2010-9-4in HIROさんコメントありがとうございました
意見はいつでも歓迎です
お答えさせていただきます
[「単に息をさせて生かしている」のは、センターではなく、悪質な業者や虐待を行っている飼い主ではないでしょうか。]
この場合の「センター」は熊本市動物愛護センターを指しておられるのですね?
私の経験から得た知識では残念ですが熊本市動物愛護センターはネグレクト保管をされていると感じています
それは数々の映像が教えてくれていますし 「8カ月ぶり犬を殺処分 熊本市動物愛護センター」の記事からも 自らのご発言として殺処分に至る理由を述べておられることから容易に察しられます
業者の中には自らの所業を棚上げして「指導や啓発」をしていると豪語する輩もいますが
不適切飼育をしていることが判明すれば 多くの自治体の担当部門ではその事実を「指摘」し行政機関から状況改善のために現地調査をしたり文書での改善勧告をしたりしています
明らかな暴力的虐待でなく 日常の不適切飼育=ネグレクトの場合は対応が国難であることが多くどこでも苦慮されています
私の経験では 特に多頭数飼育と単数であってもネグレクトの場合は自らの間違いを自覚されていることが少なく 不適切な点の指摘を受けても行為の正当性を主張されると言う特徴があります
かたくなで自己主張が強く 自らの非は認めない例が多数です
多頭数飼育例では劣悪環境であっても「動物愛護」のためであり見捨てられた動物を「保護」していると主張されます
動物福祉の基本知識を得た人々の判断からは明らかなネグレクト状況であっても 時にはその行為を称賛する支持者もあり 動物あいご活動をしているとする自称あいご家の持て余した動物たちを「預ける」と称して其の多頭数飼育現場に持ち込むこともあります
[ おそらく、そのような悪質な状況下にいて「幸」ではなかった犬・猫を「幸」にするため、センターの皆さんは頑張っておられるのではないでしょうか。]
「幸」とは価値判断に差があるとは思いますが私は動物についての「幸」とは複数の第三者が認めるものであるべきだと言う信念を持っています
飼主が自分の保管動物ガ「幸」だと言われても 周囲からは不適切と感じられている状況があり 肯定できないことが多くそのように判断するようになりました
通常 虐待を受けている飼主にも従うのが動物たちです
動物自らは虐待や不適切管理の被害申告はできませんし 不足は言いません
囚われていて逃げることも困難です
「幸」をもたらすべくそのために頑張っておられるおつもりでも「幸」でなければ飼主-保管責任者の自己満足となっているように思います
ここが大切なポイントですが行政機関だからこそ 移動した場が長期間にわたる不適切管理の多頭数飼育状況であってはならないのです
ミイラ取りがミイラになると言う表現に当たってしまいます
私も 日常のお世話をされる行為については従来からご立派であると申し上げています
「単に息をさせて生かしている」状況にあると言いますのには 単なる並行の係留ではなく 更に悪質な状況である 日常就寝時にも斜め上部からの鎖係留であり 犬たちが心身ともに安らぐ場がないと感じる保管状況が長期にわたり改善されないからです
市長様が年頭のご挨拶をあのように自画自賛されたのであれば 部下たちが懸命に努力されていることに配慮をされて (おそらくは施設改善のための予算要求の申告をされたことでしょうから) それに応えて 名実ともに『動物が命あるものである』『人と動物の共生に配慮』と謳った法律第105号『動物愛護管理法』の精神を市民に周知される義務がおありになると思います
[ このことと、犬猫の出産期のピークが重なったこと。この2つの要因によって、今年に入っての犬・猫保護数は、これまでの月平均を大きく上回ったと仰っていました。(ニュース記事の中で。)]
繁殖制限についても甘すぎる基本姿勢が囮電話に現れています
予想以上にあまりにも安易な譲渡姿勢に落胆しました
日常の管理体制の改善に尽力された分を評価しても 子猫遺棄の示唆と共に 基本的な運営体制に「負の啓発」(:啓発とは言えない)があり 印象が悪化しますね
[ また、環境の厳しさもあるようです。ご存じかわかりませんが、熊本市動物愛護センターは、その管轄区域が、今年はじめの二町との合併により、一気に広がりました。]
その理屈も当面の予定外対処の時期は過ぎております
合併により従来よりも管轄域が広くなれば対処すべき動物頭数も増えることは 経験的に想定内であろうすと思います
行政機関であればそれを理由にネグレクト保管が許されることはありません
知識のない多頭数飼育者の言い分に劣らなくなり 法律第105号の適正運用をされるための法の啓発者としてのお立場を自ら蔑にされているとも勘繰られます
[ 環境が整わないとなかなか理想の行政はできないのではないでしょうか。]
その通りですね
適切な保管環境を確保できないのであれば 現状での限度を自力の範囲に収めることが飼主 保管責任者としての義務であり責任です
私たちは「飼えなければ飼わないのも動物福祉」と申しています
何度でも申しますが現状では余剰とされる動物たちの殺処分は避けられない状況なのです
