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2008年1月17日 (木)

2008/1/17 忘れ得ぬ日に思う

2008/1/17 忘れ得ぬ日に思う

あの日から13年 犠牲になられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします

そして 動物に携わる私は やはり犠牲になった動物たちの冥福を祈らずにはいられません

おびえたまなざしの動物たちが愛おしく 何とかしなければならないと思い できる限りの力を注ぎました

当時暮らしていた我が家の地域は神戸市の郊外に当たる農村で 比較的損害が軽微であはありましたが 食器が散乱し ロックをしていたが全ての窓が開いていました

犬たちは無事でしたが 開いた窓から猫が脱走していました

神戸市獣医師会の会長代理(震災直後の当時)だった旗谷先生に電話で相談をして 被災動物救援の方策の検討に入りました

兵庫県県庁の建物もひびが入り 会議ができる部屋もなく扉が 開いたままのロビーで震えながら第一回の話し合いをしましたが 神戸市は対人対策でとても人員は割けないとの事であり兵庫県の指導監督の下に民間法人3団体(兵庫県獣医師会 神戸市獣医師会 日本動物福祉協会阪神支部)が主体の組織{兵庫県南部地震動物救援本部}を立ち上げました

資金も資材もなく 途方にくれるような出だしでありました

私は 当時個人でミニシェルターを運営していましたので 手持ちのケージを全て持参し 獣医の先生方も資材と労力を出し惜しみされることなくご尽力くださったものです

団体としても私個人としても 救護活動の経験は十分であり なすべきことは分かっていましたから その点では何とかなると思いました

官民協働の全国初の組織として 何もかもが会議で決められ 数時間に及ぶこともありました 

会議に集まるにも 救護活動に出るにも道路は瓦礫に埋まり どの道路も渋滞で 日常30分で走れる距離も3時間を要することも普通であり 目標のない道路で通行できる道を当てもなく走り 現在位置が分からなくなることもありました

ただ一度 犬を置いたまま非難をされたと言う通報を受けて 午前2-3時ごろに2号線を東に向かったのですが 人が独りだけ歩いている姿を見た外には 車もいない生涯経験をすることがないサイレント映画のセットの中にいるような体験をいたしました

誰もいない家の周囲は 道路が陥没し 水が沸いている 何時2次災害にあうかもしれない恐怖を感じながらも 残されていた3匹の犬たちを無事に連れて出たのですが 車を動かすにも細心の注意を払い 助けを求めることもできない状況でした 後で思うと無謀であったとも感じましたがそのときには度胸が座っていたのでなるようになると思っていました

世界からのご支援を頂き 全国からのボランティアさんたちに支えられて被災した1556匹の犬猫たちを保護し 飼い主にお返しした動物や 新たな幸に恵まれて譲渡されたこの官民協働活動は「ボランティア元年」とも言われ 約1年半の活動は貴重な動物福祉のための礎となり その後の災害緊急救護活動に「緊急災害時動物救援本部」(法人5団体)として立ち上げられ つなげられています

苦楽を共に活動をした忘れられない人々 彼らも今は立派な大人として社会で活躍しておられ 折に触れて再会をすることがありますが懐かしさで胸が熱くなります

当時活動の終わりの頃に成人となられた東京の青年が その後毎年欠かさずに花束を届けてくださいます 今年も心の篭った「忠ちゃんの花束」が届きました

神戸市動物管理センターの動物慰霊碑にお供えしています

御協力頂いた全ての方々に感謝をこめて御礼を申し上げます

震災で培った動物福祉の精神は 今 「神戸市動物管理センター譲渡事業支援ボランティアグループ(社)日本動物福祉協会CCクロ」として受け継がれています

これも 全国初の平時での官民協働であり 一匹でも多く適性譲渡で救うために 365日民間人が行政機関で保管されている譲渡対象待機犬の世話をしています 

感謝の気持ちでいっぱいであります

「災害に備える」 当ブログに掲載していますのでご覧ください

当時の「兵庫県南部地震動物救援本部」は活動初期に資金難のために困惑した経験から、可能な限り節約をして、寄付金の2億6千万円の内8千万円を残金とし次回の緊急救護活動への備えとして「緊急災害時動物救援本部」に寄贈し管理を託した。

「緊急災害時動物救援本部」2007年末現在構成団 

(財)日本動物愛護協会  (社)日本動物福祉協会  (社)日本愛玩動物協会  (社)日本動物保護管理協会(社)日本獣医師会 

活動内容

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被災動物の救護等のための人材派遣・物資提供・資金供与 

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救護活動を円滑に実施するため、政府・都道府県等の関係行政機関との連携 

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緊急災害発生時の効率的な救護活動のための予防措置 

これまでの活動の一部

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阪神・淡路大震災:動物救援東京本部構築 

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有珠山噴火災害:人材・物資・資金の援助 

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三宅島噴火災害:三宅島噴火災害動物救援センターでの動物たちの飼育管理 

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新潟県中越大震災:現地救援本部が設立されるまでの、仮本部設置 

緊急災害時動物救援本部に関する問い合せ先

· 事務局:財団法人 日本動物愛護協会

· 電話:03-3409-1822

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