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2010年6月28日 (月)

伝統行事も変わってゆく 「あげ馬神事」 続報 産経新聞記事から

2010-6-28編 上げ馬神事続報 産経新聞記事から

各位

平素動物福祉の向上にご尽力を賜りありがとうございます

2010/4/6付け 上げ馬神事について報告書を公開させていただきましたが その後ネット検索により産経新聞社で 読者意見に基づく調査をしていただけることを知りました

動物()に関しての調査はしないが 人身事故についてなら調査するとのご回答をいただきました

とりあえずどの視点からでも情報を得られるならばと思いましたので依頼しました

死者の出た祭りという 特別な例ではありますが 遺族の強い要望により当該祭り自体が廃止になっていることからも 国民の訴えにはそれなりの力があると思います

産経新聞での調査結果では以下のように(下線太文字部分-S,Ma注下線太文字 着色はS,Ma加筆)報道されています

全文から一部抜粋

平成元年10月以降、報道などにより把握できた全国の祭りの死亡事故は、20都府県で6061人。

刑事責任は問われるのか。関係者が重過失致死容疑で書類送検され、不起訴や起訴猶予になったケースはあるほか、13年に石川県七尾市の「石崎奉燈祭」を見物中の22歳女性が奉燈と民家の壁に挟まれ死亡した事故では、運行責任者が同罪で在宅起訴され、金沢地裁が禁固2年・執行猶予4年を言い渡した。

民事責任では損害賠償が成立している例もあると報じています

民族学者 盛岡大学 大石泰夫教授は「祭りの当事者たちが格好よさやスリルを追求しても、人が亡くなって、報道されたり訴訟を突きつけられたりしたとき、祭りの意味を問われる。伝統行事も変わってゆくと述べられています

記事の最後に「上げ馬神事」の馬について告発があったこと 状況改善があったことが付記されています S,Ma

以下は上げ馬神事報告書の一部 人身事故に触れた部分です

他の落馬した少年も落馬直後に石垣に体をぶつけた上に馬に踏まれてのではないかと感じられる状況がありましたが そのまま無理に(しきたりでしょうが)担いだり引っ張ったりで少年を土壁の上にあげていました 

上げられたまま少年はその場で動かないままに担架で運ばれてゆきました

救急医療からは考えられない処置のように感じました

少なくとも落馬した場所で担送されることが安全第一からは大切なことではないかと感じましたが しきたり通りに土壁を這いあがることのほうが「伝統維持」には大切な価値観のように感じ ここでも「人や動物の重大な負傷事故や命にも勝る.伝統とは何か」と問い直したい思いでした

会場を離れる前に関係者に少年の状況を問ましたが「意識もあるし大丈夫です」とは言われましたが 真実を伝えるためにはこのようなことも報道をされるのがメディアとしての役割ではありませんか?

心あるジャーナリストがおられるならば 過去にもこの神事による障害者がおられると聞きましたし この少年についても追調していただきたいと思います

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