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2009年12月

2009年12月29日 (火)

「犬と猫と人間と」ニュース Vol.14 新情報

09-12-28in 

新情報です すみません 抜粋です 

飯田監督からのお礼のメッセージです

「犬と猫と人間と」ニュース Vol.14 2009.12.28
    http://www.inunekoningen.com/
     発行:映像グループ ローポジション/合同会社東風


ありがとうございました!(飯田)

<この1年を振り返って>
僕にとって今年は「犬と猫と人間と」に明け暮れた年でした。
昨年の今頃は、まだ編集作業の大詰め。何とか形にしようと、正
月返上で編集に取り組んでいました。そして、1月の試写会、2
の完成記念上映、配給の東風と組んで夏前から劇場公開に向けた
宣伝活動、秋からの劇場公開、そうした中で本当に多くの方々に
応援してもらいました。
映画館での舞台挨拶やトークは計33回。劇場以外でのイベントや
大学等での講義は計24回。その他「あしがらさん」上映会や試写
会等も含めると、今年は60回以上、人前で話をさせてもらったこ
とになります。
また、映画の公開に伴って取材を受けることも多く、大阪で1日
に8件のインタビューを受けた日もあります。全部で50回以上は
取材を受けたでしょう。
劇場公開が始まってから、ブログの更新が追いつかなくなってし
まったのが悔やまれますが、ホントにいろんなことがありました。
杉本彩さんとの対談、徳島の劇場公開に合わせて子犬を育てた子
どもたちを再訪(この様子はDVDに入れます)、福岡では僕の師匠
とも言える、原一男監督と再会、思いがけない出会いも多々あり
ました。


これからの上映!

新たに滋賀県・滋賀会館シネマホールと、
北海道帯広市・CINEとかちでの上映が決定しました!

都内では、1/2()15()渋谷・UPLINK Xでの上映、
1/23(
)29()下高井戸シネマでの上映が予定されています。
関西では、3月に宝塚シネ・ピピアで上映予定となります。

宮城県 仙台フォーラム 12/26()1/1()
福島県 福島フォーラム 1/2()8()
東京都 UPLINK X 1/2()15()
静岡県 浜松 CINEMAe_ra 1/9
 
1/9() 飯田監督による舞台挨拶を予定
佐賀県 シアターシエマ 1/9()22()
長野県 松本シネマセレクト 1/1617 
 
1/16() 飯田監督による舞台挨拶を予定
新潟県 新潟シネウインド 1/23()
東京都 下高井戸シネマ 1/23()29()
滋賀県 滋賀会館シネマホール 1/23()2月下旬 
北海道 苫小牧シネマトーラス 1月予定 
愛知県 名古屋シネマテーク アンコール上映 1月予定
宮崎県 宮崎キネマ館 2月予定
沖縄県 桜坂劇場 2月下旬
北海道 CINEとかち 2月下旬
兵庫県 宝塚シネ・ピピア 3月予定
群馬県 シネマテークたかさき 日時未定
石川県 シネモンド 日時未定

今後も公開劇場は増える予定です。
上映の詳細は、http://www.inunekoningen.com/ にて。

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  3.「犬と猫と人間と」自主上映会の募集!
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知るために、知らせるために、自主上映会を企画してみませんか?
基本料金を抑え、小規模な上映会にも対応しています。

<上映料>
基本料金:30,000
追加料金:1回の入場者数が50名を超えた場合、1名あたり400
     の追加をお願いしております。
例:入場者数75名の場合
  30,000(50名分)25×400円=40,000円となります。

詳細のお問合せ&お申込は、配給:東風まで。
 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-42-11 カーサ新宿705号室
 TEL:03-5155-4362 FAX:03-5155-4364
 E-mailinfo@inunekoningen.com
<予定されている自主上映会>
岩手県・宮古市上映会 26()
横浜 第3回大倉山ドキュメンタリー映画祭 26()
千葉県・白井市上映会 221()
川崎 上映会 221()
神奈川県・逗子市上映会 227()
上映会の詳細は、http://www.inunekoningen.com/ にて。


土屋監督「フツーの仕事がしたい」ドバイ国際映画祭にて受賞!
 詳しくは、 http://nomalabor.exblog.jp/

飯田プロデュースのDVD『「ホームレス」と出会う子どもたち』
 
大好評! 一般価格¥2800にて販売中
 詳しくは、http://class-homeless.sakura.ne.jp/

飯田前作「あしがらさん」もDVDにて販売中!
 詳しくは、http://www5f.biglobe.ne.jp/~ashigara/
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▼mixi
内の「犬と猫と人間と」コミュニティもぜひ!
 
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4013137
■DVD
パッケージの発売は劇場公開終了後となります。
以上、転送歓迎です。
このメールニュースがご不要な方は、お手数ですがその旨を
 記してご返信お願します。
***************************************
発行責任者:飯田基晴
映像グループ ローポジション 
222-0024 横浜市港北区篠原台町36-28-603
Tel&Fax
050-3744-9745
URL:
http://www.inunekoningen.com/
***************************************

2009年12月28日 (月)

何事も「反省」の有無が将来への評価につながるものと感じます

招き猫さんコメントありがとうございました

[まともな行政獣医に対する執拗な言いがかり、嫌がらせです。]

行政獣医師も千差万別ですね

某地方自治体の行政獣医師はかつて「サクシン-筋肉弛緩剤=脳は生きているが肺の筋肉の活動を停止させて窒息死させる薬剤」を「安楽死処置」(安楽殺処置)の薬剤だと公言していたことがありました 

そのことを批判した人よりも 支持した人が日の目を見るような結果があっては日本の動物福祉行政に先行きの不安がありますね

建物が立派であったとしても ソフトを動かす「人材」こそが将来の明暗を決めることになりますね

譲渡基準を適正に運用しようとされる方や 「安楽死処置」(安楽殺処置)を公正に検討されようと努力をされる方に対する評価がややもすれば理不尽な方向に流されそうになっているように聞くことがあります

