『フツーの仕事がしたい』観賞感想です
『フツーの仕事がしたい』観賞感想です
2/14土曜日12:30 神戸アートビレッジセンターで 映像グループ ローポジションhttp://lowposi.jugem.jp/?eid=50#comments の監督 土屋とかち氏の上映前挨拶から始まり70分間の実のあるレポートを見せていただきました
『フツーの仕事がしたい』
ドキュメントの主であるふつうのやや気弱そうな人風なトラック運転手の方が 最悪な労働状況に気付き それを変えようとされる努力 粘り強さ ふつうの人的な中にたたまれていた屈しない強さに感心いたしました
義務を怠り 私利私欲的な権利の追求に明け暮れていた旧国鉄の労組をはじめとするOO労組に悪印象を植え付けられていた私には このドキュメントで主のトラック運転手の方の支援をされていた「連帯」の個人支援労組の地道なご活動にもまた感心いたしました
日本もこのように全うな人々に支えられているところがあると言うことが救いでした
最悪の状況に浸っていても 諦めと 悪環境もそんなものかと悟るが如き毎日に慣らされると それが普通になることの怖さを感じます
動物の問題にもそのまま当てはまることです
劣悪非常な多くの行政での動物の保管管理や 「動物愛護」と名乗る低次元な団体個人の活動家
自らの仕事に疑問を持つと改革の義務を背負うことへの回避かと察します
気が付いても脅迫に耐えられなかったり 毎日の稼ぎに追われると悪環境にも耐えてしまい 変革をしようとする時間にも気力にも余裕がなく 「しかたない」と居直ることで毎日が過ぎてゆくのだと思います 本当は「しかた」はある 努力すれば「しかた」は生まれます
手前味噌のようですが『CCクロ』はそれを実践しています
「普通」の仕事経験に乏しい政治 行政 治安 法曹界の方々には理解を求めることが無理なのかと感じます
しかし この方々に握られている「権利」は絶大で 「義務」を追求されるにもこの方々に好都合な「義務」がこのかたがたにより規定されると言う矛盾に打ちひしがれます
政治にも一流と称される企業にも「善悪」の判断が希薄になり 少しくらいは政治家は汚いものさ と 国民も今やそれが「普通」に思うことに慣らされているように感じるのです
投獄中の国会議員に議員報酬が支払われることを改善できないのもその一例では無いでしょうか
どのような汚職でも「権利」は確保して放されない 選挙権も被選挙権も剥奪されることが少ない政治家と同様に 自らの利益のためにはどのような手段を行使しても従属させようとする
国民の納税した「金」を私利私欲に使い果たすことに自制できない高級官僚や一部とはいえそのような行為に歯止めを利かせられない公務員が存在していることも無念です
この
『フツーの仕事がしたい』
の他方の主として登場される経営者と似ているところがあるように思います
企業モラルが問われながらも改善にはおぼつかない一流と評価される企業家と共に 政治 行政 法制の矛盾と怠慢に愕然とさせられます
『フツーの仕事がしたい』の監督ご自身も その「フツー」に問いかけをしておられるのだと思います
今の日本の「普通」が「普通」として放置してよいのか いかに「普通」では無いことが「普通」とされ それに気付かされなくなってきているのかを物語っていました
全国各地をめぐり 上映され 話題にも上りつつも 劣悪な労働環境が政治として本気で改革される希望が持てるのか???????
皆さんにもこの映画をご覧くださることをお願いいたします
神戸では2/14土曜日から20/金曜日上映です
神戸アートビレッジセンター 上映スケジュール
http://kavc.or.jp/cinema/
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