2011-11-25in訪問者さん
訪問者さん
当ブログをご覧下さり また 『CCクロ』活動にご関心を寄せていただきましたことに感謝の気持ちでいっぱいでございます
ありがとうございます
>当時の阪神動物救護センターへは 北は北海道から 南は沖縄からも空輸で送られてきました。
【なぜ、そのようなことになったのでしょうか? 】
当時の行政機関では全国的に動物保管施設の整備も整わず 一般的に意識レベルも低かったのです
したがって管理状況も悪く 収容動物の共食いとか箱詰めされたままの幼齢動物がその積み重ねで圧死するといった状況でした
無論動物を大切にしておられる方も稀にはおられましたが 普通の飼主さんの意識レベルも又低いところで動物たちは「家族」と言うよりも「番犬」か「子供のおもちゃの延長線」的な価値観が普通でした
犬はジステンパー パルボ フィラリア感染により平均寿命が5-7年と言う状況だったのです
子猫は川に流すことも普通に良くあることでした
不妊手術の啓発もほとんどされていませんでしたから 仔犬子猫も現在とは比較にならない頭数で ボランティアが歩けば遺棄動物に当たると言った事が日常でした
このような社会の中で 少しでも動物の福祉に関心を持たれて 真に動物のことを思いやる人々にとっては行政機関には引き渡したくないと言う感情が働きましたが 遺棄放棄が多いと言うことは適切な譲渡先も僅かで 自らは保管することもできず 遺棄放棄をしたくない人々は「安楽死処置」(安楽殺処置)を認めざるを得ない状況だったのです
行政機関で殺処分されるならせめて労わりの気持ちを持って「安楽死処置」(安楽殺処置)をさせてやりたいと言う思いから「阪神動物救護センター」を頼ってこられたのです
全国的に「阪神動物救護センター」のような活動をしているところはなく 当時としては先進的なペントバルビタールによる「安楽死処置」(安楽殺処置)を実施しているところがなかったと言ってよいと思います
阪神動物救護センターではそのような行政機関で保管管理をされ惨めに殺処分されるよりも 行政機関から引取り「安楽死処置」(安楽殺処置)をさせてやりたいと考えたのです
今もあまり変わりませんが当時の動物あいご団体も又 単に殺処分を非難するばかりで 自ら対応策を持つものでもなく 感情に支配された誹謗中傷を行政機関にも阪神動物救護センターにも浴びせていました
そのまま現在に至るも当時の事を誹謗中傷することで自らの活動支持者を増やそうとしている輩が多いことは残念と言うよりも情けないと言う思いでいます
阪神・淡路大震災を契機として神戸市動物管理センターでの犬の譲渡事業について 神戸市と公益社団法人日本動物福祉協会(当時は一般社団法人)との官民協働が始まりました
当初は福祉協会会員だけでは活動人員確保が困難で広く他団体の応援も頂きましたので組織の名称もだれでもが拘りなくご参加頂けることを願い 私が『CCクロ』と名付けました
この度訪問者さんはボランティアに関心を持って頂いたとのこと
【活動はいつも ご無理のないように ボツボツと 細―く 長―くお続けください-S,Ma】
と言うことでご体験していただくことであなたの中で動物福祉へのご関心を一層育んで頂ければありがたく思います
私は高齢者として現役は引退していますので 現在はアドバイザーとして若い方々の活動を見守らせていただいています
今後共に動物福祉の向上 とりわけ適正譲渡についてご尽力を賜りますようお願い申し上げます
【適性譲渡とは「安心」「安全」が基本であり 社会に送り出す動物が「不安」「忍耐の強要」「偏共生」とならない配慮が必要である-S,Ma】
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