行政機関ではなくても 社会に対して安易な受けを狙うかのような刹那的な考えの「良心の吐露」とでも表現しますか 受けやすい行為を「優しさに対する賛同」のような形で支持を表明されることは 将来を展望しない 現状の多数に逆らうことを恐れたとでも言いますか 基礎の動物福祉の思想伝達に配慮しない 付和雷同型の薄っぺらな行為に感じます

例えば 社会的に評判の良い事象(専門的には妥当ではない評価の事象)を褒めるにあたり 時流に乗ったつもりでは 自らの軽率さを呈するようなことになります

他でどのように立派と評価される実績を積まれたとしても 一つのその安易な行為が反省されることなく時の流れとともに「看過」されることを期待するようなことでは 動物福祉の啓発とは相反して本末転倒なこととなりかねないのです

誰しも時には良かれと思いつつ失敗はしますが 何事も「反省」の有無が将来への評価につながるものと感じます

失策に苦言を呈した人を無視をして侮蔑の態度で接しようとすることがあれば 従来築いてきた信頼を損ね 失意を抱かせ 敬意もともに葬ることになります 

そのようなことがあるとすればとても惜しいことに感じます

私も数々の失敗を重ねましたから 自らの器量の狭さを恥じるようなことをした経験があります

それらに対する反省の意があればこその提言です

何事も自尊心を砕かれるかのごとき苦言や行為には「感謝」はし難いでしょうが 苦言や批判に対しての対応の仕方こそがその人の本性を現すものだと思うのです

多くの人々への自己アピール パフォーマンスも程々には大切ですが 表現の方法や礼儀を失しないことも大切です

他人を利用することのみが目的での対人関係を保つことは社会を歪めます

社会に長く生きている人々の目は節穴ではないことも知る必要があります

今脚光を浴びておられる 飛ぶ鳥を落とす自信がおありの方々 ご自戒のほどをお勧めします S,Ma

2009年12月26日 (土)

「尼崎ケンネル」

09-12-26 049 S,Ma

尼崎市の犬繁殖業者が無許可で「犬の不適切多頭数飼育」をしている問題で 尼崎市は17日犬繁殖業者「尼崎ケンネル」の施設に緊急立ち入り調査をされた

1225日兵庫県警察本部と尼崎東署が業者と尼崎市動物愛護センター 市保健所を捜索したと報じられている

10年間に及ぶ違法行為が看過されていたことは大きな問題ではあるが 突然この時期に情報が流され告発された経緯については複雑な背景があるように感じられる

行政機関というところは職場の交代があることは通常であるが 時に自治体の人材の都合により人員配置の時期は一定ではない

地方自治体によっては行政獣医師であっても数十年同じ職場で同じ業務をされる場合もある

尼崎市愛護センターにおいても前任者の任期は比較的長かった

民間人に「ご協力」という名目でかなりの支配をされていたことも周知のこと

そのような状況にも拘らず 所長交代後のこの時期を狙ったというかのごとき告発はなぜなのか?

新任された所長よりも前任者の方がはるかに責任が重いことは誰にも合点がゆくことである 前任者の担当されたその間にも問題は表面化していたし 告発の理由も整っていたはずだ

何らかの理由で意図されたものはなかったのか?

新任の所長がターゲットにされたと勘ぐるのは不自然なのか?

民間でのボランティアと称する動物「不適切飼育」「多頭数飼育」も多数と言ってよい程度に存在する

業者もボランティアも不適切飼育であれば糾弾されなければならないが 私が知る限り「NPO」とつく団体の少なからぬ施設において動物福祉に元付く 動物の適正飼育管理ができているとは感じられない

自分たちは「動物を助けているから多めにみられる権利がある」かのごとき錯覚をされていることが多々ある

私には何らの損得はないのでどの時期であれ 誰が関与されたかは関係はない

しかし 前任者が果たせなかった行政機関としての義務を たまたまこの時期に所長に就任されたがゆえに全責任を背負わされることはあまりにも気の毒であることは否めない

それが行政機関職員の宿命といってしまえばそうなのだろう

職員教育を怠った尼崎市幹部の責任とともに日本中の行政機関が考えなければならないことでもあるように感じる

報道もそのような視点を持たれることも必要ではないだろうか?

10年間になぜ告発が見送られてきたのか?

偶然この時期になっただけなのか?

早期に問題を提起されていたら今日の状況は少なくともある程度は抑制されていたであろうと思う

疑問はあるが 無論 告発されたことは当然のことであり 行政機関も業者も違法を重ねていたことについは言い逃れはできない

県警本部が出動されるにいたったことは 不届きな業者にも警告となり 行政機関にも改めて「動物の愛護及び管理に関する法律」の適正運用に努めていただく契機とされることを願う

行政機関の方々にお願いしたい

かねてから進言しているが 業者 ボランティア NPO 団体 個人を問わず「多頭数飼育」の初期に指導を開始し 現状以上に動物の頭数が増えないように監視をしていただきたい

人員にも限りがあり困難は察するところではあるものの 後日に増えすぎた「多頭数飼育」状況に対応される労力に比較をすれば やはり初期対応が動物にも社会にも行政機関自身にも利があると思う

何事も一面だけを見てすべてを知りえたかと思うことには誤認につながることもあり得ることを警戒していただきたい

報道は事象のすべてを網羅して伝達はできないことは当然であり 編集者の思想や哲学にも左右されることもあるのは これも当たり前ではあろう

各自が物事の見方に新たな視点をもっていただけることは大切なことだと思う S,Ma

2009年12月23日 (水)

