 実施する人の思いやり などの条件にもよると感じています
抱けない動物の注射による殺処分は「安楽死処置」(安楽殺処置)とは言えないが 短時間での致死が動物の負担を軽くするとは思います
これまで真面目に意見交換ができましたことに 改めて感謝いたします
この神戸市動物管理センター「殺処分ゼロ」デモの件については 私の日常の時間配分では無理なことが多く 勝手とは存じますが これで一旦打ち切りにさせていただきたいと存じます
何事も想像で判断されることは 受け身にはやるせないものがありますし 社会としても創造や誤認で人を評価することは危険ですから 事実の確認はこれからも私自身がより大切にしてまいりたいと思っています
ご自愛の上ご活躍くださいますようお祈りいたします ありがとうございました
2013-7-31 文責 松田早苗
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