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2011年4月 9日 (土)

2011-4-9編 緊急災害時動物救援本部協力募金 成り立ちの説明

緊急災害時動物救援本部の成り立ちは時に触れてお知らせしていますが 今もって

誤解をされたままのお方もおられるようですから概略説明いたします

阪神・淡路大震災発生とほぼ同時に私たちは被災動物の救護活動を検討していました

しかし 被災規模が大きく当時の社会的感覚では動物の救護活動について大々的に

広報出来ない雰囲気がありました

行政機関は対人被災者の対応でとても動物にまでも人員がさけない状況でした

兵庫県・神戸市各獣医師会と日本動物福祉協会阪神支部で着手することになりまし

たが 活動資金もなく 資材も何もないところからの活動の開始には多くの困難が

ありました

当時はS,Ma個人もミニシェルター(一時保管目的)を維持していましたし 社団法人

日本動物福祉協会も西宮に阪神動物救護センターを構えていました

その経験から必要な資材の一部を提供出来ましたし 手続き書類の作成も主に私が

いたしました

市獣の先生方は大工仕事から雑用まで何でも引き受けてくださり神戸動物救護セン

ターは活動開始に至りました

当初にはどの程度の募金が集まるのかも不安でしたが お陰さまで寄付金総額 

266,786,108円という多額のご寄付をいただきました

大切に節約を重ねて次期災害の立ち上げ基金を作りたいとの意志の基に寄付金残高 

83,975,832円を緊急災害時動物救援本部へ引き継ぎさせていただいたのが現在の募

金へと繋がっています

当時 募金は阪神・淡路大震災の動物救護活動に寄せられたものであり 残額を作

ることはけしからん 資金がある限りの活動を継続せよとか 他の活動団体へ分配

せよという意見がありましたが 兵庫県南部地震動物救援本部の構成員は現役の開

業獣医師であり ボランティアもまた家庭人であり 無償奉仕でそれぞれに個人の

生活を犠牲にして成り立っている活動でした

ある獣医師のご家族からボランティアは良いが月収が10万円では生活できないと言

われたと嘆いておられたことがありました

私も活動に参加していた1,年半夫のためにご飯を炊いたことはありませんでした

活動の終わりに言った夫の言葉は「カレーとコロッケは当分見たくない」でした

にも関わらず蒸し返しの基金を作ったことが不適切であり使いきるべきであったか

のような言葉が聞かれるようです

思いやりのない言葉にとてもがっかりさせられます

[意見は違って当たり前 他人の意見の尊重も忘れずに-,Ma]

と言うことで この基金を適切に活用することで意義を認めていただけるものと信

じています

さて その当時に頂いた全国の方々のご恩を忘れることなく現在動物救護活動に投

入されます緊急災害時動物救援本部基金を精一杯大災害の被災動物救護活動に活用

され また次期の災害にも備えるべく目減りさせないように継続してご支援を頂き

ますように 私たち神戸からご恩返し募金活動をいたします

募金活動 4/10()11;0015:00 

神戸市三宮センター街入口(フラワーロード側)

皆様のご支援よろしくお願いいたします

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