楢ママさんコメントありがとうございました

楢ママさん

コメントありがとうございました

神戸市職員さん 他のスタッフ ボランティアの皆さんと共に いつも「CCクロ」を適切に維持してくださることに感謝の気持ちでいっぱいです

若い皆さんがこうして適正な批判ができるところが とてもありがたいことです

基礎知識をしっかりと持たれて活動してくださることが 今日の「CCクロ」を誇れるものとして胸を張れるのだと思います

楢ママさんと周囲の方々の疑問はアニマルケア国際会議でお会いした多くの方々の疑問でもありました

熊本市の方々の一匹でも多く救いたいという思いは動物にかかわるものであればだれでも同じ思いであると思います

熊本市については 単に不適切飼育の「多頭数飼育」と区別がしにくいところがあってはならない行政機関であるにも拘らず 救命の頭数にこだわり 動物と飼い主さまと社会への配慮に欠けたことが問題なのですね

たくさんの熊本市 熊本県関係者の方々も当のブログを訪問してくださっておられますからきっと改善に努力されると思います

そう願いたいし そうでなければ動物の遺棄で問題提起をしなければならなくなるかもしれません

別のところで「ノーキル」「殺処分ゼロ」をテーマにシンポジュームをされた責任者の方に

講演内容の口述を文字化されて公開してくださるように要請していますが 一度は検討しますから時間をくださいでしたが ご返事がないので催促をいたしましたが口述内容に問題がおありなのか返事がありません

このまま無視されるのかもしれませんが 他については厳しく追求し文書で糾弾される方々ですから ご自分たちのお身内の不都合には沈黙ではとても卑怯なことです

「ノーキル」の提唱をされることが心地よく 理性的に判断をされることを避けておられるのかもしれませんね 

動物のためにも社会全体のためにも おひとりでも多くの方々に適正な共生=適正な譲渡を実践していただき そのためにも適正な飼育管理に努めて頂きたいと念じます

2009年12月22日 3:35

この時間をみますと健康維持についての心配がありますよ くれぐれもお体をお大切になさってくださいね S,Ma

2009年12月20日 (日)

またもや 熊本市の礼賛報道

現役を退いたはずですが困り果てた方からのSOSにこたえることが少なからずというこの頃です ペット店の苦情から 不適切飼育の指導訪問と出かけることが重なりブログの書き込みを休んでいました このあたりに年を感じますね

多くの団体や活動家と自称される人々は動物愛護と言いながら「ノーキル」のために相談者に安楽死処置(安楽殺処置)の提案ができなくなっているようです

あとは自分で考えなさいということのようです

「私は殺すことにはご協力しません」と言い切れば済むようです 気楽な団体ですね

10年ものブランクがあっても S,Maの電話番号が保存されているらしく相談を受けています

安易に安楽死処置(安楽殺処置)を考えている方ではなく 切羽詰って遺棄もできないから悩んでおられる 気楽な団体の人よりも真剣に動物を苦しめたくないから悩んでおられると感じます


12/16 毎日放送4ch14;55~「ちちんぷいぷい」でまたもや 熊本市の礼賛報道を流しました

インフルエンザの如く 報道関係者へのノーキル伝播は抗体なき感染の如く ただ単に礼賛につきる安易さにはがっかりです

褒めることと同時に 全体を理性的に観察し判断して 改善すべき点を指摘することとを取り上げられないのは取材に際しての基礎知識のなさを物語っていると感じます

一般の視聴者はかなりの部分でメディアによって影響を受けることがあると感じます

戦争前後の思想操作に一部でも報道が加担をされたことも事実ですし その点では思考の方向性を示唆される機会を持っておられることをもっと真剣に感じてくださり 偏った思考に誘導されることのないように配慮していただきたいものです

現実的に考えて 現状での日本の国で「ノーキル」が達成できますか?

数字やトリックでは可能かもしれませんが その陰で動物たちが悲惨な状況に置かれることを見過ごすことになる結果を招くでしょう

堅実な基礎知識を培われて 絶大なる実力をもって世界的規模で行動されている「英国王立動物虐待防止協会(RSPCA)」でさえも「ノーキル」「殺処分ゼロ」には至らないのが実情です

人間が支配する社会では弱者や動物への虐待や殺傷はなくならないのが現実です

いかにして減数に勤めるかに重点が置かれることが大切であり 少なくとも対人では不可能である「安楽死処置(安楽殺処置)」が動物には許されることが救いであることを認めなければ遺棄やネグレクトも闇の殺処分もなくなりません

動物の命を救うことが「幸」に結び付けられない譲渡や販売であれば 人の心の安らぎを得るためだけの行為であり 人間の辛さを動物に耐えさせているにすぎません

12/1213に神戸市内で開催された「アニマルケア国際会議2009」でお会いした多くの方々は さすがにそのことを認識されておられました

私の接した範囲ですが 「熊本市方式」の全面礼讃のお方には出会いませんでした

それぞれに妥当と感じます的確な批判(非難 誹謗に非ず)がおできになれる方々でした

熊本市については 一般市民の集団ではなく 「動物の愛護及び管理に関する法律」(昭和48101日・一部改正━昭和58122日・平成11716日・平成111222日・平成17622日・平成22年改正予定)

の適正運用を使命とされ 指導的地位にある行政機関であるにも関らず 安易に達成できるような印象を与えて「ノーキル」「殺処分ゼロ」と公言され 遺棄さえも示唆されることが問題なのです

「動物の愛護及び管理に関する法律」の運用にあたっては

動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目(平成18120日環境省告示第20)

(動物の管理) 5条で以下のように示されています

一 動物の飼養又は保管は、次に掲げる方法で行う。

イ 飼養又は保管をする動物の種類及び数は,飼養施設の構造及び規模並びに動物の飼養又は保管に当たる職員数に見合ったものとすること。

これは一例ですがその他にもこと細かく業者に対する遵守事項があります

業者規定がそのまま行政機関に適用されることはないと言われるでしょうが 業者に求めることは指導者としての行政機関が手本となるくらいのレベルを保たなければ説得力に欠けてしまいます

譲渡対象の動物の長期保管で頭数において また方法は適正であるのか 熊本市のみならず全国の行政機関が再検討されることではないでしょうか?

