2010年1月1日 新年に思う
2010年1月1日 新年に思う
みなさま
あけましておめでとうございます
当ブログをご覧くださいます皆様に心から御礼を申し上げます
フィールドワークを基本に活動を続けました40年間の経験を基にした考えを述べさせていただいていますが 10年を単位に比較しますと変化は明らかだと感じます
40年前は「虐待」特に「ネグレクト」の飼育状況が官民を問わず日常茶飯事とさえ言える社会でした
行政機関での保管中に共食いあり幼少動物の箱詰め積み重ねによる圧死あり フィラリア テンパー パルボ等の感染症により犬の平均寿命は6~7歳といわれているような時代でした
行政機関での「ネグレクト」保管のその一部は現在も継続されていることは周知のことであり 保管状況の改革に対する取り組の決意が「CCクロ」の活動の原点であります
その後の神戸市関係各位の意識改革に基づくご尽力の成果は「神戸市方式」として表れている通りですね
動物に高度医療技術が適用される時代が訪れるとは夢にも考えられない頃でした
大震災以後には良い方向に変化がもたらされたのですが 変わらないのは「安楽死処置」(安楽殺処置)についての許容度です
一般的には生死に対する意識は今も当時も大差はなく 単純な「生」か「死」かの情緒的「好き嫌いのレベルで感じられている」ことが「議論」にいたることなく放置されていることです
招き猫さんコメントありがとうございました
招き猫さんのコメントにありますように
[日本人の動物観=”生きていることに価値がある”が、”経営の効率性や利便性”を重視する”経済活動としてのシステム構築”がなされ、欧米の動物観は「意識(sensibleな存在)」=福祉」を重視し、そこから展示販売等が動物虐待に該当するという考えも出てくる。]
外国をまねることの善し悪しではなく 集積された知識の取捨選択にあると思うのです
外国と日本は文化が違うと言うことは当然あるとして 対動物生命の価値観は大差はないものでなければならないはずです
長い間の研鑚で得られた知識は尊重に値するものであり 外国かぶれとして回避するものではないと思うのです
政権交替で年を越しましたが期待と不安が交錯している混迷の日本 動物関連でも「動物の愛護及び管理に関する法律」の見直しがどのように方向つけられるのかしっかりと見極めなくてはなりませんね
今後の日本での動物観に「理性」と「愛情」が程良くブレンドされますことを願っています
考え方をリードしようとされる方々の意識がご自分の好みが中心ではなく 社会的な影響も考慮されますことを願います
「批判」は関心を持つべきものであり 「誹謗・中傷」は切り捨てるべきものだと思います
良い反省は 良い向上につながることは言うまでもないですね
またもや辛口になりそうですね あしからずご寛容によろしくお願いいたします S,Ma
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コメント
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明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
来年度は法改正の年。その前年度に当たる今年は、強く動物福祉を主張していきましょう。
『「批判」は関心を持つべきものであり 「誹謗・中傷」は切り捨てるべきものだと思います』
批判は公のものですが、誹謗中傷はこそこそとなされますね。
大雪の新年となりました。”雪は全てを浄化する”、明け方外に出て新雪を踏みしめ、爽やかな元旦を迎えることが出来ました。
人間様の生活も大変です、余剰動物と見なされた犬猫は尚更です。
困難な時代ですが、今年も頑張っていきましょう!
投稿: 招き猫 | 2010年1月 1日 (金) 13時08分