2013-3-30 これからの動物福祉を考える
3/29久し振りに神戸市動物管理センターで神戸市獣医師会の先生たちにお会いできた
阪神・淡路大震災以来季節のお便りをくださる先生方もおられて懐かしい思いで再開させていただいた
それぞれに歳を重ねて災害時に活躍して頂いた青年だった先生方にも「孫がいます」と言われて年月を経たことに改めて思いをはせた
現状では獣医師会員の先生方の半数以上?はお顔がわからない方々である
あの難関をともに乗り切ったいわば「戦友」
骨身惜しまずによくぞ働いてくださった
今も友のごとく快くご挨拶ができることにあのころの絆を感じた
この次に災害があるとすれば当時の活動が再現できるのだろうかと不安が過る
今の方々が頼りないと言うつもりはないが 感覚的に横のつながりが当時と違って薄れているように拝察する
愛護団体においても当時とは様変わりがしている
日本の愛護団体は発育不全だ
一部の活動家は行政機関を私的に牛耳るかのごときさまも見受けられ 真面な活動を妨害しようとしているかのような姿が見られる
民間からの難癖に近いクレームにつかれた行政機関職員は本来あるべき仕事を曲げて愛護団体の意のままになることで事なきを得ようとされるかのような感さえ感じることもあるのは残念を通り過して情けなく思う
全国的な頭数本位の譲渡と引き取り拒否に甘んじる行政機関が増えている中で 適正譲渡に努める兵庫県や神戸市等の行政機関職員の方々のご努力に深い尊敬とともに心から感謝する
それとともに国民市民の声援を以て励ましていただきたいと願う
その適正譲渡を頭数で評価しようとする傾向には大きな不安と憤りを感じる
殺処分頭数においても 引き取り拒否で数字の上でのごまかしになれ合ってほしくない
溺れる者が藁を掴む心境で 「殺処分ゼロ」「ノーキル」に安易に妥協されないように祈る思いで見守っている
行政機関は「あいご」にとどまることなく どこまでも「福祉」への改革に努めていただきたい
国民市民は行政機関の動物福祉への改革の足を止めるようなことは謹んでいただきたいし 批判は健全にして ともに向上できる方向を示していただきたい
日本の動物福祉の思想を順当に向上させるためには「5フリーダム(5項目の自由)」を行政機関自らが取り入れていただきたい
健全な動物福祉団体の育成を促すためにも 5フリーダム(5項目の自由)
の国民への周知に努めてゆかなければならないと思う
5フリーダム(5項目の自由) l 飢えと渇きからの自由 l 不快からの自由 l 傷み 負傷 病気からの自由 l 恐怖や抑圧からの自由 l 自然な行動をする自由 1960年代に英国家畜福祉協議会により提唱された 世界獣医学協会(WVA)でも5フリーダム(5項目の自由)は動物福祉の基本として認識されている
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>適正譲渡に努める兵庫県や神戸市等の行政機関職員の方々のご努力に深い尊敬とともに心から感謝する
同感です!!
>それとともに国民市民の声援を以て励ましていただきたいと願う
本来、激励があろうがなかろうが、松田さんのようにブレずに信念を貫くべきですが、
行政機関はそこまでは強くないように思いますから、激励が必要かも知れません。
※しつこいですが、頭数にこだわっただけの
熊本市動物愛護センターの偽装愛護を風化させない為に
熊本市の偽装愛護を紹介させて頂きます。
↓
http://www2.tky.3web.ne.jp/~meme/a-kokuhatu-kumamoto-city2.htm
投稿: 星野 | 2013年3月31日 (日) 22時09分
星野さん コメントありがとうございました
行政機関にしても「陽性強化」は大切ですが ほめるべきことよりも批判することの方が多い状況では困りますね
行政では 短期の在任期間が大きな障壁となっていることも多々ありますが どうにも評価できにくい方が長くおられても困りますね
阪神・淡路大震災の時にもそのような経験をいたしました
その時の悪影響が今も場を変えて 活動家の言いなり職員が出来上がっているように観察しています
投稿: | 2013年4月 1日 (月) 03時26分