そして一方の大切な事項としての 殺処分対象の動物たちの処遇の改善であります

すでに当のブログで述べていますが 動物愛護センターと称するところで3日間保管の犬たちが身動きさえも容易ではない 移動用の檻に閉じ込められている状況があります

殺処分方法の改善とともに取り組まなければならないことです

このようなことを改善すべく率先して働きかけられることが議員とされての活動の義務であり 施設の改善がないままに「ノーキル」「殺処分ゼロ」を唱えるのは順序として違和感が有ります

ご自分や動物愛好家と自称される方々の心の満足のために社会に迎合されるためかと誤解をされかねない「ノーキル」「殺処分ゼロ」発言は慎まれることを要望いたします

今こそ 真に「幸」になれる動物が増えるために 適正な譲渡や販売の基礎を築くときであります

「ノーキル」「殺処分ゼロ」を過剰に期待して 人が辛さを耐えることから逃避をすれば動物につらさを押し付けることになります

ヒトの心の幸せのためには動物に我慢をしてくれと言われるのであればそれもやむを得ないことでしょう

誰かのセリフにありましたが「日本に生まれた動物でなくてよかった」ということになります

「かわいそう」がどのようなことかをお一人々が考えて頂ければ答えはおのずから示されるでしょう  2009/12/20  S,Ma

2009年12月16日 (水)

「犬と猫と人間と」ニュース 新情報 

「犬と猫と人間と」ニュース Vol.13 2009.12.15

全文は長いので抜粋ですみません

全国の上映予定です

この機会に動物との共生について 改めていろいろと考えてみる機会となるといいですね

先日京都での上映で飯田監督のご挨拶がありました

午後の大阪会場では当方の予定でお会いできないので 京都に参りました

撮影から何年? 久しぶりにお会いできました

相変わらず やさしげで 飄々とされて それなりに厳しさもおありで 独特の雰囲気をお持ちのお方です

取材を受けた当時は『CCクロ』の生みの苦しみ?のさなかでしたから S,Maはなりふりもかまわずに働き ストレスで脂肪が付いていました

あれから約10kg落としましたので 監督は多分?すぐにはS,Maとはお気付きではなかったようでした

映画の終わったところで 再会の記念に手編みの帽子を差し上げてツーショット

いつまでもお元気でご活躍されますようにお祈りしています

S,Ma

「犬と猫と人間と」ニュース Vol.13 2009.12.15

    http://www.inunekoningen.com/

     発行:映像グループ ローポジション/合同会社東風

2.現在、上映中!

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いずれの地域に年内の公開です。どうぞお早めに!

そして周りの方にも、ぜひこの映画をお広めください!

●大阪 第七藝術劇場 http://www.nanagei.com/

 12/12()12/18()12:45/18:30

 12/19()12/25()17:00~ ※12/20休映

●京都 京都みなみ会館  http://www.rcsmovie.co.jp/

 12/10()18()16:00

●兵庫 神戸アートビレッジセンター http://kavc.or.jp/

 12/12()18()10:30

●福岡 KBCシネマ12 http://www.h6.dion.ne.jp/~kbccine/

 12/12( )12/18( )13:00

●北海道 シアターキノ http://theaterkino.net/

 12/12()18()13:20

 ※12/19() 時間変更の予定 12/25()終了

●徳島 シネアルテ http://cinaerte.com/

 12/13()19()9:30/12:00/15:00/18:00

 12/14()18()10:00/14:00/18:30

●富山 フォルツァ総曲輪

 http://www.tmo-toyama.com/forza-sogawa/

 12/12()12/18()14:50

 12/19()12/25()10:30/15:00

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  3.「犬と猫と人間と」自主上映会の募集!

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知るために、知らせるために、自主上映会を企画してみませんか?

基本料金を抑え、小規模な上映会にも対応しています。

<上映料>

基本料金:30,000

追加料金:1回の入場者数が50名を超えた場合、1名あたり400

     の追加をお願いしております。

例:入場者数75名の場合

  30,000(50名分)25人×400円=40,000円となります。

■詳細のお問合せ&お申込は、配給:東風まで。

 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-42-11 カーサ新宿705号室

 TEL:03-5155-4362 FAX:03-5155-4364

 E-mailinfo@inunekoningen.com

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  4.その他の劇場情報!

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新たに仙台フォーラム/渋谷・UPLINK X/佐賀・シアターシエマ/

宮崎キネマ館/沖縄・桜坂劇場/宝塚シネ・ピピアでの上映が決定!

<間もなく公開!>

●宮城県 仙台フォーラム 12/26()

●福島県 福島フォーラム 1/2()8()

●東京都 UPLINK X 1/2()15()

●静岡県 浜松 CINEMAe_ra 1/9

  1/9() 飯田監督による舞台挨拶を予定

●佐賀県 シアターシエマ 1/9()22()

●長野県 松本シネマセレクト 1/1617 

  1/16() 飯田監督による舞台挨拶を予定

●新潟県 新潟シネウインド 1/23()

●東京都 下高井戸シネマ 1/23()29()

●北海道 苫小牧シネマトーラス 1月予定 

●愛知県 名古屋シネマテーク アンコール上映 1月予定

●宮崎県 宮崎キネマ館 2月予定

●沖縄県 桜坂劇場 2月下旬

●兵庫県 宝塚シネ・ピピア 3月予定

●群馬県 シネマテークたかさき 日時未定

●石川県 シネモンド 日時未定

今後も公開劇場は増える予定です。

上映時間等の詳細は、http://www.inunekoningen.com/ にて。

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  5.飯田のつぶやき

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映画を作る事と見せる事は、相反する要素を持っている、と思う。

