99歳母の誕生日に書き留めた思い
今日あるは
明日に備えるためと知りつつ
次の日も同じに過ごすわれをあわれむ
昨日よりも今日が一日勝れるかと
問いしわが身に答え浮かばず
明日へと託す今日が過ぎ行く
40年の歳月を経て思うこと
忘れえずして今も抱きし決意なれど
動物福祉の道は険しく
若き力で奮闘に明け暮れし日々
なつかしく過ぎ去りし日々をおもいて
老いたる今日は心の力を鍛えなん
いきものはすべていつかは別れるを覚悟して
よき思い出を今日も綴らん
明日きたる死は安らぎとわれを諭して心休めん
この天体もいつかは消え去る日を迎えるのか
その日を知らずして生かされる幸を感謝しつつ
億万年の彼方に思いめぐらす
今見る星はいつの光りか
今は無き幻なのか
美しきものと感じられる幸 それで十分だろうと
人の生はたかだか100年の月日なれど
宿命に生かされる身を楽しむも 嘆くも我にあり
他のためにか 我のためにか捧げるものがあれば幸とおもいて
巡り合う全ての命に幸あれと願いつつ
時に喜び 時に詫びつつ 時に涙こぼれて 時は過ぎゆき昨日となる
明日巡り合う命に幸多かれと 天空を仰いで祈る
今日一日の無事に感謝す 2010/5/17 S,Ma
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