「あしき沈黙」
「あしき沈黙」2009/08/12
当ブログを訪れてくださることに感謝の気持ちでいっぱいでございます
多くのリピーターの方々とともに 既存の価値観の良くない部分を議論し 何かを変革できるのではないかと期待しつつもなかなかご意見を頂くところまでには至りません
ブログ管理者の考え方に 何かが不足ないしは 主張が強すぎるのかも知れませんね
少数ながらご意見ご投稿をしてくださる方には深く御礼を申し上げます
64年前の悪夢の日々を思い返す時期となりました
私が4歳のときに父は応召ではなく自発的に戦地へ赴きました
タガログ語ができるということで通訳が務まると思い いわゆる「お役に立つ」その思いが家族を置いて『出征』し 現地召集の後にジャングルで餓死したであろうとの政府からの報告があり ooooの霊と書かれた木札が骨箱に収められて届きました
当時の合言葉のような「お国のために」が家族を守ることだと信じていたのであろうと 遺族としては美化していますが 危険な戦地に出かけたのは「家族を捨てていったも同然」と父の長兄は戦後に申しました
その父が生前に社会奉仕ができることを願っていたと伝え聞きますと 父のDNAを託されたのかナーと感じています
8/9日-12日4日間 NHK戦時下体制の検証番組として海軍の問題から開戦
戦後の戦犯裁判対策に至る経緯を「海軍反省会-400時間の証言」(22:00-23:00)として報道されています
10日は「あしき沈黙」というタイトルでした
みなさまはご覧になられましたでしょうか?
言うべき時に言うべきことを言わずに 時流に押し流されたことや信念の喪失に起因して発言をしなかった結果が 開戦へと突き進み 末は人間個人を兵器に仕立てる「回転」等の非人間的な発想を止められず 彼の大戦を悲惨な結末に導いたとされていました
今 私は動物の繁殖と譲渡 販売 安楽死処置 行政機関をめぐる社会状況と 既存のそれぞれの関連組織に対しても「あしき沈黙」が潜んでいるように思うのです
組織維持のためには自己反省や改革よりも如何に組織の存続をさせるかに多くの力が注がれ 「あしき沈黙」が蔓延するのが通常だと感じます
斯く言う私も組織の中で活動をして今日に至りましたが 組織の中では異端者であったのだと思っています
「あしき沈黙」ができずに「よくないことをよくない」といい続けたために
穏健な人々の多い組織としてはお困りのことも多かったのだと感じていますが
そのような会員であるS,Maを皆さんは寛大に泳がせてくださってもいました
しかし 組織の成り立ち歴史が時代とともに忘れられ 価値観が変わり 現状しか見ていない人々には「よくないことをよくない」ということに違和感があるのもいたし方のないことかもしれません
筆頭にも申しましたが動物関連社会の何所にも「あしき沈黙」はどっかりと根を下ろし「よくないことをよくない」と言う事に「過激」であるとの評価をもたれるようになり ますます「よくないことをよくない」と言い辛い社会を作っているのではないでしょうか
熊本市の譲渡対応について「よくないことをよくない」と理性的に理論的に 何処かでもっと声が上がって欲しいと思いますが 影の声は聞こえますが表の声としては「あしき沈黙」となっているように思います
勇気を持って「よくないことをよくない」と発言されているHPがあります
日本レスキューの行政機関災害時協力契約に関する件や 特定団体の糾弾に ついて理論的に意見をのべて居られることは敬意を持ちます
「よくないことをよくない」と言えば過激に感じられることも多々あるとは思いますが 反論は正当に言論で反論すればよいのですが インターネットが 盛んになるとともに「誹謗 中傷」は匿名で汚く 無責任にすることが罷り通り「誹謗 中傷」の真偽を問うことをしない丸呑み人間が増えています
私の実名をハンドルネームにして誹謗 中傷に躍起になっている書き込みを偶然見つけたときには驚きとともに時限の低いお遊びに夢中になる人がいることを改めて知りました
糾弾にも値しないので放置しています
多くのことは真実を知りたいと思えば いつでも検索できる環境にありますから 知ろうとしないことは 初めから対立思想に対する嫌悪だと思っています
このようでは戦時の思想誘導にも抵抗なく踊らされるのであろうと心配します
一見美しく見させることが詐欺の手口であるように ソフトなことには用心が薄れるのが常かもしれません
組織の維持のために一個人を葬り去ることがあってはならないとNHK番組の担当者が言っておられましたが それは分かっていても止められないのかもしれません
「あしき沈黙」をなくすことは 日本改革に現状でもっとも必要なことだと実感いたします
選挙の後がどのように変革されるか 国民一人々の自己責任での選択とともに
政治家の自己責任と政党の組織責任にも期待と不安がいっぱいです S,Ma
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海軍”反省会”シリーズ、私も毎回見ています。今の時代の”異常な愛護”に引き付けて、いろいろ考えるところがあるのですが、またにします。
心筋肥大症のオッタンがFeLVで食べず呑まずの状態になりまして、点滴に通っていますが、一時しのぎで余り効果が見られません。お盆休み越せるかどうか、もう1匹状態の良くない猫を抱えていますし、・・猫の病気が深刻になると駄目ですね、・・心がそっちにいってしまって。
お盆らしい心持に傾いている今日この頃です。生きていると哀しいことありますね。
お父様のご冥福お祈り致します。
投稿: 招き猫 | 2009年8月12日 (水) 18時21分
招き猫さん
ご投稿ありがとうございました
動物も高齢となると人の場合と大差なく気遣いとともに疲れますね
数え切れない高齢動物を見送りましたが 私の場合には悲しいというよりも安堵したと言う方が適切な表現だと思います
安らかに最後を迎えられますように祈ります
あなたもお体おたいせつにね
NHKスペシャル4夜連続と思ったのですが
今夜12日はなかったですね
間違っていたことをお詫びいたします S,Ma
投稿: | 2009年8月12日 (水) 23時09分