作る事は、無数の可能性・選択肢からひとつにまとめ上げること。

見せる事は、そこから無数の可能性を探り、広げることになる。

映画を作る事は、不安でけっこう苦しく、難しい仕事だ。

しかし、見せる事も、実は同じくらい難しく苦しいとこがある。

世界は広く、宣伝にはきりがない。

そんな中で今回の映画は、自分自身が驚くほどの広がりを見せて

くれている。これは稲葉恵子さんの思いと、配給:東風の頑張りと、

この現状に心痛める多くの人たち、映画を観てくれた人たちのおか

げだ。

ユーロスペースでの公開後、息つく暇もなく地方上映が始まり、

慌しく日々が過ぎる。

多くの人に励まされ、支えられている実感もあるが、元来ひっそり

生きている方なので、それはそれで疲れるときもある。

疲れてくると「見せたい」「伝えたい」という思いも磨耗してくる

のが、正直なところ。

こんなとき、しばらく寝てたいと思うと同時に、次の作品に向か

いたくなる。きっとこの繰り返しなのだろう。

順調にいけば春には子どもが産まれる。映画で養っていけるのか?

自信があるわけじゃない。でもそこの地平であらためて勝負して

みたい気もある。「何とかなるよ」ではなく「何とかする」のだ。

この映画も、そんな思いで産み出したのだから。

つぶやいていたら、訳の分からぬ決意表明みたいになってしまった。

イヤだなぁ、こういうの。

まぁ、何とかなるさ。

そう思い、もうしばらく上映活動に励むとしよう。

(飯田基晴)

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  6.ローポジション関連情報!

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●飯田プロデュースのDVD『「ホームレス」と出会う子どもたち』

  大好評! 一般価格¥2800にて販売中

 詳しくは、http://class-homeless.sakura.ne.jp/

●飯田前作「あしがらさん」もDVDにて販売中!

 詳しくは、http://www5f.biglobe.ne.jp/~ashigara/

●土屋監督作品「フツーの仕事がしたい」も各地で上映会あり!

 詳しくは、 http://nomalabor.exblog.jp/

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mixi内の「犬と猫と人間と」コミュニティもぜひ!▼

http://mixi.jp/view_community.pl?id=4013137

DVDパッケージの発売は劇場公開終了後となります。

■以上、転送歓迎です。

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発行責任者:飯田基晴

映像グループ ローポジション 

222-0024 横浜市港北区篠原台町36-28-603

Tel&Fax050-3744-9745

URL: http://www.inunekoningen.com/

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2009年12月11日 (金)

[尼崎のニュースが流れました。] 招き猫さんコメントありがとうございました

招き猫さんコメントありがとうございました

[尼崎のニュースが流れました。]

数えきれない不適切多頭数飼育を見てきましたが 関わっている活動家と称する人々が現状での保管責任者の不適切飼育をあげつらうが 案外その活動家等の当人たちがその劣悪とされる場に動物を連れて行く(一時預け)とか安楽死処置(安楽殺処置)に反対していることが多くあります

尼崎市の例ではイングリッシュコッカスパニエルの有名ブリーダーだと聞いています

純血種ほど特徴では見分けにくく 個体識別にマイクロチップの装着義務を課す必要があると思います

どの個体が店舗や繁殖家 多頭数飼育場のところで何日間逗留しているのか査察をしてもほとんどの場合に判別はできません

狂犬病予防法の適用もその点で難しいところがあります

尼崎市行政機関の動物関係の人材不足は震災当時からであり 人材育成に大きな遅れがあると思います

この傾向は日本中に広がる危険性があるのではないかと心配しています

動物福祉を内外に向かって誇れるようなレベルに高めるためには 環境省が地方自治体の人材育成に力を入れていただかなければ動物愛護法を活用したくても 判断できる人がいなければ実効性のあるものにはなりにくいと思います

地方交付税としての補助金も全額を投じてでも動物愛護(文言は「福祉」と改めて)担当職員の育成のために留学費用に充てられることも一案かと思います

熊本市の方々もSPCAで学ばれる機会を得られたなら 自ずから適正保管と譲渡についての基本知識に触れられ 修正箇所に気がつかれることでしょう

[一度、ノーキル達の言うとおりにやってやるのもいいかもしれません。]

それには動物たちがネグレクト状況に置かれるという犠牲を看過するという前提になりますね

私には容認できないことです

今苦痛に耐えている動物たちに 救いようのない闇に置き去りにすることになることは明らかだと感じるからです

熊本市で夜間の保管状況に見る 鎖で係留されていることは 上からの首つり位置ではなく せめて並行位置での係留でなければ犬たちは不自由でしょう 

SPCAであればネグレクトとして指導対象にされると思います

私が従来安楽死処置(安楽殺処置)を公然と主張してきた理由に「幸せにはしてやれないが 苦しみを中断させてやることはできる―S,Ma」を上げています

一旦殺処分を行政機関の業務から外して 間隔をおいて行政機関に再開させることは予算的にも人員配置としても無理であると思います

昨今の経済事情では国も地方行政も予算は削減をしたくて厳しい仕分けをされているくらいですから あなたもその点をついて穿った見方をされていますね

行政機関が殺処分を合法的に扱っている間は 国民市民は納税者として口が出せますが 業者であればどのように扱うか査察権もない国民には 行政機関に立ち入る以上に困難であり よほどの根拠がなければ「かわいそう」では法的な改善理由には持ち込めません   

[悪質な繁殖業者並みに、自分達で闇処分を始めるでしょう。]

行政機関が殺処分を扱わなくなれば 当然殺処分専門業者が出来るでしょう

新たなボランティアビジネスチャンス? 職種? シェアー? ですかね?   恐ろしい!!

