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2010年7月 5日 (月)

2010-7-4編 ある相談から

親しい友人からの電話を受けた

関西圏で猫の餌付けをしている人が 近所からの苦情に期限付き対処を迫られて 関西関東圏の10か所以上のあいご団体に相談をしたが 引き取りはしない 他団体に相談をすることを薦められたとのこと 

まわりまわってなぜだか関東の団体からS,Maの自宅電話を紹介されたらしい 

親しい友人も同じく突然自宅電話に相談の電話を受けたらしい

無論事前に電話番号の公開の許諾を問い合わされたこともなく それだけでも礼儀に反することだと感じないのであろうかと 緊急救護活動でもないのにそのような非礼を疑問に感じないことが情けないと思う 

だから「動物あいご団体」って変な人の集団だと言われる一因になるのかなとがっかりとさせられる

なぜあまり聞いたこともない関東の団体が我が家の自宅電話番号を控えておられたのか?? 

S,Maの携帯番号はかなり広範囲に知られてはいるが 自宅電話での通話は近年私的な事情もありほとんどお断りをしているのでなおさら気持ち良くないことである

その相談者にどこかのあいご団体が引取りはしないが勝手に餌付け猫を処分のために保健所につれてゆけば法律違反になるとの指摘をされたらしい

ならば違法にならない対処を指導したかと言うと何もしなかったと

つまりは放置せよということらしい

これは関西のさる弁護士氏等が日頃からアピールされている主張が社会に広まっているということなのか?

つまりは猫が悲惨な状況におかれていようがかまわない とにかく殺処分しないことが第一であり 放置された猫が結果的に産めよ増やせよでもいたしかたないとでも言われているように聞こえてしまう

たぶんそんなことは言っていない

不妊手術は必要だと言っていると申し訳されるであろう

ならば 彼らが本職をさておいてでも 放置された猫たちの不妊手術とその後の世話に尽力されるのか? 

そんな非常識なことを言うなと言われることは当然ではあろうが 人にも動物にも迷惑を及ぼさずに実行可能な対処方法を教えないのはずるい!!

譲渡をすればよい? 

ごもっとも あなたが斡旋してくだされば喜んで 

しかし 当方の譲渡基準に準じますぞ!!

私の交友関係である範囲では どのような例であっても現実的に対処することは時間も費用も心身ともに費やす労力もほとんどの場合は自前である 

募金募金と書きまくり 広報しまくり金集めをされることは民間ではどこでも見られる

的確に公明正大に公開し処理されるのであればそれでも良いが 見る限り公明正大と感じられるところは少ないように感じる

言葉は奇麗に飾れるだけに 善良な国民は募金集金者が何ほどの集金をしているのかも知らされないままに 善意であると信じ込まされている

安易な募金協力について注意を喚起するものに対する非難さえ聞くことになる

行政機関でも困惑されることの一つに 多くの愛護活動家の言い分が理屈では正しいが現状の改善に適用できるのかと言えばほとんど受け入れ難いに近い状況であろう 

手本とするべき『熊本市』があると言われそうだが 動物福祉の観点からはとても全面称賛とはならないことは 基礎的な知識と理性があれば容易に判断できることである

これは全面否定をしているつもりはない

佳いところもあることは承知の上で 行政機関であるがゆえに守るべきことを守って頂きたいとの主張をしているのである

国内ではほとんどの自治体では 予算もなく 施設改善にも 行政職員教育にも 日々の業務にも困っておられることはたしかだ 

行政機関での動物衛生関連獣医師の確保はどこでもお困りのご様子

兵庫県では少し以前ではあるが 行政獣医師の海外研修を実施されたこともあった

しかし せっかく身につけていただいた知識を活用できるかと言えば そうもゆかないようだ

人材を生かすにも行政機関の事情も多々あるようだ

業者指導もして 特定動物の監視から事務処理 一般動物の飼主指導から 食品衛生までも範疇であり(と言うよりも本来の仕事)近年では譲渡先探しは当然の義務とされ その合間にはいじめに近い?あいご活動家の訪問とか電話攻撃も対処させられる 

2-3時間も電話でとっちめて 女性行政獣医師を泣かせてやったと自慢していた愚かな活動家もいた

その長距離の電話代は募金から出ているであろうし 行政獣医師の時間給に直せば高額な税金の無駄使いをしているとも解せるであろう

無論的確な指摘で改善につながることであればじっくりと語ることも無用とは言わない

反対することが主となるような言い分では愚かなことだ

これらが全て行政機関のノルマとされたのでは有能な行政官でもお手上げとなるであろう

「ペットだけではなく、野生動物、産業動物など全ての動物との共生が活動の対象となっている。」

と記された文言を見たことがある

人と人の佳い関係にはいかがなものかと問いたくなったこともあるが 動物さえよければ佳しとされる動物あいご活動家の人が意外に多いと感じることが少なくない

困り果てた多くの人々が相談される場合に 助言される立場の人々が現実的に自らも実行できる範囲の選択肢を提供されることが大切だと思う

遺棄や放置は動物には「幸」はないことが多く 来年に迫った『動物愛護管理法』見直しに際して「殺処分禁止」などと盛り込まないでいただきたい

殺処分に際しては「安楽死処置」(安楽殺処置)でなければならない

とされることが妥当だと提言したい

繁殖制限を厳しく規定し 安易な譲渡にも妥協しないことが第一であり 「殺処分ゼロ」も「ノーキル」も現状では不幸な動物が増えることが前提となることを明言しておく

餌付けの行為は飼主に準じた義務と責任があることからも 努力の甲斐なく策が尽きたとき行政機関(保健所)へ持ち込むことを違法行為と教えるような安易な殺処分回避はしてはならないと言いたい S,Ma

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コメント

先日はお会いでき、とてもうれしい大阪行きでした。

私方に、この手の相談がきたときは、保健所に相談をしてくださいと言っています。
また、どこか紹介してくださいといわれても、お教えすることはまずありません。
で、ときどき罵倒されますが・・・。
なんのための会なんだ!と。
説明して差し上げるのがめんどうくさくなっている非情な私です。

ちなみに、先日「お金不要です」といったら、審査落ちました。
こんなもんです。動物愛護の理解度・・・。

目の前のことをどうにかする、やってくれるほうが、わかりやすいから、お金出してくれる気になるのでしょうね。
結果、「どこへやったの?あのお金?」と、当事者近くの者から疑念の声が・・・のパターンが繰り返される。
ただし、関係者からはお金出ないが、企画実行のオファーです。
ジレンマです。
すみません。関係ないことまでコメントしました。
またお目にかかりたいです。

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