2010-9-29編Rさんの永眠 大型犬の問題点
旧知のお方から最近以下のようなメールをいただきました
S,Maの現役時代にどうしても「安楽死処置」(安楽殺処置)では解決できないがネグレクト状況を見過ごすこともできない事情の大型犬ピレニーズを引き受けていただいた飼主様からのものです
8/14異常に気付き動物病院受診 以後高度医療も含めて手を尽くされましたが 老衰に加えて腹部腫瘍のために 2010/9/20に13年6カ月の天寿を全うして大往生を遂げたとのお知らせでした
裕福なお方ですので経済的に裏付けられてはいましたが 大型犬であるが故のご苦労は相当な事であったと拝察しています
犬が自力での体位変換ができない場合 人力での介護はさぞかし大変だったことでしょう
S,Maが困っていた当時にお引き受けいただいたことは只々感謝の気持ちでいっぱいでございます
本来であれば譲渡対象からは外しますが 安楽死処置には応じられない元の飼主様を説得することができず しかし ご自分でも「安楽死処置」(安楽殺処置)は必要であるとおわかりではあったようですが ある種の優しさ?([自己愛型動物愛護-S,Ma])に決断はしたくないと言う状況でした
超大型であるための飼育放棄の状況は 繋ぎ放しで手入れもされず 放置できないほどに哀れでした
元はやはり飼育困難と言う理由の飼主から引取りをされたと聞いていました
【安易な飼育開始と放棄が動物も人をも不幸にすることになる-S,Ma】
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飼主様からS,Maへ
ご無沙汰しています。
今日、27日(月)のお昼にお電話くださいましてありがとうございました。
大学院に行ってました。
Rのことはいつ、どんな状態なら本人(犬)の苦痛が無く手術が有効なのか、全快に迎えるのかが個人では判断できず、結果的に本人に苦痛を与えたと思いました。第三者的な機関が無く、また商売の一面もあるので何時になったら獣医師界は真の動物の立場に立ってくれるのか、見通しが立ちません。
私的な考えでは超大型犬はその存在そのものが、どんな設備、人手があっても気の毒な気がします。
一度つまずくと徹底的に悪化することがよく分かりました。
もともと中型ぐらいの犬を人間の勝手で改良を重ねた結果、超大型になったそうで、心臓機能はそのままで負担が大きくなっただけだそうです。
小型犬はその点徳をしたのかもしれません。
夢中に成ればなるほど冷静な判断はできません。
では学習能力を身につけて、今後のケア(まだ小型犬や猫がいますので)に活かしたいと思います。
ご自愛のほどお祈り申し上げます。
(S,Ma注-下線太文字S,Ma加工 Rは実名を記載してありました)
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S,Maから飼主様へ
この度はRさんの永眠について詳しくお知らせくださり感謝の気持ちでいっぱいでございます
心からご冥福をお祈りいたします
長い年月本当にお世話様になりました
Rさんもさぞかし満足して旅立ったことでしょう
飼主さまに看取られる事が最も幸せなことですものね
-中略-
大学院に行ってました。
ご立派ですね
学問はいくつになっても楽しいものですね
私はせいぜいシンポジュウムで知識をいただく程度ですが可能な限り新しい知識に触れたいと思っています
○○さんとは時折話をしますが相互に高齢者 未来の話は少なくなりますね
ご自愛の上ご活躍くださいますようお祈りいたします S,Ma
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