2013-2-9「生命の尊厳」と「ノーキル」
「ノーキル」を法的に謳う前に 繁殖制限と多頭数飼育規制をしなければ 結果的に遺棄か多頭数飼育に頼らざるを得なくなる
文字だけで正義を振りかざすことは容易なことで 知識のない人々を惑わせるには美辞麗句で済まされる
ネグレクトに立ち向かうには手段の一助として「安楽死処置」(安楽殺処置)は認めざるを得ないと自覚するまでには 心身の鍛練と共に知識も経験も身に着けなければならない
心身の鍛練とは 「ノーキル」主張をする人々による誹謗中傷に備えて 理論武装する必要もあり 動物福祉を向上させようとする信念なくしては 自分自身の主張を維持しがたいと感じるからである
「生命の尊厳」と「ノーキル」によるネグレクトの容認は相いれないと
私は考えている
人間に生まれたことと 人間により支配される動物に生まれたことは 私には「宿命」としての違いを感じている
可能な限り「幸」を「与える」ために全力を尽くすが 不幸を見捨てることは私にはとても辛いことである
巡り合った「人」により人も動物も「運」は左右されるものであると感じている
そして 私はそこに宿命を感じている
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コメント
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>文字だけで正義を振りかざすことは容易なことで 知識のない人々を惑わせるには美辞麗句で済まされる
ごもっともです。
「一匹も殺すな」と叫べば、知識のない者を感動させます。
現場を知っている者なら、「殺すな」と叫ぶだけでは、動物を救えないと解っています。
正しく生かすために必要なものは、「殺すな」と叫ぶことではなく、
●安定したエサの供給
●心地よい環境の確保、毎日の散歩
●病気時の治療費の確保、去勢不妊手術費の確保
など、物理的要素を整えることです。それに必要なのは資金力と人手であって、
感傷的に叫ぶことではありません。
一般家庭においても、1~2匹を適正に飼うとなると、それなりの覚悟が必要になります。
愛護団体は扱う頭数が無制限であり、資金面や人手の面で全頭を正しく飼うなど到底無理。
投稿: 星野 | 2013年2月16日 (土) 10時17分