「死体」となって焼却されるはずの動物が「成体」として利用価値を優先されるという恐ろしい心配が生じます

遠い過去には一部ではありますが疑念がありながらも証拠として挙げられるものがないためと危険であるとの判断でなすべき手段がなかったことがあったのを思い出します 

行政機関の扱いに注文をつけることはできますが 業者に注文をつけることはとても困難なことでしょう

現実的なことを考えなければ 「やさしい」人々によりもっとも「やさしい」とは無縁なことが起こり得ます

すでに「熊本方式」最高とする「やさしい」方々が希望に胸を膨らませておられます

その方々にどう説明しご理解に近づいていただけるのかは 信念と誠意をもって努力をすることしかないと思っています

動物福祉は携わる人の能力(経済 知識 体力 組織力 善意 人格etc)により差異がありすぎる現状であり 「携わる人の心にのみやさしいが災いしている状況であると感じています 

明日からいよいよアニマルケア国際会議ですね

おひとりでも多くの方がご参加してくださいますようにお願いいたします

09/12/11 S,Ma 

2009年12月10日 (木)

12/8 N-ZERO 10ch 22;54~ 熊本市の続編 感想2

ようやく修理から帰ってきたPCに向かいつつも せっせと入れていた個人辞書も入れなおさなければならないし 知識のない者が何かに挑戦することはそれなりに学ぶ意欲を持たなくては得るものもありませんね

PCも動物のことも何事であれ基本は同じだと思います 

関心をもって努力をしつつ 信念のもとに 経験を積むことを忍耐をもって継続する


クラッチさんも招き猫さんも コメントありがとうございました

このように考えてくださる方々が心おきなく発言してくださることを願っています

2009/12/10  12:20 AM  文責S,Ma

12/8 N-ZERO 10ch 22;54 熊本市の続編を流しました

確かに良いこともされていますね

ペット店の指導 地域猫の取り組み これらについては立派だと思います

着目すべきは 報道のすべてにおいてそうであるようにN-ZERO が公開した映像は36524時間の内の 熊本市動物愛護センターで行われている作業の一部を切り取られて編集されたものであるということに 気をつけていないとすべてが「素晴らしい」で終わってしまうことになります

12/2 N-ZERO が公開した映像もまた36524時間の内の 熊本市動物愛護センターで行われている作業の一部が切り取られて編集されたものであり 両方を比較すれば矛盾が際立つと感じます

方やしてはならない「指導」(松本獣医師)をし 方や立派な「指導」(徳島獣医師)をされる

たまたま 撮影日にその場面でその役割が当たったまでのことなのか 信念に基づいてそれぞれの獣医師が意志をもって行われたことなのか 見ているだけでは判然とはしませんがおよそはわかるようにも感じます

N-ZEROのコメンテーター氏いわく「すべての行政機関でこうあるべき 殺処分ゼロ素晴らしい」という意味の発言でした

「ちょっと待たれよ」 と言いたい

もしも 日本中の行政機関で 引き取り拒否 殺処分ゼロが実施されたなら 余剰動物の行き着くところは「ボランティアビジネス運営の民間不適切保管所」(シェルターとは言いたくない)か遺棄されるかとならざるを得なくなります

その上に不適正譲渡が蔓延したら 動物福祉はこの国から追放です

現状で熊本市が引取頭数に制限をかけられるのは周辺自治体が窓口を閉じておられないから維持できているのであろうと推測できます

むろん実情を精査してのことではなく 経験に基づく推測の域ではあります

良いことは伸ばしていただいて よくないことは改めていただいてこそ真の改革ではないでしょうか?

メディアとしても報道のもたらす影響を考慮され 多方面の「識者」(風評ではなく真の知識を有する方)から情報を得られた上で 「良い」基礎知識をもって番組を構成していただきたいと願います

何も知らないで「動物大好き」「殺処分ゼロ」と言える立場ではないことを意識し直してください 

2009年12月 8日 (火)

くらっちさんコメントありがとうございました

くらっちさん

本当にお久しぶりですね

コメントありがとうございました

若い方でも基礎の知識をお勉強された方であればこうして理性的な判断力を 身につけておられるという証としてとてもうれしく思います

あなたをはじめこのようにしっかりとした意見をもたれる方たちとお会いできたことが 私にとってとても幸運だったと思います

CCクロ』が今日あるのはまさに皆さんの 賢さのおかげです

感謝の気持ちで一杯です

こと動物に関しては生きていることだけに善悪の判断基準をおくことはQLO 無視することになりますね

特に過繁殖の現状ではね 

すなわちネグレクト飼育も看過することを容認してしまいます

一面だけ見て あるいは社会の多くの人が賛同するからといって 付和雷同することは間違った価値観を助長し 物事を見極める力をなくしてゆきます

私の世代以上の人々は第二次世界大戦に際して 疑問を表に出すことができなかったか 疑問を持つことさえもしなかったために 国の指導者たちの仕掛けたわなに陥ったのだと思います

多くの国民が一方向を 向くことは 大切なものを 見逃してしまいます

くらっちさんがご自分の感じられた疑問をこうしてあらわされる勇気に敬意を表します

熊本の方々の全てがよくないのではなく 社会が的確な評価をしないことで 礼賛ばかりにとらわれてなすべき修正をされる機会を失っておられ 社会(報道)はそれを「過度の礼賛」により奪っているように感じるのです

熊本の市民か職員の方の中でも疑問を持たれている方がおられても 言えない状況にあるのではないのか ある種の言論抑制を期せずしてかもしれないが してしまっているのではないかと感じています

私の勝手な感想でしょうが 神戸でお会いした所長さんからはそのような印象を持ちました

すこし 熊本市の方々に冷静になれる時間を差し上げることが 本当によい改革の機会をもたれることになるように感じます

報道やノーキル思想の人々の無責任且つ 勝手なオーバーヒートで方向性を誤り 現地でのノーキル思想の人が躍り出て 理性ある人々は困惑されているのかもしれませんね

人にのみ優しいことは 動物にとっては不幸なことも押し付けてしまうことがありますね

これからも意見のいえる人であってください

今日はとってもうれしい幸せな気持ちです 

心からお礼を言いたい気持ちです 「ありがとうございました」 S,Ma

2009年12月 5日 (土)

