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2010年10月17日 (日)

2010-10-16inチッチさんコメントありがとうございました

先日公営集合住宅でのネコの不適切多頭数飼育者の指導訪問に同行を依頼されて行ってまいりました

ネコはすでに愛護団体のボランティアさんが個人的(グループ)に引き取りをされていますが 飼わない約束のはずが訪問した日にはすでに1匹のオス猫の飼養が判明しました

その地域は団地ができた時点から遺棄されるネコが多く いわゆる「地域ネコ」として餌付けが行われていました

一部で自主的に不妊手術をされる自治会役員もおられるようですが全体の不妊手術には費用的にも追いつかないのが実情です

特にネコ対策は行政機関に犬のような法的根拠がある指導管理ができない状況となっていますから いわゆる付きで「地域ネコ」として誤魔化すことが多くなります

ネコ対策に最も障壁となるのはネコ愛好家の中の「活動家」と称する人々です

いわゆる「地域ネコ」と「不妊手術」と「譲渡」で凡てが解決するかのごとくに「ノーキル」「殺処分ゼロ」と叫んでいますがそれで解決しないことは当人たちのほとんどの人はよく知っています

ではなぜ「ノーキル」と叫んで行政機関に引き取りをさせなくするかと言えば 愛護団体としての看板で どこにも助けてもらえない猫たちを引き取れば 納税することなく「善意の募金」という効率の良い稼ぎができるからでしょう

無論全てがあくどい活動家とは申しませんが 「ノーキル」で善意一筋では理想に適った適正保管はでき難い

先のヒヤリングでの口述にも廃校舎で繁殖 飼育販売を提唱された例もあると聞きます

その団体の支持している愛護団体は 行き場のない動物の保管場所を有するが募金で告発されるに至っている「エンジェルズ」です

社会的に糾弾されているにはそれなりに理由があり 決して理不尽に糾弾を受けているものではないことは「広島ドッグパーク原告の会」公判記録を見てもはっきりとわかるにもかかわらず ヒヤリングで口述する機会をもらったこの団体の理事長も妻の事務局長も「エンジェルズ」に対して絶大な支持をしています

知識層の間では この口述がこの人の動物福祉に対する知識のなさと愚かさを暴露したという見方が多数ですが 社会は詳細が理解できないままに「環境省のヒヤリングでの口述」という 誰でもが呼ばれないであろう人選をされたことはそれなりに公的な存在価値を認められたからだと誤解する人もいることを懸念します

その証拠と言いますか作家の方のブログにはご自分の活動が認められたかのように錦の御旗的に社会的地位を誇示されているような書き方を見ました

一般的に環境省に招かれることは社会的に活動が認められていると見誤る危険性はあります

 

それに対して環境省は チッチさんのコメントにありますように「ノーキル」信者 提唱者偏りがうかがえます

地道な活動をしている者に意見を述べる機会は少ないような人選となっていたように感じました

どこの募金がどれだけあるのかもわからない現状では 不正があると感じながらも証拠として突き付けられないジレンマがあります

その結果は動物たちの福祉は問われることもなく 不適切多頭数飼育が善意の動物救済事業であるかのように大手を振って横行しています

ネット検索して団体 個人 グループの募金呼びかけの多さに不安が募ります

1円の不正もなく適正運用がされていることが立証される仕組みを見出さなければ 単に金儲けでは済まされない動物たちの不幸が看過されてしまいます

公益性を重んじる団体の役員には血縁者の役員着任数が制限されています 不正を未然に防ぐ意味があるからでしょう

環境省でヒヤリングでの口述をした人は 自分で立ち上げた団体ではなく 立ち上げ当時の功労者の名を伏せて団体名称変更をした経緯があります

それは自己資金で社会奉仕をしているかのような錯覚をもくろんだのではないかとさえ思ってしまいます 

そうでなければ名称を変える意義はなく 功労者の名を何時までも社会に周知されるためにも立ち上げ当時のままでよかったのではありませんか?

理事長と事務局長を夫妻で占めるあたりはさすがです 「エンジェルズ」も同様ですね

他人の介入が抑えられてお金の管理がやりやすいからでしょうか?

環境省も本腰を入れて不適正多頭数飼育に対処してください

そのことがあくどい引き取りをセーブすることにつながります

多頭数飼育からの引き取り先が多頭数飼育ということは珍しいことではなく 今や定着しています

数字の上で殺処分頭数や引き取り頭数の減数となって表れている行政機関ではネコの引き取りを事実上拒否しています

名目は終生飼育指導 実態は我関せずと感じるこの頃です 文責S,Ma

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