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2007年4月11日 (水)

動物福祉と愛護言葉のもたらす印象と意味

1,.動物福祉と動物愛護  

 言葉のもたらす印象と意味

愛護 kind treatment protection
愛護する treat an animal kindly be kind to
動物愛護の精神 kindness to animals.

Kind 1〈人・行為・考えなど〉 親切な, 優しい, 思いやりのある

福祉 welfare well-being
国民の福祉を増進する 《形式》 promote the welfare of the people.

        福祉, 福利; 幸福, 繁栄

        福祉事業.

Ⅲ《米国》 生活保護 (《英国》 social security).on welfare《米国》 生活保護を受けて.

福祉が基本にあっての愛護と解釈できるのではないか

即ち「福祉」なくしては「愛護」も起こりにくいのではないか

動物福祉という言葉は一般的には馴染んでいないように思うが 全てを愛護で表現するには不足する部分も多く福祉の思想を根付かせる努力が必要ではないか

動物の飼育管理環境をよりよいものにするためには動物福祉の思想にもと付く設備と環境があり 

精神面での愛護が伴うことで全体としての動物福祉が完成すると考えられる

2.動物の愛護及び管理に関する法律で指導しにくい部分

人が意識的に行う虐待は病的なものと言えるであろう 故に単に指導のみでは解決し得ないであろうと考えられる

関係する医療 社会 の専門家の知識が必要であろう

飼い主等の無意識の虐待は日常に起こっていることであり

当事者が知識不足であったり 物理的に必要なもの(犬舎等)が欠如か不足していたりすれば起こりうる

各人の認識の差異で虐待とも 現状で容認できるとも判断しがたい部分も生ずることが 虐待と言い切れることの難しさになってくる

設備や環境として 必ず備えるべき基準を設定し それに照らして指導ができることが望ましい

 業者・施設 

設備の一頭あたりの空間と世話をする人手の確保 環境等の規定を設ける 

個人 (屋内飼育を基本に)

  屋外であれば飼育場所と環境あらゆる意味での力にかなう事柄の規定等 業者 個人共に設備等の

基準強化で 多頭数飼育等の不適切飼育もかなり抑制できると考えられる

3.無登録犬に対して狂犬病予防法は何故適用しにくいのか

  現状 一般に推定されている登録頭数は全飼養頭数の約40%60%と考えられている

   飼い主の2人に1人が無登録であれば行政指導も追いつかないし  不公平感も生ずるであろう

   現行の登録制度は狂犬病予防の危険性から行政管理の都合で実施されたものであり 登録頭数が

少ないことは飼い主と犬に対する利益は少ないことが一因となっていると推定できる

 

登録は動物福祉の考えで  固体識別目的にマイクロチップ等の導入により 義務として制定されることが望ましい

4.日常の飼育管理における悪意の観念が薄い虐待について

この対応はもっとも困難であり過干渉に陥る危惧もある

◎知識がない

 日常常識程度の動物飼育の知識も乏しいこともある

  飼育動物に問題行動があるが対応方法の知識がない

◎住宅 経済的事情が良くない 

◎心身ともに余裕がない 忙しい 病弱 高齢者

  飼い主の固有の事情により心ならずも虐待となっている例は少なくない

◎多頭数飼育における福祉思想の誤認識             

生死に重点を置いた考え方で 動物愛護としての活動をしている人々の多くにも見受けられる

 多頭数飼育は虐待飼育に陥りやすい

 対応相談の窓口も知られていないし 正しい指導 応答ができる担当者の配置も少ないのが通例と

なっている

安楽死処置を否定する考えの人に多頭数飼育者が多く 息をしていることに価値があるのかと見られ

るほどの虐待飼育例は珍しくない

行政機関が窓口として動物愛護推進員の活用なり 獣医師会の協力を要請する等の対応が必要

行政職員も積極的に知識の更新を図り 適正な指導をお願いしたい   

昨今は著しく動物行動学等が進歩し 誰であっても最新の知識を得られる機会も多くなっている

特に行政機関職員は義務としても知識取得には  努力して頂きたい

動物虐待
心身に苦痛を与えること

積極的虐待  

          殺傷 直接暴力 抑圧や恐怖 苦痛を与えること

          苦痛を伴う輸送等

ネグレクト(Neglect)

        [1を〉無視する, 軽視する, 見過ごす

      2〈義務・仕事など を〉怠る,   おろそかにする, 顧みない] 

     日常の必要な世話をしない

人も動物も 地球に存在する生物は何時かは死を迎え 無生物も何時かは壊れます

幸せは自分で感じることです

自分自身が幸せを感じられない時は  周囲の人や動物にも幸せは感じて頂けないでしょう

幸せなときにも不幸だと感じとき 気が付かずに見逃してしまうかもしれません
あなたが幸せと感じたとき 周囲の人も動物も幸せのお裾分けにあずかるでしょう
「ありがとう」は幸せのキーワード

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