募金と報道  

招き猫さん

コメントありがとうございました

20年以上も遡りますか かつてある新聞社がペット店が動物愛護団体を装って余剰動物 特に子猫の有料引取りを行っていることを 支援する内容で報道しました

新聞紙面の4分の1くらいのスペースを占める記事であったと記憶しています

「やさしい」「社会貢献」「すばらしい」で褒め称えていました

あるコラムニストも その方のご家族が救護された子猫をその店に託したときの賛辞の言葉を他紙にではありますが投稿されました

「有償であるからには きっときちんと世話をして よいところに譲られるであろう」という趣旨でした

私は即座に新聞社に抗議をいたしました

大々的に報じられた慈善事業のふれこみとは裏腹に 虐待保管をし 餓死も自然死だと豪語する有様で 店主は話し合いにも応ずることなく 警察も証拠不十分として立ち入らず 行政機関も動かず八方塞でした

あまりのひどさに当時の阪神動物救護センターの職員と共に店に行き 集められた子犬子猫を店主から無償で引き取っていました

譲渡をする名目で有償で集められたこねこを 小鳥を輸送する際に用いられたダンボール箱にいっぱいに詰め込み 開封しただけで中身が見えるが子猫の力では食べることもできない缶詰を子猫たちの真ん中に置き 「えさを与えているが食べなくて死んだ」と嘯くような店主でした

当該新聞社に事実確認をして 訂正記事を掲載されるように申し入れましたが ついに謝罪はもとより 訂正記事も出ませんでした

そのような余剰動物たちをやむを得ず引き取り 本当に心身ともに疲れ果てるほどの働きをしていた当時の阪神動物救護センターに対しては いくつものメディアが社会情勢をも考慮することなく 「ノーキル」の人々の垂れ込みに喰らいつき 曲解した叩き記事を書いていました

報道の正義も善意も感じられませんでした

そうして私の中には報道とは信ずるには値しないものであるとの観念ができたように感じます

報道とは知ることの取っ掛かり的な役割であるとの評価をしています

従来も募金についても多くのメディアは特定団体の支援者として「利用」されていました

阪神・淡路大震災被災動物の救護活動で経験しましたが 報道があった日は電話の数が桁違いに増えて 両手に受話器を握るほどに問い合わせがあり ご寄付や物品ご寄贈のお申し出を頂きました

報道のおかげで支援を得られ 私たちの活動が円滑にできたことも認めるところであり その点には感謝もしています

まさに両刃の剣です

その経験から推し量り 募金を募る彼らがメディアを如何に活用するかにかけていることは明白と感じられます

募金についての全てがよくないというつもりは毛頭ありませんが 募金協力をされる側(メディアも個人も)が注意をされなければ怪しげな看板だけの団体等に悪用されかねないと思っています

「兵庫県南部地震動物救援本部」では公的に会計監査を受けて 節約を重ねてあえて残した約8千万円の義捐金を 以後の緊急災害時の動物救護活動に活用されるようにと願い 「緊急災害時動物救援本部」(法人複合組織)に寄贈し管理を委ね 大災害の立ち上げ資金として現在も活用されています

彼のペット店はその後も野生動物の展示販売に違法すれすれのことを続けていましたが社会的に糾弾されたのは永い年月の後でした

国民が知ることの大切さに関心を持ち メディアのすべてを信じることなく 広く情報を求められることがこのような悪質な「募金集金」を目途とする団体個人を糾弾できる唯一の手段かと思います

S,Ma

犬や猫の”殺処分ゼロ”が目前 驚きの自治体・・・・なぜ 感想1

09/12/4  024分 文責S,Ma

読売TV 10ch  2009/12/2  22:54 放送 NZERO 

犬や猫の殺処分ゼロが目前 驚きの自治体・・・・なぜ

タイトル通り「犬や猫の殺処分ゼロが目前」であればまさに驚きではあります

報道関係者の勉強不足により衝撃的なタイトルが付けられ 疑問を持つこともしないままに取材したものが どのような啓発効果を狙い 社会的影響を与えるのかについて配慮されているのか問いたい

昨日(12/3)ある報道関係者から「多頭数飼育」について知識や情報を得たい旨のご連絡を頂きました

私からは熊本市についての意見を問いかけました

その報道関係者は「すばらしいと感じた」とのご返事でした

ならば 当ブログをご覧頂き 尚取材したいとのご意向があれば応じますが 「ブログ内容に違和感があり失望されるようであれば取材はされなくてもいいですよ」「あなたのご判断に委ねます」とお伝えしました

そのお方は 「気付かないことに気付かせてもらえたので このような見方があることに関心がもてました」とのご感想でした

私も「ありがとうございます」とご返事いたしました

改めて 取材を申し込まれるとのことで当方も期待させていただいています

多くの国民が報道の信憑性について 疑問を抱いています

社会の各方面から 独自性のなさ 安直さ 専門知識のなさが問われていると感じています

そのような状況にあって 流行の波に乗ったと言うことなのか 熊本市礼賛 殺処分ゼロ!!

犬や猫の殺処分ゼロが目前 驚きの自治体・・・・なぜ

このような報道になるのは「なぜ」?

本題のNZEROについて

1)画面に市民であろう女性が1匹の子猫(生後3-4週令?)を救護して市動管Cへ届けに来られていた

松本獣医師の取られた指導??? 子猫についての対応は驚きでした

「元の親猫の傍に置いてやりなさい さすれば親猫が育てます」

究極の殺処分ゼロではあります

・遺棄の幇助?

・不妊手術の放棄?

・適正譲渡 飼育の崩壊? (近年は猫は屋内飼育を啓発することが基本である)

救護された個人としての市民の方の感情が抑えきれずに 止むを得ない対応としてひそかにもとの場所へと誘導されたのではなく 行政獣医師の意志をもって遺棄を進められた(元の場所へおくと言う言い変えで)ことは行政機関の職員として 獣医師であるないに関わらず非常識に等しい行為であると感じた

しかもこの人は獣医師です

法律第105号に遺棄を禁じて罰則が付けられているのは「なぜ?

