相次ぐペット情報の粗末な内容 もったいない!!
相次ぐペット情報の粗末な内容 もったいない!!
2010/01/18
1)NHK元気列島 鑑札広めて迷子の犬を殺処分から守れ 14:05(ペット情報は14:27~)
2)たけしのTVタックル 実録!!ペット産業の闇 困った飼い主㊙迷惑&残酷!!
殺処分の悲劇・・・・人間のエゴ 朝日放送(関西圏6ch) 21:00~21:45
1) NHK元気列島 についての感想
狂犬病予防法に基づく鑑札の普及啓発についての取り上げは良いと思います
東京都での犬登録鑑札の着用率が15%であるとのこと 登録はしていても装着していない犬が多く 登録 鑑札の装着 狂犬病予防注射済み票の装着義務が罰則付きであることを理解されていないのが実情です
[第27条 次の各号の一に該当する者は、20万円以下の罰金に処する。
1 第4条の規定に違反して犬(第2条第2項の規定により準用した場合における動物を含む。以下この条において同じ。)の登録の申請をせず、鑑札を犬に着けず、又は届出をしなかった者
2 第5条の規定に違反して犬に予防注射を受けさせず、又は注射済票を着けなかつた者]
彼の阪神大震災の動物救護活動においても犬保護等数1039匹中 鑑札を付けていた犬は10指で数えられるほどであり 登録済みは2%程度であったと記憶しています
現状では個人飼い主に対して20万円以下の罰金が科せられた例はほとんどないと思うが
「多頭数飼育者」に対する査察 摘発のきっかけに狂犬病予防法が適用されている例はあります
法治国家であることの威信にかけても法の順守義務の啓発は欠かせません
法律を無視することが許されることはあってはならないことだと思います
他のあらゆる法律についても軽視して良いのであれば司法の尊厳はなくなります
法律の順守義務の啓発は司法 行政機関関係者の責務でもあると思います
鑑札の形態は自治体での選択が可能になり検討されていますが 予算削減の昨今ではなかなか改善とはゆかないようです
装着義務を課しているのですから 装着を実行しやすい工夫を要します
この報道で取り上げられていた東京都大田区での取り組みは参考になります
作成費用等の情報もあればよかったでしょう
2) たけしのTVタックル についての感想
動物関連のどの番組にもお願いしたいことの一つに コメンテイターの選び方を慎重にしていただきたいと申し上げたい
不特定多数の視聴者が対象であり メディアで示されたことは画像 発言ともに影響力はあります
ずさんなコメントに誤った認識を持たされることは避けなければなりません
野村獣医師は動物福祉の専門家の間では問題発言の多い方としてみなされています
当番組でも犬猫が人間界に参入した経緯とか 動物の衣服の着用等について 再三不適切な発言がありました
犬は衣服を着用することを好み 裸は嫌がる オーバーを着たがる
これが獣医師としての知識ですか?
犬も猫も動物が自ら好んで今日のような種を継承したわけではなく 明らかに自然界の自然淘汰の原則を歪曲して人の支配による変造ともいえる状況に置かれて 人の好みに合わせた飼育動物とされています
人は犬猫に対して「創造主」に匹敵する責任があります
その交配には獣医師という職業が深く関っていますし ペット業界の負の部分には大いに責任を感じて頂きたいとさえ感じています
福岡教授にも落胆です
猫が恩返しをする?
教育に関わる知性ある方としてもっと理性的な感覚で感じてください
恩返しをしなければ 損になることをした猫はどうなりますか?
真剣と感じられるコメントであったことが落胆なのです
衣服の着用についての野村獣医師の考えに賛同と
犬の養老院構想ですが 本当に動物福祉は大丈夫でしようか?
ペット用品店「コークマ」成田氏は 過去に犬350頭を8人で管理し 不適切繁殖に関わったことがあるとのことでしたが業者批判をされていた点からみますと 認識を改められたのでしようか? 本日のコメントに限っては他の方よりも良いくらいでした
民主党議員岡本英子氏も2011年法の改正について触れておられましたが 環境省安田室長のご発言にも残念に感じました
「子犬8週令未満」の譲渡 販売規制と 社会化問題について学問的根拠がないといわれていましたが 動物行動学ではいまや定着しているのではないでしょうか
業者保護ともとれるお言葉に聞こえます
殺処分せずに譲渡のための長期保管施設と人材の確保を考慮すれば 現状では事実上殺処分ゼロは困難であろうともいわれていました
岡本英子議員 は全国行政機関殺処分費用が約57憶円とみなされ その費用を譲渡救命事業に活用すべきと発言されていました
もっともではあり 具体的に動物行政改革が必要ですが 「ノーキル」議員連盟とかいわれますと真剣に「ノーキル」がベストとお考えであるのか それならば民主党は夢想家の集まりのように感じます
しなければならないこと 不適切飼育 不適切譲渡を基本にしなければ動物を迎えて 苦痛を強いられる飼い主と動物がなくなりません
動物福祉に基づく適正保管 飼育 譲渡が 官民ともに基本です
なぜ!! 募金で問題の多い団体を動物あいごの代表格のような扱いをされたのでしょうか?
数億ともいわれる募金で たったの20匹のセラピードッグ育成ですか?