いかに「安楽死処置」(安楽殺処置)をするかと言うことが切実な問題点なのです
一個人飼主でもなく 無責任な自称[自己愛型動物愛護-S,Ma]の活動家でもない 行政機関であるがゆえに それらを指導し改善勧告をされる役割を担っておられるから厳しい批判を受けることになるのです
一般的に申しますと 悪質な業者や虐待を行っている飼い主は行政機関から指導を受ける立場にいます
指導元が手本として不適切飼育をしていたのでは動物福祉の向上は後退する恐れを感じます
先日の読売新聞の署名記事等と共に 善意とは言えこうして熊本市にエールを送られたおつもりが「これで十分」との判断をさせることになることの弊害を感じます
「よくないことは良くない」と言うことが動物と動物に携わる人々のためにも必要だと思うから 臆せずに改善を求め 反省を促しているのです
[動物愛護について微力ながら調査をしております、一学生です。]
お差支えなければ あなたのご専攻とどのような調査をされておられるのか その結果はどのようなことを得られたのかお知らせいただければ当方も参考にさせていただきます
[少し指摘させていただきます。]
指摘=問題となる事柄を取り出して示すこと(広辞苑)
あなたにとっての問題となることは 私にとっても知識の更新をお願いしたい問題点であることを申し添えます
厳しいですか? ごめんくださいね
コメントをくださった勇気?にもう一度ありがとうございました
[意見は違って当たり前 他人の意見の尊重も忘れずに-S,Ma]
コメントをいただいた4日は 東大で「ヒトと動物の関係学会」シンポジュウム「生死学」を聴講参加するために 夜明け前に自宅を出て深夜日捲りをしたころに帰宅しました
日帰りの強行日程だったものですから 疲れてブログの書き込みには至りませんでした
ご返事が遅れましたことごめんください
シンポジュウムの「生死学」の内容はなかなか興味深いものでした
18:30pmぎりぎりまで聴講していたのですが列車の都合でもう少しのところで残念でしたが席を立ちました
近々書き込みたいと思いますが 話す機会が続く予定があり 時間の余裕が少なくなっています
このところ 私の経験談お話しさせていただける場をいただく機会が重なり 原稿の整理等でブログが更新できないままでした
私を招いてくださった方々と これからお招きくださる勇気ある方々に感謝の気持ちでいっぱいでございます
ここで改めて御礼を申し上げます
申し添えますが 熊本市動物愛護センターを誹謗するつもりはありません
あくまでも改善のための批評です
熊本市の皆さん
携わる人のため以上か同じくらいに動物のためを思ってくださるのであれば 保管状況を改善してやってください
日夜 心身共に安らぐことのない保管状況は哀れです
切にお願いいたします S,Ma
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コメント
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ご回答、ありがとうございます。記事までアップして下さり、丁寧なご回答に感激しております。
>>この場合の「センター」は熊本市動物愛護センターを指しておられるのですね?
はい。
まず、動物福祉に関する知識が無いに等しい中で、軽はずみな発言をしてしまったことをお詫びいたします。ご回答(本記事)を読んでいて、なかなかすっと理解できない箇所が多く、自分の勉強不足を身をもって知らされました。現在の熊本市動物愛護センターを改善しなければいけないという意見については、その存在すら知りませんでした。これから、動物福祉について勉強をし、頂いたご回答をしっかりと理解できるよう努めてまいります。
ご回答いただいたものの中から、1点だけ。熊本市の収容施設の状況が良くないということについて。熊本市の議会録を見ますと、S,Maさんが市に指摘されたことによってなのか、市の動物愛護センターの収容施設の状況が「良いものではない」という発言がありました。また、収容施設を「動物愛護という名にふさわしい」施設に改善することを検討するという趣旨の発言もありました。今年度の予算に計上されているのは、動物の検査を行う施設のみで、収容施設の改善費はまだ予算に入れられていないようですが、改善の姿勢になっておられるようで、良いことですね。
>>お差支えなければ あなたのご専攻とどのような調査をされておられるのか その結果はどのようなことを得られたのかお知らせいただければ当方も参考にさせていただきます
私の選考は政治学です。TVでの熊本市動物愛護センターの特集や雑誌記事を読んで、松崎所長の「熱意」を感じ、また、官民一体の取組を実践されていると感じました。そのため、これから、現地へ行き見学・インタビューをし、それを元に、私の住む自治体に何が足りないかを考える予定でおりました。
最後に、気になったことなのですが、S,Maさんは、ブログの管理人となっているtaroさんとは違う方ですか?また、ブログのタイトルからすると、S,Maさんは、CCクロでボランティアとして活動されているのですか?
投稿: HIRO | 2010年9月 9日 (木) 00時48分