2011-2-26in OOさんからのメールから 続 法改正署名について
このところあちこちからペット法塾の署名についての問い合わせと意見を頂きます
「ノーキル」「殺処分ゼロ」
この言葉に対する責任を感じられる人々がどれだけおられるのでしょうか?
法制化にこの文言が入れられたと仮定して 将来起こりうる弊害をどれだけ予測できるのか 人々がそれらを理解されるだけの説明を受けて署名されているのでしょうか?
何も疑問を持つことなく賛同する人が 出来上がる法に対してどれだけの責任感を持っておられるのか大きな疑問があります
そのような署名がどのような意義を持つのか 多数であれば力とみなされるのか?
署名原稿を作る人々の思惑がどこにあるのか 知識と経験に基づかない情緒で呼び掛ける甘い言葉の誘いに乗ることが後にどれだけ動物を苦しめ 動物の福祉に携わる者たちに 官民を問わず粉骨砕身している人たちに足かせを付けることになるのかを考えたことがおありでしょうか?
本日下記のようなメールをいただきました
一部抜粋ですが署名に参加する人々の状況が実によく表れていると思いますのでご参考までにご覧ください
(S,Ma注-固有名詞は伏せました)
【つい先日、OOOclubの定例集会で動物愛護法改正のための署名がOOさんより配られました。
植田法律事務所というところのもので、内容を読まずに受け取って持ち帰ったのですが、家でじっくり読んでみると、私が学んできたこととは違うな・・・
ちゃんとみんなで話し合ってから、持って帰ってもらうべきだったと反省しています。
みんなで意見を揃える必要はないけれど『署名することは良いことだ』と考えもなしに、人に勧めたり、数多く署名を集めてしまう人がいないか心配しています。
S,Maさんがブログで何か署名について書かれているのでは?と思い、ちょうど昨日、ブログを覗かせてもらいました。
「みさママさんへの返信」を興味を持って読ませてもらいました。厳しい言葉もあるけれど、本質をついていて、みさママさんの心に届くと思います。】
このお方は真摯にご自分を振り返り反省されているのでほっとします
このような人々の署名が単に数字として多数意見と判断されることを心底心配します
署名に賛同される方々にお願いいたします
どのような発想で どのような目的を以って どのような実績を積まれた方が その署名活動を推進されているのか?
その結果が社会的にどのような影響を与えることになるのか?
もう一度じっくりと考えて頂きたいのです
みなさん動物のために幸せを願って賛同されていると思います
その署名は本当に全ての動物に幸せをもたらすことになりますか?
あなたは「殺処分ゼロ」「行政機関での長期保管の義務付け」という文言の深い意味を理解し その「殺処分ゼロ」「行政機関での長期保管の義務付け」が 予算や管理体制の裏付けもなく法律に書かれた結果にもたらされると予測される動物のおかれる状況の悪化について深く考えておられますか?
他の同様のタレントや放送作家と称される人々が同様のレベルの訴えをされています
訴えの全てが良くないとは申しませんが 実体験の無さゆえに「優しさ」「かわいそう」と言う言葉を心にばかり訴えかける仕掛けは危険です
カタカナで「ヤサシイ」「カワイソウ」は動物愛護の第一歩と言う表現をされていますがそのことでも理論ではない[自己愛型動物愛護-S,Ma]であることを良く表されていると感じます
「ノーキル」「殺処分ゼロ」を本気で唱えるなら 人と動物の共生そのものを禁止することをしなければならないと思います
動物においては「安楽死処置」(安楽殺処置)が救いであることはまだまだと言うよりも
将来も普遍的に認めなければならないことであるでしょう
動物との関わりで幾多の苦しみを体得しなければそのことが真に理解できないのかもしれませんが 動物の苦痛を回避してやりたいと思われる「思い遣り」の心がおありであれば 今 真剣に経験者から学んでください お願いいたします S,Ma
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コメント
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今日はエンジェルズ訴訟の和解協議の日。
和解案もなにも、未だ公表されていません。
どうも芳しくない内容だったのかなぁ・・・?
エンジェルズは嘯いて、またもや大規模レスキュー。
下請けのペキニーズレスキューさんを記事にしたら、うちのブログはすごいアクセス。
皆さん、レスキューが好きねぇ・・・
悪い奴らは、だから止めらんないんでしょうねえ。
ネットのレスキュー話に乗ってる暇があるのなら、身近なところで幾らでも精出してレスキューすればいいのにと思うんですけどねぇ・・・。
投稿: チッチ | 2011年3月 4日 (金) 20時47分