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2009年3月25日 (水)

ある地方自治体の公的な施設に対して苦情がありました

ある地方自治体の公的な施設に対して苦情がありました

犬の譲渡を希望された方が電話で問い合せをされ 施設に出向かれて職員から受けられた説明が不快な言葉であったとの内容でした

以下は苦情の内容です


l  土日はお休みである

講習を受けてから犬を探すこと(実際に犬を手に入れるのに1ケ月以上かかる)

講習会は月に1回であること(もちろん平日)

l  見学に来る場合は月~金曜に ただしX曜日は処分日なので二才イがするかもしれない

今見学に来て見つけたわんこは引き取れない、(講習を受けていないので)

l  今は子犬が少ないので集めなくてはいけないと思っていること

などの話を担当の方がお話されたそうです

頭の中ではわかっていることでも言葉に出して言われると一般の方(特に犬好きな)方にはちょっと刺激の強いお話だったようで…


同じ意味合いのことを説明する場合でも聞かされた人がどのような感情で受け止めたかを推察されることは大切なことです

時に厳しいことを話すことも必要であり 言うべき時と相手に対して摩擦回避をされるあまりに事なかれで終わることへのジレンマもしばしば感じてはいますが 行政機関で「普通」のことは民間では普通ではないこともよくあることです

知識の取得を怠り『動物の保護及び管理に関する法律』以前の感覚で 改正された『動物の愛護及び管理に関する法律』の精神を無視ないしは理解をされていない管理職がおられることも散見し 改革を阻むこととして矛盾を感じます

行政機関に「主幹」という役職があります

「主閑」と間違えてはおられないかと感じることも時にはあります

自らを磨き 意欲があり知識もおありの有能な方を評価されて 適材適所の人材の登用をされなければ もったいないことだと感じます

愛護団体にも主たる活動家たちが勉強を怠った結果 低水準の不適切多頭数飼育礼賛の犬猫おじさんやおばさんに同化されたと感じることがあります

日々の救護活動に多忙であるために シェルターワークに関する知識を得ようとしないこと 「譲渡基準があるから審査に落ちる犬が殺処分される羽目になる そんな基準があることがおかしいのだ」 と言う言葉が活動暦を自負もされ賞賛もされている活動家から発せられたとき もうこの人たちに勉強をされることをお願いしても高齢者でもあり遅すぎたと感じ諦めたこともありました

不適切飼育の動物救護活動を減らすためには 活動に携わる人々が最先端の知識を取得することから始まらなければ 永遠に感情におぼれた不適切譲渡に徹して疑問を持たなくなります

その結果は新たな飼い主さまと 動物と周辺社会 そして動物福祉に対する意識の向上悪影響を及ぼすと言う被害が及びます

当に悪循環です

私は葛藤に悩むよりも 次代の担い手となる若い人に賭けることに労力を使うことにしました


ボランティアさんたちも「可哀想」だけの感情の方々は 「殺処分反対」の一言で不適切譲渡に賛同されることが多く【一匹でも多く適性譲渡で救うこと】の意味を理解しようとされません したくないのも本音かもしれません


官民そろって 全国的に「可哀想」が主流の譲渡が実施されている傾向が強いので 譲渡の審査を厳正に理性的にすると 批判をされることになります


ある地方での無差別に譲渡されていた犬たちを追跡調査したことがありましたが 飼い主も犬も哀れと言う実態がありました
善意はあっても問題行動に悩まれる飼い主 世話をしきれないネグレクト状況におかれる犬たち
譲渡に携わる者の判断の誤りが結果として現れているものと感じました


殆どの民間譲渡ではいかに良い譲渡であったかという自画自賛的な公表をされていますが 利害に影響する不都合な実態は公開されません

使役犬でさえも咬傷事故を起こした例があったと聞いています

民間譲渡であれば寛容に譲歩されることもありますが 行政機関からの譲渡ではそう甘くは受け止められないと思います

行政機関からの譲渡犬が大きな咬傷事故を起せば責任は重大だと思います

ある地方自治体が譲渡頭数において礼賛されていますが実態はどうかと疑問符が付きます

救命譲渡と殺処分についての判断は 獣医師に女性が増えたことも多少の影響があるようにも感じます
例外として 行政獣医師として自らの努力で 更なる能力を磨かれた方もおられますが 感情的に情緒支配をされる方が少なくないのも実情でしょう

税金の適正使用にも抵触するような 不適切な施設運用には国民としては不満です

譲渡頭数の実績ではなく 動物福祉の基本理念 国民啓発への基礎知識の有無が問題です


それが 無給奉仕職員であっても施設が公的なもの(全くの個人的資産での施設以外は)であれば 糾弾に値すると思います
公的と言う意味は募金に頼ることも含まれます 

税金と言う形とは違いますが元からの個人資産では無い 善意の個人から得られた資産だからです


私はボランティアとして活動をしてきましたが 仕事に対する義務と責任は有償か無償かは問題ではないと思っていました
ましてや 行政機関や団体での高額所得者であれば言外です

行政機関であれば所得に応じた 誇れる仕事をしてくださるか 団体であれば募金者に感謝を表せる透明な募金運用の公表と 適正な給与支給であっていただきたいと願って止みません

無論高所得が適正であると認められるお働きがあれば 納税者でも募金協力者でも納得はできると思います


悪口雑言に聞こえるとは思いますが本音です  すみません S,Ma

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コメント

 以前、「猫を貰って下さい」の新聞広告
に応募して来られた夫婦をお断りしたところ、その次の週も広告を掲載したため、電話で怒鳴り込まれました。のっけから「あほう、あほう、おい、あほう、○○新聞社に言ったる」という感じでした。
 適正譲渡の必要性や意味を、どうして適正譲渡制度が確立されてきたかも含め、理解を求める努力が必要な時がありますね。話しても無駄な場合もありますが。

 ところで、アークがアークエンジェルズ相手に起こしていた「不正競争行為差止等請求事件」、全面勝訴の形です。名称差止め請求訴訟というふうに呼称されてきましたが、正式には「不正競争行為差止等請求事件」というそうで、初めて知りました。不正競争行為という方が、分かり易いですね。不正競争行為に当たるんだ、アークエンジェルズの一連の行為が抵触する法律があるんだという事が、素人にも理解出来まうすから。

 公的な動物引取り施設運用も、モラルの問題として捉えるより、ガイドラインの確立に向けた取組みが必要と思います。インフラ整備です。
 私の県では、譲渡要綱違反が起きました。要綱は間接譲渡の失敗に基づき策定されたものですが、西部の保健所で「善意」「信頼関係でいこう」式の無造作な間接譲渡が繰り返されてしまいました。
 指摘を受けて、現在は中止されていますが、県は県としてどういうスタンスをとるかを再検討しています。 

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