咬傷癖のある犬の終生保管
団体の広報用と人の殺処分反対のデモのために 生涯を閉じ込められて生かされるのは営業 募金対策のためではありませんか?
2003/8/1(金)付け朝日新聞 夕刊記事に「捨て犬救え 頓挫」の見出しで 募金に対する疑問が報道されています
事例一3)
日本レスキュー協会(JRA)は、スイス災害救助犬協会(REDOG)日本支部を名のっていた。
そしてREDOGのシンボルマークも使用していた。(資料3)しかしスイス災害救助犬協会は
当方の質問に対し、日本レスキュー協会を日本支部と認定したり、何らかの許可を与えた
事は一度もないと回答している。
スイスのレスキュードッグ リドッグの日本支部であると名称を詐称していた事実はご存じですか?
詳細は「鳥取共生連絡会」http://blog.canpan.info/day_by_day2009/archive/73
殺処分ゼロをめざして-日本レスキュー協会との会談ー [2009年10月24日(土)]
たけしさんは日本の現状を変えようと言っておられましたが 変えるためにも質の良い情報の提供は大切です
次にはどうか真の専門家と言える 複数の方に番組構成に際して あらかじめご相談してくださることをお願いいたします
45分間の貴重な時間に訴えられることはもっとあったはずです
近頃のあらゆるメディアへの不安は募っています
公正 公平 間違いのない 質の良い知識に基づく報道をよろしくお願いいたします
取材記者の礼儀も大切にしていただきたい
東京新聞に以下のような書き込みを見つけました
S,Ma
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2009123002000075.html
鳩山政権は、自民政権の“負の遺産”の整理に四苦八苦しているが、同時にメディアも厳しく問われている。ほろ苦い年越しの酒になったが、来年の自戒としたい。 (小林一博)
注-太文字はS,Ma加工
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初めて書き込ませていただきます。
途中からでしたが、昨夜の上記TV番組を見、さすがの私もはらはらさせられましたので。
この分野に関心を持ってから、私自身かなりの年数(S.Ma様方々には及びもしない年月ですが)が、たちました。
シロウトながらも様々な情報を見聞きし、そのなかで何が、誰が、伝えていることが事実であり、より正しいことなのか探ってきたつもりであり、参考に少しずつできることを実践しております。
TV番組で、犬猫関連をとりあげられるようになったことは、リスクもありますが、それでもそれなりにマジな捉え方がされてきてきたかなと少し思えてましたのに。
百歩譲って、悪意、他意のないコメント、画像だったとしても、あの咬傷癖のある(あった)レスキューされた犬?の画と、その前で今後を語るスタッフの話を見聞きしたとたん、地味な取り組みを知るものにとっては「???」になったはずですね。
そう感じた人が多いと信じたいです。
投稿: chara_k | 2010年1月19日 (火) 12時48分
こんにちわ。
私はどちらの番組も見ていませんが、呆れた内容だったようですね。
最近、本当に妙なパターンの”動物愛護”番組が増えました。一見、現場告発を装い、的を故意にはずすような。
chara_k様のような受取方をした、まともな方々も多いのではないかと思いますが。
投稿: 招き猫 | 2010年1月19日 (火) 16時13分
番組情報をありがとうございました。
法律の改正、生体販売の規制の必要性など、もっと突っ込んでコメントしてほしい~!と思うものもありましたが、なんのために呼ばれたコメンテーターなのかズッコけるような発言もあり、期待と落胆との気持ちで見終わりました。
8週齢未満での販売禁止の訴えに、「科学的根拠がない」と言われた環境省のお方・・・ああいう方が国の役人をされているのかと呆れ果てました。動物行動学が科学ではないというように私には聞こえました。
というより、学んでおられないのかもしれませんね。
命に差はないと思いつつも、やはり「犬を飼いたい」と思う人、普通の人は、「若くて健康な犬」「気質の穏やかな犬」を選びます。その感覚が普通だと思います。育てていく中で病気になったり、噛み癖がついたりするのはしかたないとしても、最初から困難な犬を選ぼうとは思いません。
一度人を咬んだ犬は、咬むことを忘れません。咬むことをやめさせるのはしつけではどうにもなりません。咬ませない状況を維持するという管理をするしかない、と学びました。自分でも経験しました。
咬傷歴のある犬のために犬舎を開けなければならないなら、その陰で健康で気質の安定した犬を犠牲にすることになります。
命に差はないと思いながらも、私には咬傷犬のために犬舎を置いておくことはできません。次から次へと保護される犬たちの姿が見えるからです。
目の前の命ももちろん大切ですが、その他大勢の命も同様に大切なはずです。
自分が飼わずに施設に閉じ込めておくような犬を、人にもらってもらおうなんて、それでは動物の福祉にも人間の福祉にもならないと思います。
投稿: 楢ママ | 2010年1月19日 (火) 19時53分
書かれていることにいちいち頷きながらよませていただきました。
本当に昨日のタックルにはがっかりです。
内容も薄くご指摘のように間違った情報を流していたと言うこともありますが、猫については一切触れなかったのが不自然で納得行きませんでした。
貴重な公共の電波を使うのだったら、正確で視聴者を啓発できるような番組を放映して欲しいと思います。
※この記事を転載してもよろしいでしょうか?
投稿: mikan | 2010年1月19日 (火) 21時33分