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2012年4月21日 (土)

2012-4-19 10chYTV 「関西情報ネット」幼児がラブを単独で散歩に挑戦

2012-4-19  18:1519:00 10chYTV 「関西情報ネット」の番組で 幼児がラブ成犬を単独で散歩をさせると言う場面があった

トレナーらしき若い男性がついてはいたが 4歳男児が初めて単独で散歩ができたと言うことを両親共に喜んでいる場面であった

 

もともとは 犬が好きであったが ペット店の小型犬がサークルから出て追いかけられたことが 犬に対する恐怖心を抱かせたとのことで 克服したいと言う両親の訴えから始まったようだ

2歳男児と4歳男児の兄弟

2歳男児は気後れがしてラブに近づけなかったが 4歳男児は恐る恐るながら触ることができ トレナーらしき若い男性からリードを渡されて 単独でラブのリードを持たされて 公道を公園まで歩き 
公園で
1)おやつを与える 2)水を飲ませる 3)共に遊ぶ
がレッスンのテーマとされていた

3項目とも達成したと両親も大喜びだったが そこにいた大人たちは誰も幼児が大型犬ラブ成犬を単独で散歩をさせると言う危険性についての注意はしなかったことに驚いた

リードも途中から放していたし おやつも適度どころではない与え方だった

どうみても鑑札らしきものは見とれなかった

 

企画された側では 訓練されたラブだったと言うかもしれないが 幼児が訓練された犬か否かの判断は困難であろうし 今後も どの犬も危険はないと錯覚をするかもしれない

クラクションとか他の犬や猫に出合うと言うこともあろう 
何かの拍子に犬はほんの少し動いたとしても
4歳児に制御できるものではないし転倒する恐れもある

100歩譲って この親子だけが密かに経験することであれば思慮がないと言うことで終わるが TVという場で公開しているので 知識のない人々に与える誤った情報は許されるものではないと思う

犬を人の指示に従わせるだけがトレナーとしての仕事ではないはず

危険性も教えて安全に仲良くできることを教えないことは 専門職としての認識に欠けるものであり 適格性と資格が問われると思う

 

動物博に例年出店していた 大阪のトレナー氏も ブースで協力させていた女性が狂犬病予防法を知らないと言う程度で 鑑札等の装着もさせていなかったことを思い出させた

職業としての責任感と自尊心は捨て去られて 生活維持の手段だけにトレナーをされては迷惑千万だ

真面目に動物福祉と共生社会の構築に尽力をされつつ 職業としての倫理観を見失わない多くの同業者にも甚だしく失礼であろうと感じた

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