この対応策が知識や経験のない一般国民の善意から出た行為と仮定しても 子猫が親元に帰れる環境であるのか その状況を確認し 親との対面が果たせたのかも確認をすべきであり ましてや市民を指導される立場のこの獣医師の行為は無責任の極みであり 「殺処分ゼロ」の妄想に取り付かれたあまりに理性的判断を失っておられると感じさせられる

このような矛盾に何の疑問も持つこともなく褒め称える報道をされるメディアの意識水準の低さが明らかになっていると感じる

子猫は一旦行政機関で引き取り 親猫の不妊手術に協力するのが最低限度の勤めであります

2)不適切多頭数飼育指導が単に生死にこだわるだけにとどまっている

画面を見る限りでは犬個体のQLOには一切触れていない

飼育状況の改善について指導をされている様子が伝わってこない

離れていた1頭は皮膚病のようすであつた

つなぐ場所も適切な環境とは見受けられない 不潔な場所である

市動管Cの保管レベルに準じて とりあえず係留する 狂犬病予防法にもと付く登録を働きかけただけである

その程度で良いと思われるのか 5R(5項目の自由)からは程遠い感である

3)個人繁殖家の 多頭数飼育指導について自力での譲渡を強調されていた

個人の努力で譲渡をさせるに際しては 譲渡対象待機犬の狂犬病予防法にもと付く義務を励行させ 譲渡先の確認と共に不妊手術の指導 実際に適正な飼養がされているのかを確認されることも大切である

全体に取材陣の知識不足が現れている 

汚職議員の取材に際して 「汚職」とは何かを知らずに取材されることはないと思うが この件に限らず動物関連については予備知識なく取材をされていると感じさせる内容となっていることが多い

報道の姿勢が世間に追随しているだけで 取材対象についての最小限の知識の取得と言う基本を蔑ろにされ 勉強されていない結果であると感じる

環境省にも意見を聞きたい 本当にこれがよいのか? 

このような姿勢を支持される議員が立法に携わられることでよいのか? 不安が募ります

取材者によるフィルム編集の結果であるのかもしれないが そうであれば取材を受けた側の意思表示が必要である

松崎所長が神戸で語られたことが本意であれば このような編集は間違っていると指摘をされ訂正報道を 申し入れるべきです

 

2009年12月 1日 (火)

熊本市動物愛護センター所長さんが「CCクロ」へ見学訪問

本日 熊本市動物愛護センター所長さんが「CCクロ」へ見学訪問においで下さりお会いする機会があり 直接に率直なお話をさせていただきました

その折にご了解を得ましたので以下のことをお伝えさせていただきます

     殺処分ゼロは解りやすい表現として用いているが 達成は困難であろうとは感じておられる

     ゼロではなく減数にならざるを得ないと承知されておられる

     ノーキルについて 現に熊本市に於も殺処分しなくてはならない動物には実施されておられるので 殺処分頭数ゼロではなく ノーキルが達成されることは現実的ではないことも承知をされておられる

     引取りの際に話をしっかりとするが止むを得ない場合には引取りをしておられる

     引取りをしなかった動物たちのフォローはできていないが必要であることはわかっているのでその方向に考えておられる

     譲渡前後の調査はできていないが 今後は実施の方向を検討されておられる

     保管状況についても個室保管の必要性を承知をされておられ予算獲得に努力中であるが平成24年度を目途にしているが厳しい状況ではあるとのこと 本日の『CCクロ』での見学により参考とされたことがおありだったとのこと

     報道の不正確さにより ノーキルや 殺処分と引取り頭数ゼロが過大に取り上げられていると感じておられる


S,Maからの感想 意見

次なる訪問地へ急がれるために 短時間の立ち話であり十分な話し合いにはいたりませんでしたが とにかく直接話し合えたことはよかったと思います

報道の不正確さは私自信もしばしば経験しているので お話はわからなくはないが 度重なる取材の度に誤報であるなら それを是正されなかったことは 他に与えた情報としては結果的に誤報を容認されたような印象を与えていることはよくないと感じています

行政機関としての 市民に対する 飼育管理の啓発としてのモデルケースとして この程度に飼育管理をすればよいと言う口実を与える状況を改善されないことはよくないと進言いたしました

CCクロ』に於も保管管理の質を落とせば譲渡頭数としての実績が上がることは承知していますが

動物の立場になればストレスをかけた状況におくことになり 性格のゆがみや疾病の誘発を招くことになり それらを考慮しネグレクトは避けなければならず 市民に対しても見て学んでいただくためにも保管状況の質については大切な要素であると申し上げました

また 『CCクロ』に於も過去に無差別譲渡をした中で 失敗例を経験し 飼主様にも犬にも大きな負担をかけていることがその後の調査で判明し 現状の譲渡基準ができたことも話しました

秋田犬の咬傷事故について 譲渡時に飼育経験の有無は確かめられたが 以前の犬についての飼育状況の精査(飼育管理の状況確認 狂犬病予防法違反はないか等)はされていなかったとのことでした

長い紐でつながれた状況で足に絡んで動けないところを解きほぐそうとされた時に咬傷事故が起こったとのご説明でした

その犬のその後をお聞きするまもなく 先を急がれましたので聞き漏らしていますが改めてうかがうつもりです

他に学ぼうとされることは立派だと思いますのでその点では好印象を持ちましたが 不適切多頭数飼育の現状維持に拘りがあり 改善には消極的かなと感じました

ノーキルにこだわる職員さんがおられるのかも知れず その点のお話を伺う時間はありませんでしたのでこちらからもご当地を訪問をさせていただきたいと申し上げました

快く応じていただきましたので実現に向けて計画をしたいと思います

かなりぶしつけな質問にも穏やかにお答えいただきありがとうございました

ここでも率直な意見交換の大切さを改めて感じました S,Ma 09/12/1  214

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